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報道写真家から(2)

中司達也のブログ 『 報道写真家から 』 の続編です

バブルマスター・グリーンスパン:資料編

2009年08月12日 11時38分49秒 | 中央銀行・バブル

●グリーンスパン批判
2007.09.03 かすむグリーンスパン神話 サブプライムあおったFRBへの甘え招いた
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&refer=jp_commentary&sid=a1ZEInxFORv0
2007.12.20 サブプライムの罠、ウォール街の「神様」の審判で世界の隅々に拡散
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=aDMq72ZIs3Yk&refer=commentary
2008.01   グリーンスパンはサブプライム・ローンの違法性を無視
http://www.jca.apc.org/~kitazawa/
2008.04.28 米金融危機はグリーンスパン前FRB議長とブッシュ政権の責任=スティグリッツ氏
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK814764620080428
2008.09.17 グリーンスパンの愚挙
http://www.newsweek.com/id/159346/page/1
2008.10.09 「金融危機を招いたFRBとグリーンスパンの重大な過失」
http://diamond.jp/series/analysis/10039/
2008.10.23 FRB前議長「証券化商品に過剰な需要」 金融危機の原因証言
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt242/20081023AS2M2303X23102008.html
2008.10.31 ウォール街の悪しき輸出品「簿外資産」-グリーンスパン氏は眠っていた
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=aDMq72ZIs3Yk&refer=commentary
2008.12.15 ジョージ・ソロス、金融危機について見解を語る
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1215&f=business_1215_028.shtml
2009.03.27 晩節汚す金融のマエストロ グリーンスパン前FRB議長
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200903270082a.nwc

●グリーンスパン弁明
2007.12.12 サブプライム問題は「起きるべくして起きた」=前FRB議長
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29327720071212
2007.09.13 グリーンスパン氏「サブプライム問題、重大さに気づかず」
http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt1/20070914AS2M1400J14092007.html
2007.09.17 サブプライム「リスク取る価値あった」、新著でグリーンスパン氏 
http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt1/20070917AS2M1403H17092007.html
2008.04.07 クレジット危機、責任はFRBでなく投資家に=グリーンスパン前議長
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31192720080407
2008.04.09 グリーンスパン前FRB議長「過去の決定に後悔ない」
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080409AT2M0804A09042008.html
2008.04.09 米経済は既にリセッション入り、過去の決定に後悔ない=前FRB議長
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31217620080408
2008.09.15 グリーンスパンFRB前議長、「米国は世紀に一度の金融危機」
http://www.afpbb.com/article/economy/2517945/3344126
2008.10.23 グリーンスパン前FRB議長:規制強化を呼び掛けへ-きょう議会証言
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aCIqFNUP3QFM
2008.10.24 FRB前議長、政策の過失認める
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/081024/23467.html
2008.10.24 グリーンスパン前FRB議長、米金融危機は「100年に1度の津波」
http://www.afpbb.com/article/economy/2531824/3460232
2009.06.04 金融システムの監督機関、将来の危機予測は困難=グリーンスパン前米FRB議長
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities4/idJPnTK847611920090604

●グリーンスパン金融緩和政策
2008.10.24 融資規制せず「過ち犯した」グリーンスパンFRB前議長
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/policy/189645/
2009.04.22 金融危機の「主犯」は誰か
http://newsweekjapan.jp/stories/business/2009/04/post-92.php
2009.04 グリーンスパンと大喧嘩した ポール・クルーグマン
http://www.globe-walkers.com/ohno/interview/krugman2.html
2008.10.24 「過ち犯した」グリーンスパン氏認める 「マエストロ」の面影なく
http://sankei.jp.msn.com/world/america/081024/amr0810241928005-n1.htm

●投資銀行
2008.09.24 強欲な銀行幹部たちのせいで階級闘争が――フィナンシャル・タイムズ
http://news.goo.ne.jp/article/ft/world/ft-20080927-01.html
2008.11.14 本当に強欲なウォール街が悪いのか? 金融危機を巡る3つの通説を疑え
http://diamond.jp/series/kishi/10015/

