今回は退職後の再就職について、お話しします。
私の周りには同期を含めて、
男女ともに中途で退職して再就職した人の方が多く、
割合では、定年退職まで勤めた人の方が少ないのですが、
かつて所属していた音楽隊で世話になった上官から、この時期になると
年賀状で近況を知らせて来ます。
それをみると
再就職先は、一般職の隊員同様に様々です。
音楽隊員の場合、出世コースからは、やや外れているので ( 汗 )、
昔で言えば下士官に当たる陸曹クラスや准尉で定年を迎える人がほとんどで
定年時の年齢は53~55歳が一般的、
その中で、
警備会社への再就職は人気職種です。
クラリネットを吹いていたK一曹の
再就職先も大手警備会社でした。
現在、私が関わっているラジオ局に来ているガードマンさんも自衛官OBです。
見た目もガッチリしていて逞しい人ほど警備会社では重宝されるようです。
音楽隊バスを運転していたホルンのHさんは、大型特殊免許を持っていたのが
再就職の時、有利だったようで
スクールバスの運転手として再就職。
Hさんのように自衛官時代に取得した
資格が役立つ場合もあるようですが、
この資格も業務に本当に必要と認められた場合のみ取得が可能で、
全ての退職自衛官が資格を持っているわけではありません。
特に女性自衛官の場合は男性に比べて
定年後の再就職は厳しいようで、
既婚の場合は、定年を期に家庭に入る
WACも多いのが現状です。
教育隊時代の教官の中には、尉官で
定年退職した後、一般企業のコールセ
ンターに就職した人もいましたが、
聞くところによれば、
正社員ではなく、派遣社員としてだったようです。
幹部自衛官だったからと言って
優遇される訳ではないのが、民間企業への再就職です。
私が以前、講師として関わった企業の役員からも
「君が幹部自衛官のOBだったら、
絶対に仕事を依頼しなかったよ、幹部じゃぁ、末端の者の気持ちがわからないからね」
と言われた事がありますが、
この言葉は、幹部自衛官の再就職が如何に難しいかを物語っています。
( 注: ここでは陸将、陸将補などの将官クラスは除外しています)
自衛隊には就職援護センターという、退職者の再就職を斡旋してくれる専門
機関があります。
定年退職者の再就職率が、ほぼ100%なのも、援護センターの尽力によるもの
でしょうが、
今の時代ですから、正社員として良い
条件で就職できるケースばかりでは
ありません。
せっかく援護センターの斡旋で再就職できても、
「こんなハズではなかった」と、
続けられずに辞めてしまうOBがいるのは、本当に残念です。
これから退職を控えている現職自衛官
の皆さんには、在職中から民間企業の
現状をしっかり把握しておくことをお勧めします。
また、これは私個人の意見ですが
震災時に多くの自衛官達が、被災者を
背負ったり、救助している姿をみました。
その姿を見ながら、
力持ちの自衛官OBは男女ともに、
介護の分野で活躍できる「人財」に
なれる人が多いのではないかと、考えています。
退職後に資格を取っても、間に合いますし、現職のうちから時間をみて勉強するのもいいでしょう。
介護士をしている実妹から、介護施設では若手の離職率が高く、なかなか続けて貰えないと聞いて、
思いついた事です。
介護現場では、元自衛官のパワーが活かせます。
退職後の選択肢に是非、加えて貰いたいと思っています。
私の周りには同期を含めて、
男女ともに中途で退職して再就職した人の方が多く、
割合では、定年退職まで勤めた人の方が少ないのですが、
かつて所属していた音楽隊で世話になった上官から、この時期になると
年賀状で近況を知らせて来ます。
それをみると
再就職先は、一般職の隊員同様に様々です。
音楽隊員の場合、出世コースからは、やや外れているので ( 汗 )、
昔で言えば下士官に当たる陸曹クラスや准尉で定年を迎える人がほとんどで
定年時の年齢は53~55歳が一般的、
その中で、
警備会社への再就職は人気職種です。
クラリネットを吹いていたK一曹の
再就職先も大手警備会社でした。
現在、私が関わっているラジオ局に来ているガードマンさんも自衛官OBです。
見た目もガッチリしていて逞しい人ほど警備会社では重宝されるようです。
音楽隊バスを運転していたホルンのHさんは、大型特殊免許を持っていたのが
再就職の時、有利だったようで
スクールバスの運転手として再就職。
Hさんのように自衛官時代に取得した
資格が役立つ場合もあるようですが、
この資格も業務に本当に必要と認められた場合のみ取得が可能で、
全ての退職自衛官が資格を持っているわけではありません。
特に女性自衛官の場合は男性に比べて
定年後の再就職は厳しいようで、
既婚の場合は、定年を期に家庭に入る
WACも多いのが現状です。
教育隊時代の教官の中には、尉官で
定年退職した後、一般企業のコールセ
ンターに就職した人もいましたが、
聞くところによれば、
正社員ではなく、派遣社員としてだったようです。
幹部自衛官だったからと言って
優遇される訳ではないのが、民間企業への再就職です。
私が以前、講師として関わった企業の役員からも
「君が幹部自衛官のOBだったら、
絶対に仕事を依頼しなかったよ、幹部じゃぁ、末端の者の気持ちがわからないからね」
と言われた事がありますが、
この言葉は、幹部自衛官の再就職が如何に難しいかを物語っています。
( 注: ここでは陸将、陸将補などの将官クラスは除外しています)
自衛隊には就職援護センターという、退職者の再就職を斡旋してくれる専門
機関があります。
定年退職者の再就職率が、ほぼ100%なのも、援護センターの尽力によるもの
でしょうが、
今の時代ですから、正社員として良い
条件で就職できるケースばかりでは
ありません。
せっかく援護センターの斡旋で再就職できても、
「こんなハズではなかった」と、
続けられずに辞めてしまうOBがいるのは、本当に残念です。
これから退職を控えている現職自衛官
の皆さんには、在職中から民間企業の
現状をしっかり把握しておくことをお勧めします。
また、これは私個人の意見ですが
震災時に多くの自衛官達が、被災者を
背負ったり、救助している姿をみました。
その姿を見ながら、
力持ちの自衛官OBは男女ともに、
介護の分野で活躍できる「人財」に
なれる人が多いのではないかと、考えています。
退職後に資格を取っても、間に合いますし、現職のうちから時間をみて勉強するのもいいでしょう。
介護士をしている実妹から、介護施設では若手の離職率が高く、なかなか続けて貰えないと聞いて、
思いついた事です。
介護現場では、元自衛官のパワーが活かせます。
退職後の選択肢に是非、加えて貰いたいと思っています。