声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

あの世で資格試験

2016-05-25 20:23:26 | 映画・ドラマ


庭先の紫陽花に人差し指の先ほどの小さなカタツムリを見つけました。

間もなく梅雨ですね…。



新作のゴーストバスターズが、この夏に公開されるそうですが、


youtubeでの予告編の評判がイマイチ?なのだとか…。

先ほど、観ましたが

う…む、確かにあまり観たいという気がしませんでした。

単なるドタバタ劇という印象かなぁ…。

私は、どちらかといえば

『ゴースト~ニューヨークの幻』とか
『クリスマス・キャロル』とか
『キャスパー』とか…

ちょっぴり哀しい物語が好きです。

同じゴーストでも、
西洋のと比べると日本のは湿っぽい印象ですが


今、読んでいる阿刀田高さんの著書で

『死んだ人の割合からすると幽霊の数が少ないのは、
あの世で幽霊になるための難しい試験があるからではないか…』

という行がありまして、

それに、甚く共感を覚えるのであります。


なぜ、実母は幽霊になって出てくれないのか

それは、阿刀田高さんの言うところの資格がなかったのではないか…と。



幽霊になるための資格ですが

まず、現世に「念」を残しておかなければ、
なりません。


ペーパー試験が一次で二次試験は実技でしょう。


実技のプレゼンでは、

自分がいかに、現世に思いを残してきたかを
熱っぽく語る事が要求されます。

「怨念」でも「執念」でも「情念」でも

なるべく具体的に語る事が必要でしょう。



審査員は、きっと日本の場合は…

『四谷怪談のお岩さん』

『番町皿屋敷のお菊さん』

『牡丹灯籠のお露さん』

あたりの、古典派の有名どころでしょう。

彼女たちの「念」の強さは特別ですものね。



実技試験ですが、


まず、見た目の印象度

①「外見と表情」が大切です。

これは、お岩さんの瘤をつけて実演することになるでしょう。

哀しみを訴えるような、あの上目遣いの表情も採点のポイントになります。


そして

②「声と話し方」


お菊さんに至っては、

いちま~い、にま~い…さんま~い…と

皿の数を、恨めしそうに数える「表現力」を試す実演試験もあるかと思われます。

それと、

③「内容」ですが

お露さんのような殿方を惑わず、色っぽさなども必要とされるのかもしれません。


そろそろ、まとめますが

幽霊になるための試験にも、

第一印象が大切です。

①外見・表情 55%、
②声・話し方38%、
③内容7%

メラビアンの法則が基本なのは、現世と同じというわけですね。

ハードル高そうですが、私も来世に行った際には一度、オーディションに
挑戦してみたいと思っています。

では、私めが「女の情念」を歌ったオリジナル曲をどうぞ…

清水由美 👻


il mio amore




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エサ待ちダイアリー

2016-05-25 17:41:14 | Diary
最近、よく我が家に出入りしているネコです。

今朝も、

「オハヨー!」

と声かけると、しわがれごえで

「ギャオーン!」

と答えてくれました。


「撮るよ」

と言うと、ちゃんとポーズを取ってくれるんですね。



黒猫のレイさん…と呼んでいます。


こっちは、その親戚?のユキちゃん

エサ待ちポーズ





レイさんのエサ待ちポーズ



もらえるまで動きません。


以前、住んでいた町でも何故か我が家にはネコがよく遊びに来ましたが

その時に、ウッカリ撫でようとして手を引っ掻かれ痛い思いをした夫は、

以来、

迂闊に手を出さずに

適度な距離感を保ちながらも

うまくコミュニケーションを取ろうとしているようです。





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彫刻家のアトリエ

2016-05-25 06:53:21 | Diary
館林美術館の常設展は

「シロクマ」で有名な、フランソワ・ポンポンの作品などが展示されています。


間近でみる大理石のシロクマは

写真で見るよりもずっとズッシリした質感があり

何より滑らかです。

ブロンズで作られたフクロウなどもそうですが

ムダなものをいっさい省いたような、シンプルな作品です。


そのフランソワ・ポンポンのアトリエをイメージして作られた木立の中の別館を覗いてきました。




まるでフランスの田舎にいるみたいな佇まいです。




中は撮影禁止ですが、

当時のポンポンのアトリエを再現したのではなく、
あくまでイメージして作られたとの説明でした。

ロダンの助手などを務めていたというフランソワ・ポンポンですが、

彫刻家として独立したのはロダンの死後の事で

60歳を過ぎてからだそうです。

それまで、ずっと助手をしながら自分の作品創りへの構想を練っていたのでしょうか…

物が多く散乱しているという風でもなく
思いのほか整然としているアトリエ工房は

地味な人柄が偲ばれる…

そんな雰囲気でした。



別館のお手洗いの蛇口が気に入ったので、記念に写してきました。







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絵本・動物・地球展

2016-05-25 06:50:41 | Diary


昨日、仕事の合間に訪れた館林美術館で開催中の原画展は、

老化しつつある私の脳に「閃き」という

大いなる刺激を与えてくれました。



絵本を読むことも少なくなった今、

久々の原画の鑑賞は、


「なんて自由なんだ!」
「なんて大胆なの!」
「なんて緻密で細かいの!」
「なんて柔らかくて優しいの!」


…の、「なんて、なんて」の連発でした。



思えば、

過去の私は、子供に読み聞かせをする事に気を取られて

絵そのものを、じっくり考えながら観ることはありませんでした。

作家の皆さまに申し訳ない…。

憶えているのは「スイミー」の絵くらいかなぁ…。

息子たちが小さい頃は

毎日のように五味太郎さんや田島征三さんの絵本に親しんだつもりでいたのに

文章や内容は、なんとなく憶えているけれど


絵は?

アレ?確か…独特のタッチだったけれど…

思い出せないのです。(~_~;)



昨日は、8人の作家さんの作品を、

改めてじっくり鑑賞して参りました。


今回のテーマは動物の絵の原画が主でしたが、

あべ弘士さんのは、構図がとてもユニークで

紙からはみ出してどんどん広がる世界観に圧倒されました!


対照的に

墨で描かれた独特のタッチが印象的な菊池日出夫さんの絵は、

デフォルメされていながらも鳩の羽根、ウサギの毛の一本一本まで全て丁寧に描かれていて

(ここまで、描くの?)

と思わせるほど、隅々にまで手を抜かずにビッシリ描き込まれた作品です。

特に、背景の緻密さには、驚かされます。


( 性格なのかなぁ… う~ん、たぶん私とは真逆だわ)

と、唸りながら観ました。



8人の作家さんの原画と向き合ってみると

何で描かれているのか…

素材感が、そのままダイレクトに伝わってきます。

クレヨン、墨、マーカー、水彩絵具、色鉛筆などなど


油絵具は手に入らないけれど、コレなら私も持ってる、

という身近な画材が使われているので、

より、親しみが湧いてくるのです。


もちろん、私には作家さんのような才能はありませんが…

急に絵が描きたくなりました。


手作り絵本に挑戦しようかしら…。(^^;;



写真は、館内で唯一、撮影OKだった

ライブイベントで描かれた、きくちちきさんの作品です。





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