●格付会社
2008.05.19 サブプライムの“戦犯”ムーディーズとS&Pの重い責任
http://diamond.jp/series/closeup/05_24_001/2009.07.22
2009.07.22 格付け会社規制法案 米財務省
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20090722-OYT8T00755.htm2008.012.20
2008.012.20 サブプライムの罠、ウォール街の「神様」の審判で世界の隅々に拡散
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&refer=jp_commentary&sid=a1ZEInxFORv0

●アメリカFF金利推移
Historical Changes of the Target Federal Funds and Discount Rates(1971~)
http://www.newyorkfed.org/markets/statistics/dlyrates/fedrate.html

●グリーンスパン論文
“Gold and Economic Freedom” by Alan Greenspan
http://www.321gold.com/fed/greenspan/1966.html
http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/0451147952/maccpu

●参考図書
『グリーンスパンの正体』
ウィリアム・フレッケンシュタイン、フレデリック・シーハン著 エクスナレッジ刊
http://www.amazon.co.jp
(注:この著作の結論と、本論考の結論が一致しているわけではありません)

『円の支配者』
リチャード・A・ヴェルナー著 草思社刊
http://www.amazon.co.jp


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金融危機という百年に一度のペテン

2009年02月16日 14時24分51秒 | 中央銀行・バブル

 いま世界経済は「百年に一度の津波」に呑み込まれているらしい。
 アラン・グリースパン前FRB議長は昨年の9月、この金融危機を人知のおよばぬ自然災害にたとえ
た。見え透いたレトリックだが、案外効果は大きかった。

 しかしグリーンスパンは、この津波発言の4ヶ月前には、「金融危機の最悪期は終わった」と発言しているのだ。たった4ヵ月で「終息宣言」が「百年に一度の津波」に大転換した。しかし、誰もグリーンスパンを追及しようとはしなかった。

 グリーンスパンが18年6ヶ月もの長きにわたって議長を務めたFRB(連邦準備制度理事会)が民間会社であることは周知の事実だ。しかし、アメリカ政府も議会も、FRBに対していっさいの影響力を行使できない。FRBは国家から「独立」した民間会社なのだ。アメリカ大統領にできるのは、あらかじめ作成された名簿の中から議長を任命することくらいだ。ブッシュ前大統領は、「節度ある大統領は中央銀行には関知しないものだ」と発言している。FRBがブッシュ氏ほど節度があるかどうかはあやしい。

 FRBは1913年に、国際金融資本によって設立された純然たる民間会社だ。アメリカ政府はいっさい株を所有していない。現在のFRBの株主は公開されていない。誰が株主かも分からないような民間会社が、政府による規制も監督も干渉も受けず、自由裁量で世界の基軸通貨であるアメリカドルを発行している。

 FRB設立の最大のうたい文句は金融恐慌の再発防止だった。しかし、設立以来何度も恐慌が起こっている。FRBはまったく機能していない。もう少し正確に言うと、FRBこそが金融恐慌の担い手だった。
80年前の「津波」はFRBが引き起こしている。

 連邦準備法の正式開始以来、わが国の歴史でかつて体験したことのないもっとも深刻な金融恐慌と革命の一つに遭遇することになった。それは一九二〇年から二一年までの農業不況であった。わが国の農業が、受難と、革命と言ってよいほどの長い試練の期間を経たとき、地価の低迷と与信条件の奇妙な状態のために一〇〇万人の人々が農業を離れたという現実を目の当たりにしたのである。
 われわれは、この国で知られるもっとも長期にわたる銀行の破産に遭遇した。準備制度が機能し始めて以来、四五〇〇の銀行が店を閉じてきた。いくつかの西部の町では、その地域のすべての銀行が破産したことが何度もあった。既存の銀行が何度も破産したのである。

p329 『民間が所有する中央銀行』ユースタス・マリンズ

「実際に、それは世界の金融権力によって計算された国民の『刈り取り』であり、ニューヨーク金融市場における事前に計算されたコール・レートの突然の供給不足が引き金となったのである」

一九二九年から三三年までのあいだにマネー・サプライが八〇億ドル減少し、全部で二万六四〇一行の合衆国の銀行のうち一万一六三〇行が破産し、廃業した。
p341-342 同

アドルフ・C・ミラー理事は一九三一年の連邦準備制度理事会に対する上院の調査で次のように述べた。
「もし、連邦準備制度がなかったなら、実際に起きたようなひどい投機的状況は起こらなかっただろうと思います」 
p344 同

