昨日のニュースで、川端康成が帝大生時代に書いたラブレターが見つかった…
という話題が取り上げられていました。
ラブレターって、ああなんと懐かしい響きでしょう!
ビクター・ヤング作曲の
「Love Letters」は名曲ですが、
ラブレターも名文であれば、
著名な作家が亡くなった後で日の目を見ることもあるワケです。
そういえば私も少女の頃はラブレターを夜通し書いては消し、消しては書いたものです。
朝読むと、それはとんでもなく滑稽な文章で…恥ずかしくなって出すのをやめたことが何度あったか…。
今のようなメールのやり取りではありえませんね。
康成氏が亡くなった時の事は今でも覚えていますが、
少女だった私は、
「ノーベル賞貰った人が、なんで?」
と母に訊いたものです。
その時の母の言葉も忘れません。
「老いて行く自分に嫌気がさしたのかも…」
文豪の自死は、当時とても大きく取り上げられました。
その川端康成が若かりし頃、知り合った少女との手紙のやり取りは
とても純粋な言葉で綴られていたようです。
ニュースでは、それが
「伊豆の踊子」をはじめとする川端文学の原点になった、とも伝えていました。
驚いたのは、川端康成の手紙以上に当時十代半ばだった少女の手紙に綴られた言葉です。
文字は稚拙な印象でしたが、言葉がとにかく美しい…。
まるで、文学作品を読んでいるかのような美しい日本語で綴られていたのです。
感動しました。
折しも、7月のFMぐんま朗読講座のテーマは「伊豆の踊子」。
久しぶりに純文学の言葉の美しさを味わってみましょう…。
清水由美
という話題が取り上げられていました。
ラブレターって、ああなんと懐かしい響きでしょう!
ビクター・ヤング作曲の
「Love Letters」は名曲ですが、
ラブレターも名文であれば、
著名な作家が亡くなった後で日の目を見ることもあるワケです。
そういえば私も少女の頃はラブレターを夜通し書いては消し、消しては書いたものです。
朝読むと、それはとんでもなく滑稽な文章で…恥ずかしくなって出すのをやめたことが何度あったか…。
今のようなメールのやり取りではありえませんね。
康成氏が亡くなった時の事は今でも覚えていますが、
少女だった私は、
「ノーベル賞貰った人が、なんで?」
と母に訊いたものです。
その時の母の言葉も忘れません。
「老いて行く自分に嫌気がさしたのかも…」
文豪の自死は、当時とても大きく取り上げられました。
その川端康成が若かりし頃、知り合った少女との手紙のやり取りは
とても純粋な言葉で綴られていたようです。
ニュースでは、それが
「伊豆の踊子」をはじめとする川端文学の原点になった、とも伝えていました。
驚いたのは、川端康成の手紙以上に当時十代半ばだった少女の手紙に綴られた言葉です。
文字は稚拙な印象でしたが、言葉がとにかく美しい…。
まるで、文学作品を読んでいるかのような美しい日本語で綴られていたのです。
感動しました。
折しも、7月のFMぐんま朗読講座のテーマは「伊豆の踊子」。
久しぶりに純文学の言葉の美しさを味わってみましょう…。
清水由美