オンタリオ州ロンドン市の朝の豪雨は、突然のように去って行きました。 雨上がりの街をぶらぶら散歩しながら、ブランチにJohn Labatt Center前のJ.Dee'sさんにフラッとはいりました。
このお店は以前も一度紹介した事があるのですが、この日は雨上がりの直後ということもあって、いつものにぎわいは無く、閑散とした感じでした。 休日でもJohn Labatt Centerで何か催しがあると、真っ先に大混雑になる有名店です。
バーカウンターも、誰もいなくて、何かお店を独り占めしているみたい。
ビールは生。 すぐ近くで造っている、Labatt Blueです。 あまりにも大企業なので、地ビールというのもアレですけど、オンタリオ州ロンドン市にとっては地ビールみたいなもの。 ビールは新鮮なのがイイ! でも、こんな朝っぱらからビール?
コレ、この食堂に限らないのですが、ロンドン野郎の大好きなオニオン・グラタン・スープ。 どのレストランに行っても、これがあったら注文してしまいます。 山盛りチーズの下には、フランスパンがオニオンスープに浸かっています。 このスープを初めて食べたのは確か1986年。 これも初めての海外出張先のパリのオペラ座の前のレストランでした。 そこで出されたのは、こんなの比べ物にならないくらいの巨大さで、その上にメインも必死になって食べたものだから、胃袋が完全に爆発寸前だったのを覚えています。 これ一つで、芝居見物の前の腹ごしらえのメニューだったんですね。
そして、いつものチーズバーガーにフレンチ・フライ・ポテトの代わりにシザースサラダを付けてもらいました。 このお店のバーガーはバンズもパテもとってもユニーク。 なかなかイケますよ。 特にこんがり焼け目のついたバンズは最高です。
こういうのんびりブランチって本当に良かったなぁ~。 何故か日本ではそんな気分にはならないんですよね。 どーしてでしょう?
途中、トロント、シカゴ、オレンジ郡の各空港や機内でも、マスクをしている人は皆無だし、なんら警戒をしている様子も無かったので、特に不安感を覚えることはありませんでした。
とはいいながらも、ここまでくると本当にレベル6のパンデミックに至る可能性も大きくなるかとは思いますが、一番のカギは人から人への実際の感染のしやすさと致死率の高さの点でウィルスがどのように変異してゆくかということのようです。
ロンドン滞在中に、日本人のウィルス関係の研究をされているOさんから色々興味深いお話を伺う機会が偶然ありました。 本当にタイムリーだったのですが、Oさんによると、今回のインフルエンザは基本的にスペイン風邪と同じタイプのウィルスの亜種で、全世界がトリインフルエンザを警戒していた中で、ブタインフルエンザは全くの伏兵だったそうです。
ロンドン野郎は無事に日本に帰れるでしょうか。
帰ってきたロンドン。 かなり不思議な気分です。 今、外は大嵐ですよ。 突風に、雷ボカスカ。