 歴史をふり返れば、FRBが金融恐慌の主体であったことは明白だ。その目的は、農民が数世代をかけて開拓した広大な土地の収奪と再配分であり、FRBの傘下に入ることを拒絶した州法銀行の撲滅だった。

 現在、世界を席巻しているらしい金融危機も同じだ。グリーンスパンが住宅バブルを意図的に放置したことは明らかだ。サブプライムローンの販売業者や証券化商品を扱う金融機関に対するさまざまな問題の指摘、規制の提言をグリーンスパンは無視し続けた。FRBは、住宅バブルと証券化商品の氾濫を望み、そうなるように仕向けた。そして充分に膨らんだところで弾き飛ばした。
 過去に仕組まれた危機では農民の土地や州法銀行がターゲットだった。では今回のターゲットはいったいどこだったのか。

 サブプライムの破綻で最も大きなダメージを被ったのはどこだろうか。アメリカの大手投資銀行だ。業界1位のゴールドマン・サックスと2位のモルガン・スタンレーは商業銀行に転換した。3位のメリルリンチはバンク・オブ・アメリカが買収。4位のリーマン・ブラザーズは破綻。5位のベア・スターンズはJPモルガン・チェイスに買収された。大手投資銀行はFRBの監督下に入り、自由を失った。投資銀行は、農民や州法銀行のようにFRBの標的にされたのだ。FRBはなぜ投資銀行を葬り去る必要があったのだろうか。

 FRBを設立した国際金融資本の権力の源とは「信用創造」だ。「信用創造」とは、無からお金を生み出すことだ。今日では銀行のキーボードを叩くだけでお金が生み出される。それはどこかから持ってきたお金ではない。新たに地上に生み出されたお金だ。それには誰の許可も必要ない。誰かが銀行にお金を借りに来たとき、お金は生まれる。そして銀行は無から生み出したお金から金利を得る。砂漠の砂を人に貸して金利を得るようなものだ。まるで、魔法だ。

 その魔法を可能にしたのが中央銀行だ。もし中央銀行がなければ、銀行は預かったお金を単に右から左に動かすだけで、お金を創造する機能はない。しかし、中央銀行の準備金制度によって、銀行は預金量の何十倍もの貸し出しが可能になる。しかし今日、信用創造は単なる利潤追求の手段程度ではない。

 中央銀行は、信用創造によって通貨の流通量を操り、国家や地域の経済を自在にコントロールしている。好況も不況も中央銀行の思惑しだいだ。特定の産業の振興と衰退、バブルの生成と崩壊も意のままだ。中央銀行制度を編み出した国際金融資本は、中央銀行を通じて国家や地域の経済を翻弄し、その勢力を着実に拡大してきた。信用創造とは、圧倒的な権力を生み出す源泉なのだ。
 しかし、中央銀行制度だけが独占していたこの信用創造の魔法が、他の分野でも大々的に行われるようになった。金融取引における「レバレッジ」だ。

 「レバレッジ」とは手持ちの資金の何倍何十倍という金融取引を可能にする金融手法だ。それはまさに信用創造そのものだ。21世紀になると世界中の金融資産が膨れ上がった。そのままレバレッジ取引による金融資産の膨張を放置すれば、国際金融資本の操る信用創造の効力は失われ、圧倒的な権力も喪失する。
 このレバレッジによる金融取引を中心的に担っていたのがアメリカの大手投資銀行だ。

 信用創造の魔法の杖に手を出した投資銀行を叩きのめし、支配しなければならなかった。そのために彼らが使用する手法はいつも同じだ。ターゲットをとことん儲けさすのだ。永遠に続くかと思われる繁栄を謳歌させたあと、すべてを一気に吹き飛ばす。日本もその手法を食らったおかげで今日の無残な姿がある。

 アラン・グリーンスパンはサブプライムローンを賞賛し、住宅バブルの沸騰を放置し、規制への提言はすべて無視し、証券化商品の氾濫を促進し続けた。実に露骨だ。サブプライム破綻後、グリーンスパンに非難が集中したのは当然だ。しかしいつのまにかそれも立ち消えになった。そして、ご本人の言葉によって、この金融危機は津波のような不可抗力だということになった。

