声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

FTDをご存知ですか?

2015-11-28 20:09:11 | Diary
最近のニュースで頻繁に取り上げられている認知症患者の増加…、

私も何十年も前に祖母の症状を間近で見て以来、

実母、義父、そして今度は実父と現在進行形で、認知症患者と向き合っています。

その症状も、
当たり前のようですが、三者三様に異なります。

レビー小体型のアルツハイマーだと診断された実母、

そんな病名が世間一般には知られていなかった母方の祖母の時も、同じ症状でした。

私がまだ高校生だった頃のこと

ある夜、いきなり

「ほれ、アレを見てみんさい!天井から小さい傘が降りよる…」

と言ったかと思えば、
誰もいない廊下に向かって丁寧に

「ようこそ、お越しくださいました」

と言って三つ指ついて正座し、空間に向かって挨拶するのです。


実母の時は、早くに気付いて治療をしていたのですが、
最期まで合う薬がなく、現実と妄想の狭間を往き来していたようです。


義父の場合は、全く異なります。

在宅介護とデイサービスを利用した2年半、義母は、

「私の手を滅多に煩わせる事もなかった」
と言います。

暴言を吐く事もなく、おとなしく寝ている時間が長く
私や夫が行くと、いつも子供のような眼でジッと見ている…

糖尿病と脳梗塞に起因する脳血管性認知症…


そして、
今、対峙しているのが実父の認知症ですが、これが一番厄介なタイプです。

専門医から

「良い事、楽しい事は全て忘れ、怒りの感情のみが蓄積される」

前頭葉に障害が出てくる病気のようです。

「前頭側頭葉変性症」(FTD)

症例が少なく研究段階で、原因も治療法も不明との事…。

精神安定剤が処方されたようですが、実父は相変わらず飲もうとせず、

いつも“怒り”をぶつけてきます。

何に対しての怒りなのか、本人もわからないようです。

一口に認知症といっても、症状は様々なのです。

通常のアルツハイマー型の介護方法が
前頭側頭葉変性症の場合は適切でない場合があるとのこと…

わかりやすいページを見つけました。


http://www.kikuchi-nhp.jp/pdf/monowasure_gairai/monowasure_gairai201206.pdf


24日に診察してくれた専門医からは、入院を勧められていますが、

当然ながら本人は拒否…
判断が難しいところです。(~_~;)










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