声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

知識の塵

2024-08-22 09:31:00 | Diary
今朝は霧。

気温が下がるのはありがたい…






浅田次郎の《母の待つ里》を読み終えた。

ストーリーを追う癖のあるせっかちな自分にとって、
アタマを使わなければ理解できない浅田氏の文章は表現も巧みな上に知らない言葉も多く、

特に方言で綴られた箇所は一度読んだだけでは理解不能…

ところが不思議なことに、その方言の箇所は、声に出して読むとスンナリ理解できた…

音声を伴って初めて理解できる…
言葉とは本来そういうものなのかもしれない。

気になった言葉は、スマホのメモ帳に書き留めておく。

なので私のメモは時々容量オーバーになる…多分、アタマの中と一緒だ。

容量を遥かに超えた知識は、早々とこぼれ落ちる…

滑舌練習で
『地質学的、知識の塵』
と言うのがあるが、

私の場合は、まさに集める先から知識は塵となって散って行く。

ムダな努力かもしれないなぁ…。


先だってクイズ番組で有名アナウンサーが、
歴代総理大臣のフルネームを思い出せず悪戦苦闘している姿を見て、ちょっとだけ安心したものだが、

喉まで出かかっているのに、すんなり出てこない名前や言葉が私の場合も多すぎる…

昨日午前中の講座では

《語彙力を増やす》をテーマに、

AIに作らせたセリフのない4コマ漫画の4つの場面を適当に組み合わせてもらい、

浮かんだセリフを言葉にして、
そこからストーリーを作ってもらったが、
コレがけっこう面白かった。

同じ絵で同じ組み合わせであっても、
全く違うセリフや違うストーリーが作れるのだ。

想像力や発想力が豊かでも、
それらを言葉で表現できなければ伝わらない。

話力を磨くために、語彙力を増やすことは何より大事だと思う。


しかし、そうは思っていても
新しい言葉ほどなかなか覚えられないものだ。

たまに、
40、50代女性に大人気のジェーン・スーさんの本を手にとってみるが、

田舎暮らしの私にとっては内容がトレンディ過ぎるのか、感覚的についていけない。




これは10年前の本らしいから尚更だ。


で、
ちょっと欲張って、こんな本も借りてきた。




残念ながら入り口で挫折…

やはり欲張り過ぎだった。

(−_−;)








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