 彼らは投資銀行を叩き潰したあと、この危機を使って、信用創造の魔法の杖に誰も手が出せないように対策を準備した。米財務省は、FRBにあらゆる金融機関に対する広範な権限を付与する計画だ。

長期的目標
★FRBに市場安定を目指した監督機関としての役割を追加
住宅ローン貸付機関、銀行、保険会社、投資銀行、ヘッジファンドなどを含む金融システムの安定を監視。
Washington D.C. Political and Economic Report 米財務省が金融監督体制の抜本改革案を発表
https://reports.us.bk.mufg.jp/portal/binary/com.epicentric.contentmanagement.servlet.ContentDeliveryServlet/Internet/Reports/RD/Public/Production/BTM-WDCINFO%202008-No.011.pdf

 この長期目標が実現すれば、FRBは国内のすべての金融機関を一括して規制監督する強大な権限を握る。それは、FRBを設立した国際金融資本の権力の強化を意味している。また、国境を越えた金融の規制強化も検討されている。これらは、信用創造を中央銀行の独占物にするための方策だ。世界的な金融規制の体制が確立すれば、世界経済の自由度はますます失われる。日本も半永久的に経済復興の機会を奪われるだろう。

 しかし、この信用創造のタブーに挑戦しようという動きが現れた。意外にも日本の政権与党内部から。要するに彼らは追いつめられている。日本の景気低迷がこれ以上続けば、次の選挙で政権を失う可能性が高い。切羽詰っているだけに、その提言内容はたいへん理に適っている。

 彼らは「政府紙幣」の発行を提言している。
 日本銀行が景気対策に必要な通貨を供給しないのなら、政府自らが紙幣を発行せよ、というのだ。いまこれ以上の正解はない。

 これが通貨の本来あるべき姿と言える。国家の債務にならず、利払いもなく、余分な税金の徴収も必要ない。日本経済の回復を実現する最良の方策はこれ以外にない。

 ただし「政府紙幣」の発行は、国際金融資本が確立した中央銀行体制と真っ向から対立する。容易でないことは明らかだ。しかし、「政府紙幣」の有効性を、世界に先駆けて日本が実証してみせるべきだ。
 バブル崩壊以後の「失われた10年」は、もうすぐ20年になろうとしている。日本銀行には何も期待してはいけないということだ。

 本来お金は、人に奉仕する存在だ。しかしいま我々は、お金に支配される存在でしかない。



金融危機という百年に一度のペテン : 資料編

http://blog.goo.ne.jp/leonlobo2/e/8a402995a5bf2c7e53ff8f7300e72095


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金融危機という百年に一度のペテン : 資料編

2009年02月16日 14時07分43秒 | 中央銀行・バブル

●政府紙幣

2003.07   スティグリッツ氏の提案は間違ってはいない━白川、滝田両氏の批判に反論する━
http://www.niwa-haruki.com/p006.html
2004.04 政府紙幣発行の財政金融上の位置づけ
http://www.mof.go.jp/jouhou/soken/kenkyu/ron086.pdf
2002.01 建白書への補論 着目すべきは、政府貨幣と日銀券の本質的な違い!
http://www.niwa-haruki.com/p003_horon.html
2009.01.19 もはや政府紙幣の発行しかない
http://www.nsjournal.jp/column/detail.php?id=135367&ct=1
2009.02.02 政府紙幣の発行、慎重な検討必要=杉本財務次官
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-36240220090202
2009.02.03 自民の「政府紙幣」構想、日銀総裁が通貨の信認低下懸念
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090203AT2C0301J03022009.html
2009.02.03 政府紙幣の発行、私の頭の中にない=中川財務・金融相
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-36248720090203
2009.02.04 政府紙幣構想は「異説のたぐい」 与謝野担当相
http://www.j-cast.com/2009/02/04035354.html
2009.02.06 「政府紙幣」「相続税減免付き無利子国債」案ヒートアップ
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090206/plc0902062135016-n1.htm
2009.02.06 自民議連:「政府紙幣」などで3月末に提言-景気対策の財源確保狙い
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003008&sid=aBz7RSjZuLvY&refer=jp_politics
2009.02.06 政府紙幣、伊吹氏「マリフアナと同じ」津島氏「円天みたい」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090206-OYT1T00082.htm?from=navr
2009.02.08 政府紙幣 悪循環からの脱出に期待
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090208/fnc0902080337002-n1.htm
2009.02.09 政府紙幣を財源として強力な景気対策を実行せよ
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/171/
2009.02.16 「政府紙幣」発行問題の大論争が含意するもの
http://homepage2.nifty.com/niwaharuki/text/21.2.16-seihusihei-mokuzen.htm

