声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

女系家族

2021-12-08 10:32:00 | 映画・ドラマ
山崎豊子原作のドラマ化は以前にも見た記憶があるが、

すぐに忘れてしまう私には、今回のニ夜連続放送は新鮮だった。

キャスティングも豪華で、
特に宮沢りえさんが光っていた。

目の表情だけで、あれほどの表現が出来る女優さんは滅多にいないように思う。

どうしても気になるのが時代設定だが、

やはり昭和の設定のせいか、
遺産の内訳に関しては若干違和感がある…


例えば、

長女が相続した「不動産」は今ではおそらく「負動産」のレベルだし、

「山」なんぞ、うっかり相続すれば管理するのに年間2千万もかかってしまう…

株券だって、いつタダの紙切れになるかわからない…

老舗の着物屋さんも、
今の時代、店売りだけではやって行けない…


そんな事を考えながら観るのは、

バブル後やリーマンショックを経験している世代だからだろうが、

何度もドラマ化された名作であっても、時代の流れには逆らえない…

見終わった後の違和感は、
おそらく時代にそぐわないという事だろうと思う。

女系存続がNGなんて、
特に最たるものだ。


主義や思考、行動まで昭和にならざるを得ないのは、やむを得ないが

価値観が変わってしまっている現代では、このストーリーを受け入れるのは、

なかなか難しいのではないか…

と、
物語に入り込めない私は思うのだ。


単に《強欲な人間模様を描いた作品》として観れば、
十分に満足できるドラマではあるが…


(ー ー;)










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オバサンの倍返し

2021-12-07 08:09:00 | Diary
「スーパーのレジで並んどったら、後ろの人から、いきなり『オバサン、なにボーッとしよるん』って言われたんよ!」

と妹は憤る…


「それでアタマに血がのぼって『どこのどなたか知りませんがアナタからオバサンと呼ばれる筋合いはございません!』と答えたんよ」


「…それで?」

と訊くと、

「ニタニタ笑とったから、また腹が立ってきて『オタクさまも見た目は十分にオジサンですから!』と吐き捨ててやった」


少し前に、広島の妹から聞いた話である。

その後、
妹のことを「オバサン」と呼んだ男は、すごすごと別のレジに移って行ったらしいが…

万が一、凶器でも持っていたらと思うと心配な話である。


長く介護施設で働いていた妹は、

利用者さんから「孫の嫁に」と言われた事もあるほど童顔で、

年下からも「◯◯ちゃん」と呼ばれていて
実年齢より20歳以上若く見えるせいか、

「オバサン」と呼ばれる事に抵抗があるらしい。

それだけに、見ず知らずのアカの他人から「オバサン」と呼ばれた事が許せなかったのだろう。

言い返す妹に、レジの周りにいた女性客のほとんどが味方したらしく、

男が他のレジに移った後で
「ほんま失礼な人じゃねぇ」と言って妹に話しかけたり、

「よう言い返しんさったねぇ」
と言って感心する人も居たらしい。

妹も後になって考えてみれば、

「ちょっと怖いんで当分あそこのスーパーに行くのはやめるわ」

と言うが、
妹の性格をよく知っている姉の私としては、

恨まれる事もあるから、くれぐれも用心するように…
と言って電話を切った。


実は私も、妹に負けず劣らず…やられたらやり返さないと気が済まない性格である。

しかし、
最近は落ち着いた?せいか、
揉め事は、なるべく避けた方がいいと思っている。


もし見ず知らずの男から、妹と同じような事を言われたら、どうするか?

昔なら私も妹と同じように言い返していただろう…が、

今なら、たぶん無視だ。完全無視。
聞こえても聞こえないフリをする。

その男が存在しないように振る舞うだろう…。
そして心の中で
(1、2、3、4、5、6…)と数える。

6秒数えれば、怒りはおさまる。

そうすれば揉め事を防げる。

そろそろ妹にもアンガーマネジメントを勧めようか…。

(ー ー;)








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男の料理「冷蔵庫の残り物編」

2021-12-05 17:51:00 | Diary
クックパッドを見ると失敗する確率80%の夫が、
思いつきで作った残り物食材を使った夕飯。

左上の皿のマッシュルームとパプリカと玉子サラダの下にはタラのソテーが隠れている。

シナモン入りの塩水に漬けたまま出てきた右端の青りんごは、「ぐんま名月」という新種だとのこと。

サワードレッシングをかけたハムサラダに丸ごと食べられるレモンを添え、

トマト、大豆チーズ、ほうれん草を混ぜて作ったイタリアン風の味付けをしたディップ?は、

バゲットとの相性が良く、
見かけよりもあっさりした味付け。


「こんなには食べられないかも」

と言いながらも、
完食してしまった。

(^◇^;)

ちなみに、
真ん中のキャベツのピクルスは失敗だそうで。

不味くはないが硬すぎた。


術後丸3年、

美味しく食べられるのは本当に幸せなことだ。


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冬のルーティン

2021-12-04 11:11:00 | Diary
12月の声を聞くと同時に、

夫がひとりでクリスマスのグッズを飾り始めた。

夫婦2人と1匹の家族では、
飾り甲斐もないだろうに…


先週、
1年前から耳鳴りと目眩で体調不良を訴え続けていた都内在住の息子から

「耳鳴りの原因がわかった」
と電話があった。

メニエール病だとは聞いていたが、
耳鳴りは「耳管開放症」の症状だといわれたらしい。

私も数年前に経験した事があったが
私の場合は数時間で元に戻った。

正直言って、
息子の場合、症状を聞くだけでは耳管開放症に当てはまるのかどうかは分からないが、

スピーカーから一晩中雨音を流さないと眠れないという状況は、かなり深刻だ。

とりあえず、漢方薬を3ヶ月飲んでみて
それでも改善しない場合は、点鼻薬を試すつもりだという。

厄介な症状だ。

ストレスが相当溜まっているという事だろう。

だいたい息子は私に似て自己肯定感が低い。

何でも悪い方に考えるクセがある…

この癖は未然に大失敗を防ぐための自己防衛策でもあるし、
生来の調子に乗りやすい単細胞的な性格を戒めるためには効果的だが、

時どき、夫のような楽天的な性格が羨ましくもある。


悩む息子に、酔っ払った夫は電話で
「GFを作れ!」とハッパをかけるが、

息子は軽く笑って受け流す。

そう言う問題ではないのだと言いたいらしい。

四六時中の耳鳴りのせいで、
思考がネガティブになっている息子のために、
自分たち親は結局のところ、話を聞く事しかできないのだが、

電話をしている時だけは耳鳴りを気にせずに済むらしい…

なので、
最近の息子との会話は長電話だ。

もう2年以上も会っていないが、
以前よりも距離は近くなっているように感じる。

皮肉なものだ。
(ー ー;)



行方不明だった仔猫の白雪ちゃんが帰ってきた。











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