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世界一の空港

2008-10-02 | Lesvos

レスボス島のニュースが日本まで
届くことはほとんどありません。ところが

「航空機がギリシャ上空で待ちぼうけ 原因は管制官の寝坊」
というヘッドラインが「世界の奇妙なニュース」に出ていたので
読んでみると、レスボスの空港での事件でした。

レスボスのミティリーニにある
空港は世界で数少ない詩人の名前を冠した空港です。
オディッセアス・エリティスはノーベル文学賞を受賞した詩人で 
両親が レスボス島の北部の村の出身なので、
彼の名前をつけたということです。

ただ 日本の旅行会社やおそらくアテネでも
オディッセアス・エリティス空港といっても 
通じないので ご用心下さい。

アテネからたった40分で着く
ミティリーニの空港も外見は
日本の地方にあるローカル空港とよく似ています。

違っていることは 空港の建物には
おそらく5つくらい大きな時計があるのに
それぞれ時間がみんなバラバラということ。

5つ全部が正しい時間をさしていたことは
私が知る限り一度もありません。
まあ・・・誰も大して気にしていませんから。

そういう土地ですから
このニュースは世界に配信され日本語になっていますが、
レスボスの人たちはきっと 驚いたり 怒ったりしていないでしょう。

さて この辺で名誉挽回!
世界の多くの国を旅し空港もたくさん知っていますが 
私はミティリーニの空港を世界一と思っています。

そしてもちろんそれには理由があります。

空港の前は 実に美しい海岸線!。
さあ、そこが他の空港と決定的に違うのです。


空港の目の前はこの写真のようなビーチなんです。
木がたくさん生えていて涼しい木陰を提供してくれています。
回りには家も工場などもないので エーゲ海の水は青く澄み切っています!


私がレスボス島にいたある夏のこと 姉夫婦が日本から来てくれました。 
空港に誰かを迎えに行く時 そして
それが夏だったら私は必ず水着を持って行きます。

良くおくれるフライトを待つのも、泳ぎながらだと得した気分です。
やはり少しおくれた姉を私は海の中で待っていました。

西の空に飛行機が見えてから 海から上がり 洋服を着て 
ターミナルへ行くのに2分しかかかりません。


浜辺にはおいしい魚料理をだす 有名なプサロ・タベルナもあります。
夕方になるとミティリーニの町から 
みんなこの辺りに家族連れ夕涼みやデートのドライブをしにやってきます

エーゲ海の海は 日本の海水のようにべたべたしていないので 
そのまま洋服を着ても気になりません。
髪の毛もごわごわになったりしません。

とこう書いているうちに ああ 今すぐ飛んで行きたくなってしまいました。



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