●レバレッジによる信用創造

2008.10.01 余剰マネーが生んだ信用創造バブル
http://www.saison-am.co.jp/message/0810nakama.html
2008.12.12 第14回「レバレッジ/ディレバレッジングとヘッジファンド」
http://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/0hab/101559/?P=2
2009.01.04 マネーと信用の根源をたどれば、信用恐慌が分かる
http://archive.mag2.com/0000048497/index.html
2009.01.22 レバレッジ型金融モデルの終焉
http://www.dir.co.jp/souken/consulting/researcher/insite/090122.html


●グリーンスパン金融危機終息宣言

2008.04.29 米国は恐らくリセッションに入ってはいない=米経済諮問委員長
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-31558520080429
2008.05.08 最悪期は過ぎたか? 米金融危機、楽観論相次ぐ
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080508/fnc0805081250009-n1.htm
2008.05.09 「金融危機の最悪期は終わった」・グリーンスパン氏
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080509AT2M0900O09052008.html
2008.05.16 IMF専務理事のブリュッセル経済フォーラムでの発言要旨
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPnJT816223820080515
2008.05.22 サブプライムローン問題より怖い世界経済の地殻変動
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080520/157925/


●金融規制強化案

2007.09.17 米英は金融システムの規律強化が必要との認識で一致=英財務相
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-27915720070917
2008.03.26 FRBは投資銀監督や規制を――米財務長官表明
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt11/20080326AS2M2602X26032008.html
2008.03.29 FRBの監督権限強化、米財務長官が改革案提示へ・米紙報道
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt11/20080329AS2M2901729032008.html
2008.04.10 米財務省とFRBに亀裂?「ポールソン案」が呼んだ波紋
http://diamond.jp/series/money_market/10027/
2008.04.11 米財務省が金融監督体制の抜本改革案を発表
https://reports.us.bk.mufg.jp/portal/binary/com.-No.011.pdf
2008.05.20 FRB、米国の巨大規制当局になるべきではない=上院議員
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-31860020080520
2008.07.24 投資銀行の監督権限求める 米SEC委員長、議会に
http://www.usfl.com/Daily/News/08/07/0724_026.asp?id=62495
2008.10.23 グリーンスパン前FRB議長:規制強化を呼び掛けへ-きょう議会証言
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aCIqFNUP3QFM
2008.12.19 米金融規制当局の統合が必要となる可能性=オバマ氏
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-35528320081218
2009.01.24 デリバティブの規制強化進める=ガイトナー次期米財務長官
http://jp.reuters.com/article/financialCrisis/idJPJAPAN-36065720090124
2009.02.12 金融市場の規制改革、週末のG7では二の次となる可能性
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-36428120090212


●米五大投資銀行終焉

2008.03.17 JPモルガン、米ベアー・スターンズ買収へ
http://www.afpbb.com/article/economy/2365959/2747763
2008.09.15 米リーマンHD、連邦破産法第11条の適用を申請
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN
2008.09.22 ゴールドマンとモルガン、銀行持ち株会社に FRB承認
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080922AT2M2200R22092008.html
2008.09.22 ゴールドマンとモルガンSが銀行に転身-「ウォール街の時代」に幕
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=auIDAy2UPSUE
2008.11.28 FRB、バンカメによるメリルリンチ買収を正式に承認
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCNE2407.html


●参考図書
『民間が所有する中央銀行』 ユースタス・マリンズ著
http://www.amazon.co.jp/%E6%B0%91%E9%96%93%E3%81%8C%E6%89%80%E6%9C%89%E3%
『マネーを生みだす怪物』 エドワード・G・グリフィン著
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%92%E7%94%9F%E3%


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権力を強化するFRB

2008年06月10日 12時23分31秒 | 中央銀行・バブル

 いまだ、サブプライム問題で揺れる続ける金融機関は、いまリストラの真っ最中のようだ。アメリカの金融機関だけで、今後1年から1年半のあいだに15万~20万人に上るだろうという予想さえある。金融機関は生き残りに必死の構えだ。 本来なら、こうした金融機関はすべて破綻していたはずだ。

