というわけで、前半戦終了したライオンズは86試合消化(パリーグで1番試合消化してます)して
35勝49敗2分けで首位から22ゲーム差、3位マリーンズとは12ゲーム差。
4位イーグルスと1.5ゲーム差。
最下位バファローズと3ゲーム差となりました。
月別の勝敗は…
3・4月 12勝14敗2分
5月 10勝13敗
6月 10勝13敗
7月 3勝9敗…
ということで、6月のマツダスタジアムでのカープ3連戦から
明らかにチームの歯車が狂ったのかその3タテを含めて
前半戦の最後まで24試合ありましたが5勝19敗という猛烈なペースで
借金を重ねてきました。
これでもまだ最下位じゃないのが本当に不思議です。
で、いろいろと誤算があったと思います。
首脳陣やフロントが猛烈に批判されておりますが、
本日はあくまで、選手個人の責任による誤算点を述べたいと思います。
①十亀の調整失敗
昨シーズン、チームの勝ち頭であった十亀がキャンプでの調整失敗が
響いたのか、まったく戦力になれず、これは完全に十亀の責任だと思います。
2軍キャンプでマイペース調整をした結果、開幕からバカスカ打ち込まれ、
早々に2軍落ち。2軍に落ちてからも怪我をしてと、なにやってんだのここまでの
シーズン。首脳陣からしても、前半戦だけで十亀で5つぐらいは貯金を見込んで
いたと思うので、ここは本人に大いに反省してもらいたいです。
オフでちょっと契約更改で不満顔でしたが、たった1年だけ二けた勝っただけで
大幅増額を勝ち取ろうと思ったらそんなにプロは甘くない!
今シーズンはがっつり減俸だと思いますが、そこは自業自得だと思って
今シーズン終了後はオフ返上でしっかりと身体作りに励んでほしいです。
②助っ人の不振
長身の助っ人ピッチャーはなんでかハズレが多いライオンズ。
ここ数年でもキニ―やレイノルズ、ボウデン、ルブランとパッとしないまま
NPBにサヨナラした選手ばかりで(ルブランは今シーズンMLBで頑張ってますがね…)
ファンとしては「もう、助っ人ピッチャーはいいでしょ?」
と思っていたら、韓国リーグでの最多勝タイトルを引っ提げて来日した
バンヘッケンがまぁある意味予想通りと言いますか、まったく勝てず、
10試合全てに先発して0勝4敗 防御率6.31、失点34、自責32でQS率20.0%と
ここ数年の助っ人ピッチャーの中でもぶっちぎりの酷い成績です。
とにかく、各チーム、1順目しか抑えられず、3~4回に打ち込まれ、この時点で既に
80~90球投げてるパターンが多く、5回持たずにマウンド降りてしまう体たらく。
完全に失敗でしたね…
同じく韓国リーグでの活躍からNPB入りしたホークスのバンデンハークとは大違い。
両者の違いって恐らく、前者はNPBの打者を全く研究しようとせず、
後者はきっちりを打者を研究しているとこかなと。
結局、NPBで活躍できる助っ人は野手、投手問わず、NPBをきちんとリスペクトして
しっかりと研究する、勉強熱心な選手ってことです。
その辺もちゃんとスカウティングしてないからこういうことになっちゃうんですね。
さらに、リリーフピッチャーとして補強したCCリーも基本的にストレートとスライダーの
2種類しかないピッチャーゆえに、あっさりと打ち込まれることが多く、
こちらも早々に2軍送り。
個人的にバンヘッケンよりかなり期待していたので、彼の誤算は本当にショックでした。
西武グループは台湾とのパイプを太くしていきたいので、
なんだか来シーズンも残りそうで怖いですがね。
残るのであればタテに落ちる変化球でもマスターしてくれればいいのですが。
潮崎がオフにつきっきりでシンカ―でも伝授しないですかね?
それか、ポーリーノ先生のもと、光成と一緒にナックルカーブ塾に入るか。
正直、助っ人の誤算をフロントの責任にする方もいらっしゃいますが、
こればっかりはやっぱり蓋を開けてみないとわからないと思うので、
ここはもう、各助っ人選手の力が足りなかったと思うしかないです。
③中村剛也の調整失敗
これもね、今思えば、オープン戦で全然ホームラン出てなかったですよね。
なにかおかしいなとは思ってたんですよ。
オフに「3割打ちたい」と言っておりましたが、
今や3割どころか.250切りそうです。
今年で33歳ですか。
同級生の栗山は毎年体のケアをしっかりと行い、コンスタントに安定した成績を
残しております。栗山の活躍をどう考えているのか?
ここは選手個人の責任半分、球団側もしっかりとアドバイスが必要だったのかなと
思います。
昨日も書きましたが、今シーズンはもう復活を諦めて、
来シーズンに向けて肉体改造するなり、痛みが慢性化している左ひざの手術に踏み切るのか、
早いとこ本人と球団が話し合いを進めて決断した方が良いと思います。
何度も言いますが、中村の滞空時間の長い綺麗な放物線を描くホームランをまだ
見たいので、しっかりとした結論を出してほしいです。
④岸くん、雄星の離脱
岸くんの離脱についてはいきなり中4日にローテ変えた潮崎コーチの責任だ!
との声が多いですが、それまでの投球内容が
3/29 ホークス戦 7回、117球、被安打5、7奪三振、与四球3、失点0
4/5 ファイターズ戦 9回、121球、被安打1、4奪三振、与四球3、失点0
4/12 ホークス戦 6回、108球、被安打9、6奪三振、与四球1、失点3(自責1)
4/19 ファイターズ戦 6回 90球、被安打6、4奪三振、与四球1、失点1(自責1)
そして中4日で4/24イーグルス戦に入るわけですが、
4/12に108球、4/19に90球と、決して無茶な球数投げさせtないです。
これは両試合とも140球、9回完投で中4日であれば、明らかに起用した
コーチを責めるべきですが、一応、ライオンズのエースであり、
球数もきちんと考慮されての中4日でしたから、ここもまぁ首脳陣半分、
岸くんの体調管理半分の責任かなと思います。
雄星はね、もう知らんですよ。
確かに起用法が中5日もあったりしましたが、相変わらず
プロ野球に対する考え方がぬるいなと思いますし。
結婚の報告を仲間にしないというのも、明らかにチームの雰囲気悪くしましたよね。
文化放送のインタビューで岸くんが雄星の結婚についてのコメントを求められたときに
普段温厚な岸くんが少し語気を強めて「僕も聞いてなかったです」
と言っていたぐらいなので、もう自分勝手としか言いようがないです。
本人は海外FAまでのらりくらり投げて、FA権取得と同時にすぐメジャーでしょ。
正直、彼にはがっかりしたと同時に、とても悲しくなりました。
社会人として、当たり前の報告すら出来ないんだなと…
一緒に戦っている仲間は本当に気分悪いだろうなと思いますよ。
これからは好投しても援護なく負けても自業自得だなと思いますね。
と、選手自身の責任による誤算だけでもこれだけあるので、
これだけでトータルで10勝ぐらいは勝ち星取りこぼしている気がします。
うーん。
これだけ書いてもまだ書き足りない…
続きはまた後日…
もちろん嬉しい誤算もありましたからね。
そこも含めてまた後日…
呉 念庭、フレッシュオールスター頑張ってたね!
多和田も勇ちゃんもがんばりました。
お疲れ様でした。