声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

アナウンサー試験

2013-01-18 23:05:47 | テレビレポーター、キャスターの仕事
H百貨店では「友の会」の入会手続きを担当していましたが、

丁度その頃、アナウンス教室では、
四国のローカル局のアナウンサーの募集が始まりました。

「受ける人は、手をあげて!」

と言われ、40人の受講生のうち
手をあげなかったのは、私だけでした。

私の夢はコンサートの司会者になる事でしたので、局アナになるつもりはない、と言うのがその理由でした。

手を挙げない私に教室長が

「なぜ、受けないの?」

と不思議そうに訊いてきましたが、
コンサート司会者が希望だと伝えると

「局アナの経験がある方が早道だよ」

と言われ、
一応受けてみることになったのですが

志願者には京大や阪大の学生もいて、
到底、私など太刀打ちできないという印象を持っていました。

試験には一般教養など記述試験の他に
原稿用紙二枚分くらいの作文があったように記憶してます。
確かテーマは、
「21世紀のエネルギーについて」
だったかと…。

当時から建設反対運動が起こっていた
原発についての自分の考えを書いたように思いますが、

多分ダメだろうと思っていたところ
何故か最終面接まで残り、

カメラテストを受けて帰ってきて一週間後に、
教室から合格したという電話がかかってきました。

全くと言っていい程、予想外の展開でした。

まだ二ヶ月しか住んでないアパートの賃貸契約はどうなるんだろう…。

アナウンサーなんて…こんな自分に
やっていけるんだろうか。

電話を切った後で漠然とした不安だけが残りました。


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