 サブプライム問題が発生して以降、無数の論者が「世界恐慌」を予測した。それは、決して大げさではなかった。2001年にすでにこの事態を予測していたエコノミストもいる。アメリカの資産バブルはFRBの意図的な政策であり、したがっていずれ崩壊させて、世界的大混乱を引き起こすことは確実だ、と述べている。

 サブプライム問題が発生して以降、欧州、南米、アジアの株式市場は下落もしくは暴落した。金融市場は硬直化し機能不全に陥った。そのまま世界恐慌に突進するはずだった。それは自然の成り行きではなく、周到に仕組まれたものだから失敗はありえない。過去の事例がそれを物語っている。

 一九二三年の上院公聴会で、ユージーン・マイアー・ジュニアは、農業
および家畜手形に対する金利を七パーセントに引き上げた連邦準備制
度理事会の行動の基本的理由を、次のように的確に指摘した。

  「もし、資格のある多くの非会員銀行が連邦準備制度の会員であっ
たなら、多くのトラブルが回避されたと私は信じます」
 

 マイアーのこの指摘は正しかった。理事会の行動の目的は、連邦準備
制度によって打ち立てられた銀行家たちの支配に、自由を放棄すること
を断固として拒絶したこれらの州法銀行[州法により設立される銀行]お
よび共同土地出資銀行(joint land stock bank)を破壊することにあっ
た。

p280 『民間が所有する中央銀行』ユースタス・マーリンズ著

連邦準備制度というわが国の中央銀行が設立されたのちには、銀行が
通貨を創造することができたので、金融恐慌の必要はもはやなくなっ
た。 しかしながら、事業および金融社会に対する権力の道具として、恐
慌は二度の重要な局面でふたたび利用された。


その一つは、州法銀行や信託会社が連邦準備制度に加盟することを断
ったためにひき起こされた1920年の農業不況であり、もう一つは、この
国のほとんどすべての権力を少数の強大なトラストの手の中に集中する
ために引き起こされた1929年の大恐慌である。

p299 同上

 FRBは必要に応じて恐慌を引き起こすことができる。景気を過熱させてバブルを発生させ、そのあと崩壊させるのだ。恐慌を消息させ、景気を回復するのも簡単なことだ。FRBはほとんど自由自在なのだ。

 今回のFRBの目論見もほとんど成功しかけていたように思う。FRBが打ち出すサブプライム対策は見せかけにしかすぎず効果が期待できるはずがなかった。金融界は対策が不十分だと苛立った。

 しかし、結局、恐慌にはいたらなかった。FRBは途中で方針を転換したようだ。破綻した大手証券ベア・スターンズを、本来、管轄外のFRBが救済した。JPモルガン・チェースを使った迂回経路での救済という異常ぶりだ。ベア・スターンズを破綻させれば、金融パニックを起こす引き金になっただろう。なぜ、途中で計画を変更したのだろうか。ひとつ言えるのは、もし恐慌が起これば、アラン・グリースパンはただではすまなかったであろうということだ。

 グリーンスパンはFRB議長時代は、金融の神様と崇められ、アンタッチャブルであり、絶対不可侵な存在だった。その言葉は神秘につつまれ、金融関係者は暗号を解くように解読を試みた。そして、グリーンスパンもそれを巧みに利用した。自分の眉の動きひとつで市場は右往左往した。市場はたやすく罠にはまった。

 グリーンスパンは2006年に引退した後も、自分の神通力が市場で通用すると思っていたのだろう。18年間インチキはばれなかったのだから、サブプライム問題で揺れる金融界も煙に巻けると。しかし、引退すればただの人だった。サブプライムの責任はグリーンスパンにあるのではないかという批判が各方面から起こった。まさかの批判にグリーンスパンは言い訳に終始したが、ただの子供だましにすぎなかった。誰が見てもグリーンスパンの有罪は間違いない。

