声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

缶メシbest 3

2013-01-10 21:39:21 | 自衛官時代の想い出
演習などの時の携行食として
缶メシと呼ばれる非常用食糧があるのをご存知でしょうか?

実は、これが今思えば如何にユニークな物だったかという事に
辞めてから気付きました。

何がユニークって、
一般のスーパーの食料品コーナーなどでは、なかなか
お目にかかれないシロモノなのです。

特に珍しいのが、タクアンの缶詰。
ぶつ切りにしただけのタクアンが5~6
個入っているだけのモノです。

同じくウィンナーの缶詰めも、ボイルして少しスープを加えた
長さ5cmくらいのソーセージが7~8本は入っていたでしょうか、

一番人気があったのが
御赤飯の缶詰…大きめの缶にギッシリと詰まった赤飯…
これだけでお茶碗3杯位の量がありそうなモノです。

以上の3種が頻繁に配られた缶メシの
Best 3 ですが、

味は…と言うと、見た目以上に美味しいと言っておきましょう。

特にタクアンは、けっこうイケます。

缶メシは、本来、外部の人に渡したりは出来ないのですが、
休暇中に、こっそり家族にお土産として持ち帰る事がありました。

一度、従姉妹に缶メシbest 3 のどれが気に入ったかを訊くと、

すぐに「タクアン」と言う答えが帰って来たくらいですから、
一般人が食べても、そこそこ美味しいようです。


因みに、自衛官の食事ですが一日幾らと決まっています。

ここ数年毎年のように、自衛隊駐屯地の中の幹部食堂で
昼食を頂く機会がありますが、

一食380円位だったと記憶しています。

その割には美味しくて、驚きますが

それもそのはず、

私が在籍した当時は隊員達が調理を担当していましたが、

今では外部業者に委託しているところが多いのですね。(^^;;




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嫌われもの

2013-01-10 20:04:05 | 自衛官時代の想い出
自衛官だった話をすると

「自衛隊ではモテたでしょ?」
と笑いながら訊く人がいます。

確かに、男女比で言えば圧倒的に
男性が多いワケですので、外から見れば、そんなイメージもあるでしょう。

でも、極端に男性の数が多いという事が、「嫌な部分」
を見てしまう機会を多くしていると
言うのも事実です。

管理隊で暮らす女性隊員の陸曹クラスに独身者が多いのも、頷けます。


私の所属していた音楽隊は吹奏楽ですから、
歌う時はマイクが必需品です。

ミキサーは、
バックの演奏と歌のバランスや音質を調整する大切な役割を担っています。

当時のミキサーは、
Tニ曹という30代半ばの
男性隊員が担当していましたが、

残念ながら私は、この隊員とは特に
相性が悪かったようです。


どこの世界でもそうですが、
最初に「生意気なヤツだ」と思われてしまうと、
徹底的に無視されるか、いじめられるか…というパターンが多いですね。

調整をお願いしようと、

「あのう、お願いがあるんですが…」
とTニ曹に話しかけても、

目をそらし、顔も見ないどころか、
何も応えずに、後ろにいる隊員の方
を振り向き、全く別の話を始めたり、

私が挨拶をしても、答えないのに
他の女性隊員には、
「Mちゃ~ん」と猫なで声で呼んで
親しそうに話しかけるのも、

何だか、とてもわざとらしく感じられる事もありました。

Tニ曹には、二年間、徹底的に無視され続けました。(~_~;)

直接、悪口を言われるのは、まだいいほうで、
無視する行為は陰湿なイジメだと私は受け取りました。

もちろん、親切な隊員達もいましたが
私には、T二曹と親しい隊員は全員が敵
に思えたものです。

30年経った今でも、
その事が心の奥にシコリとなって残っていて、
思い出すと辛くなります。 (-。-;


最近のNHK朝の連ドラ「純と愛」を見ていると、
主人公の純が勤務先で無視され続けているシーンがあります。


若い頃の私は、純と同じように
言いたいことをズバズバ言うところが
ありました。

気の合わない人からみれば、
身の程知らずの生意気で目障りな存在だと思われていたに違いありません。


しかもKYで、やたらと正義感が強いというのも主人公の純と一緒です。(~_~;)


そこが、Tニ曹にとって、
きっと、我慢できなかったんでしょうね…。

今になってみると、
嫌われた理由に納得できる部分もあるのですよね。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする