気まぐれ野帳(下関市在住おやじ土地家屋調査士の業務日誌)

山口県下関市在住のオヤジです。何気なく目にした測量の現場や日常の風景なんかの写真を気ままに綴っています。

差押登記と筆界確認

2012年07月18日 | 業務日誌
受託した土地の隣接地に国税債権の差押登記があります。所有者をそれとなく当たると普通に居られる。
さて、筆界(境界)の確認は、誰とすればよいか、ほうきん先生のご著書をまたまた図書館から借りてきて、
おさらいしたが、いまいち判断がつきません。



そこで、差押権利者の某税務署へ直接聴いてみました。
税務署職員曰く
「ご承知のように、差押の法的意味として処分行為は出来ないわけですが、お話の境界の確認手続きについては、
管理行為または事実の認定に当たると思われますので、所有者の方で確認されても差し支えないと思います。
また事実の認定ということから、当方が差し押さえている土地の面積が多少減少したとしても、確認行為に恣意的なところが無ければ不動産の価値を減少した事にはならないと考えられます。
但し微妙な問題なので、先生方で疑義が生じた場合は当方までご連絡ください。」
、、と模範解答を頂きました。

最近「トッカン」視ています。税務署職員は流石によく勉強してるな、、
人にあまり感謝されない職種立場にある人は理解を得るため努力しないといけないと思います。
その点では、ニュースで報じられているように、電力会社の職員を意見聴取の場から排除する方向はオヤジの個人的意見
としては、反対です。津波や最近の洪水の被害では多くの人命が失われてましたが、、確かに原発事故の直接被害では
死者はゼロです。何による被害なのか、何に対する憤りなのか、冷静な議論が必要と考えています。



てな少数意見を愚痴りながら、、田圃のあぜ道で脚を取られフラフラするオヤジであった。
下関市大字員光にて

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