 グリーンスパンは最後に大きなヘマをしたが、もし、グリーンスパンが火達磨になれば、FRBの権威も失墜してしまう。グリーンスパンというより、FRBの権威を守らなければならない。そのためにはサブプライム危機を収束させ、グリーンスパンへの責任追及を止めるしかない。FRBが安泰であれば、恐慌はいつでも起こせる。結局、今回の恐慌は途中で消火された。しかし、今後に備えた体制強化は行うつもりのようだ。

 いま、米財務省は金融監督体制の見直しを行っている。つまり、FRBの権限強化だ。金融危機が発生したのは、FRBの権限が限定されていたためであり、危機の再発を防止するためにはFRBの権限を強化する必要がある、という理屈だ。しかしこれは、放火犯にガソリンと火炎放射器を進呈するようなものだ。もちろん、ポールソン財務長官はそんなことくらい承知している。彼らは仲間にすぎない。

 3月31日にポールソン財務長官が発表した改革案は、明確にFRBの権限強化をうたっている。FRBに直接関連する項目を見ると相当な強化と言える。

<金融監督体制改革案概要>

同改革案は、銀行、証券、投資、保険会社を規制するシステムの合理
化を目指し、全面的な見直しを行う。主な改革点は、連邦準備制度理事
会(FRB)の監督権限の強化。FRB は市場の安定を監視する保安官の
役目を担うよう期待される。

短期目標
★FRBの権限拡大
FRBによるノンバンク(預金業務を行わず貸付業務だけを行っている金
融機関)への監視および規制を強化する。

 中期目標
★州法銀行をFRBかFDICいずれが監視すべきか検討
★ 資金決済システムにつきFRBが監督権限を持ち、監督基準を策定

長期目標
★ FRBに市場安定を目指した監督機関としての役割を追加
住宅ローン貸付機関、銀行、保険会社、投資銀行、ヘッジファンドなどを
含む金融システムの安定を監視。金融市場の安定が脅かされた場合の
み是正措置を求めることができる。
連銀貸出を通じた「最後の貸し手」機能を強化。


以上、抜粋。
https://reports.us.bk.mufg.jp/portal/binary/com.epicentric.
contentmanagement.servlet.ContentDeliveryServlet/Internet/
Reports/RD/Public/Production/BTM-WDCINFO%202008-No.011.pdf

 この改革案がすべて実現したとすれば、FRBはアメリカのほぼすべての金融機関を掌握することになる。FRBの権力強化が意味するものは、これまでとは比べ物にならない危機が創出可能になるということだ。使用しない権力を得ようとする者はいない。権力を求めるのは、それを行使するためだ。もちろん、今後どのような金融危機が発生してもFRBがその責任を取ることはないだろう。

 金融危機が発生するたびに、金融機関は淘汰され、統合や集中化が進んできた。しかし、まだまだ不十分なのだ。これからも危機を利用した金融の寡占化は進められていくだろう。いずれ世界の金融は、ほんの数行の銀行にコントロールされてしまうのかもしれない。世界の石油は一世紀も前から一握りの欧米の石油企業に独占されている。世界の穀物市場も数社に独占されている。最後の仕上げが世界金融なのかもしれない。

 FRBが実際にどれだけの権力を掌握するかは、まだ未知数だが、FRBが権力を強化したあとに発生する金融危機は史上最悪になるだろう。規制・監督しなければならないのは、銀行や証券会社ではなくFRBそのものだ。


権限を強化するFRB : 資料編
http://blog.goo.ne.jp/leonlobo2/e/b63a5a44ffaa710fb031ccfa7347d529


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権限を強化するFRB : 参考資料

2008年06月10日 12時22分49秒 | 中央銀行・バブル

●FRB強化案内容
2008.04.11 米財務省が金融監督体制の抜本改革案を発表 https://reports.us.bk.mufg.jp/portal/binary/com.epicentric.contentmanagement.servlet.
ContentDeliveryServlet/Internet/Reports/RD/Public/Production/BTM-WDCINFO%202008-No.011.pdf


