声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

グラントワ・カンタート

2018-10-02 11:25:53 | 音楽



飛行機の出発まで4時間、

レンタカーを時間延長し、
市内を巡りながら、時間をつぶすことにした。


駅前から市役所にかけて続く道沿いに

今は誰も住んでいない伯母の家がある。


その前で車を停めて
カーテンの閉まった2階の窓を見上げたとき、


なぜか、

「これからは、自分の好きな音楽をやりたい」

と言っていた高校の同級生の言葉を思い出した。


数年前、都内であった同窓会の席で、

「介護も終わり、子育ても一段落したので
ここらへんでUターンして、長いこと遠ざかっていた音楽を、もう一度やろうと思う」

と“卒婚”宣言したSさんは、

今、どうしているのか…


吹奏楽部だった彼女、

地元の吹奏楽団でバリバリ、いやブイブイ吹いているのかしら?



そこまで思い切ったことができない私だが、

以前は、帰省の目的の1つが高校合唱部OBコンサートだった。

3年に1度の頻度で開催されていたと思うが、

3回目以降は、ぱったり途絶えた。


毎年でなくていいから、
何か参加できそうなイベントはないのだろうか…


そう、思いながら、

同窓会コンサートが開催されていた地元の音楽拠点である文化施設に行ってみた。



平日で来館者は少なめだが、

休憩には、
ちょうど良い静けさだ。


回廊に差し込む陽射しもやわらかい。


ホールの入り口には、

ロープが張られ、催し物がない日だということは一目瞭然だが、

それなのに、
ミュージアムショップやギャラリーのスタッフが

ヒソヒソ、ソワソワしながら、10人くらいが集まって階段の方を観ている。


視線の先にいたのは、1組のカップルだった。

どうやら、結婚式の写真を前撮りに来たようだ。




石州瓦の茶色い壁や、それらをモチーフにデザインされたシックな建物が

新郎新婦の白い衣装を引き立てている。


ホンモノのカップルなのか

それともPRのためのデモンストレーションなのかは不明だけれど、


こういう使い方もあるワケだ。







ここに居ると、不思議なほど落ち着く。

明る過ぎないから、目に優しい…


人口5万弱の小さな街の文化施設だが、

演劇祭や音楽祭なども度々、開催されているようだ。


その1つに、

グラントワ・カンタートという合唱祭が2年前から開かれているらしい。


HPを見れば、

ここで結成されたグラントワ合唱団も紹介されている。

母校の大先輩でもある栗山文昭氏が顧問を務め、

指導者の欄には高校時代の恩師のY先生の名前がある。


Y先生の指揮で、また歌いたい…と思う。

そんな日がまた来るようにと願っている。




帰り際に、海が見たいという夫を案内して

空港近くの海岸に行くと、


海を見ながら、

夫が「老後は、ここで暮らすのもいいかも…」

とポツリ呟いた。


そんなチャンスは、来るのだろうか…。



5年ぶりの帰省は、

居心地が良過ぎたせいか、またもや里心がついてしまった。

切り替えに時間がかかりそうだ…。

(T . T)


しみずゆみ


グラントワ・カンタートの詳細は、
コチラのYouTubeでどうぞ!

募集は締め切ったようですが…。



「グラントワ・カンタート2019」参加団体募集

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