声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

躾か暴力か

2014-07-01 05:34:31 | Diary
実は昨日の夕方のこと、

16時すぎの、まださほど混雑していない京浜東北線の車内でショッキングな光景を観てしまいました。

小学4、5年生くらいの男児を連れた40代半ばくらいの父親らしい?男性が、

車内で度々、笑い声のような奇声を発する男児の、襟首をつかんだかと思うと、

突然、ものすごい力で男児を座席のシートから、車内の通路に引っ張り出して

何かを制止するように男児の手を掴みながら、
無言のまま睨みつけているのです。

男児は泣きそうな顔をして、何かを懇願するように父親を見ていましたが、

私を含め周り中の乗客は、その様子をただ呆然と眺めているしかなく…、

一体何が起こったのか理解できないままでした。

その直後、下車した親子は電車が出発するまで、しばらくホームに立っていたようでしたが…。

親子が降りた後の車内には重苦しい空気が残っていました。

男児が笑い声を発しながら、
その前に何をやっていたのかを見ていない私には、

なぜ父親らしい男性が大衆の面前で、そんな行動に出たのか全く理解できないのです。

男児に知的障害があったとしても
傍目から見てやりすぎではないか?と思えるほどの行動に、

周り中の乗客は恐怖を感じていたはずです。

現に私の目の前の20代の女性は両手で顔を覆っていました。

隣の年配の男性も強張った表情でその一部始終を凝視していました。

私も恐らく、突然の父親の行動を睨みつけるように見ていたはず…


でも、誰も声をかけられなかった…抑止できなかったのです。

あれは、父親の知的障害がある息子への躾けだったのでしょうか。

もし、叩くというような明らかな暴力行為があれば、必ず誰かが止めたと思うのです。

でも、物凄い力で引っ張って子供を立たせて手を掴んだ…
しかも罵倒するような言葉もなく無言のままで…。

それだけの事で、果たして暴力と言えるだろうか…と。

ましてや
それが今後、男児が1人で電車に乗って学校に通うための躾けだとしたら…。

いろいろな事を考えさせられる出来事でした。

もし、このような光景に遭遇した場合、

あなたなら、どうしますか?

清水由美 

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