●FRB強化案関連報道
2008.03.26 FRBは投資銀監督や規制を――米財務長官表明
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt11/20080326AS2M2602X26032008.html
2008.03.27 利下げに伴うインフレリスクを警戒、証券会社の監督権限はFRBに=米ダラス地区連銀総裁
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnTK813138820080326
2008.03.28 「過去に学ばぬサブプライム処理」 http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20080327/151379/
2008.03.29 FRBの監督権限強化、米財務長官が改革案提示へ・米紙報道 http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt11/20080329AS2M2901729032008.html
2008.03.30 FRBの監督権限強化へ・米、金融行政を抜本見直し http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080330STXKA010530032008.html
2008.03.31 金融監督、米議会でも改革検討へ・FRBの権限強化が焦点に http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt11/20080331AS2M3100931032008.html
2008.04.01 米政府、金融市場の包括的規制改革案を発表 http://www.afpbb.com/article/economy/2372440/2793828
2008.04.04 ポールソン米財務長官が投げた“変化球 http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/forbes/080404_curveball/
2008.04.10 米財務省とFRBに亀裂?「ポールソン案」が呼んだ波紋 http://diamond.jp/series/money_market/10027/
2008.05.02 米FRB、クレジットカード規制強化へ・年内に最終案 http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt11/20080503AS2M0300R03052008.html
2008.05.20 FRB、米国の巨大規制当局になるべきではない=上院議員 http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-31860020080520
2008.05.23 米住宅ローン市場の回復には時間がかかる=FRB理事 http://business.nikkeibp.co.jp/article/reuters/20080523/158649/

●サブプライム恐慌論
週間エコノミスト 2008 世界恐慌 - 米中経済が牽引する成長の終焉 http://www.mainichi.co.jp/syuppan/economist/news/20071222-144821.html 2008.03.26 世界経済悲観論に踊るなかれ http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080324/151011/

●FRB、サブプライム対策
2007.12.13 米FRB、サブプライム対策で流動性供給策を発表
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/071213/15074.html
2007.12.13 欧米中央銀行、金融引き締め緩和に向け協調へ http://www.afpbb.com/article/economy/2325028/2452300
2007.12.13 米欧5中銀の緊急流動性供給:識者はこうみる http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29336520071213
2008.01.16 サブプライム「冬の陣」 FRB議長の豹変の裏に、まだ潜む時限爆弾? http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20080115/144645/

●ベア・スターンズ救済
2008.03.15 ベアー・スターンズ証券へ異例支援 米政府に公的資金活用論 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/130190/
2008.03.24 米モルガン:ベア社買収額5倍で合意 #mainichi http://mainichi.jp/select/biz/news/20080325k0000m020123000c.html

●アラン・グリーンスパン前FRB議長
2007.11 「世界を震撼させた米国サブプライムローン」
http://www.jca.apc.org/~kitazawa/
2008.01 グリーンスパンはサブプライム・ローンの違法性を無視   http://www.jca.apc.org/~kitazawa/
2007.09.03 かすむグリーンスパン神話 サブプライムあおった FRBへの甘え招いた… http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20070903mh05.htm
2007.09.13 グリーンスパン氏「サブプライム問題、重大さに気づかず」 http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt1/20070914AS2M1400J14092007.html
2007.09.17 サブプライム「リスク取る価値あった」、新著でグリーンスパン氏   http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt1/20070917AS2M1403H17092007.html
2007.09.29 グリーンスパン氏会見、サブプライム「実体経済影響これから」 http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt1/20070928AS2M2704O28092007.html
2007.12.12 サブプライム問題は「起きるべくして起きた」=前FRB議長 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29327720071212
2008.04.09 米経済は既にリセッション入り、過去の決定に後悔ない=前FRB議長 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31217620080408

●金融機関リストラ
2007.10.26 米金融大手リストラ必死…サブプライム再燃 http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_07102605.cfm
2008.02.01 サブプライム:リストラ人材を中国投資会社が積極採用 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0201&f=business_0201_015.shtml
2008.03.05 シティ、人員3万人削減計画・米CNBC報道 http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080305AT2M0403I04032008.html
2008.03.25 米金融業界、今後2年間で2万人以上を削減する可能性=NY市報告書 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30972420080324
2008.04.13 米金融界、20万人リストラも
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200804130005a.nwc
2008.05.29 世界の金融機関は想像以上に悪化している模様 https://reports.us.bk.mufg.jp/portal/binary/com.epicentric.contentmanagement.servlet.
ContentDeliveryServlet/Internet/Reports/RD/Public/Production/BTM-WDCINFO%202008-No.011.pdf

2008.06.02 リストラ吹き荒れる金融機関、オーストラリアが避難場所に http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-32058720080602


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