
京都の源氏紀行 最終であります。
旅行中にちょうど 嵯峨野の野宮神社で
「斎宮(さいぐう)行列」が行われるというので 行ってみました。
斎宮行列とは・・
新しい天皇が即位する度に
未婚の親王(王女)が選ばれて伊勢神宮に数年
仕える習わしがあり
伊勢に行く前に、身を清めた宮殿、これが
野宮であったそうです。

源氏物語の「賢木(さかき)」の帖では
斎宮に選ばれた秋好中宮(あきこのむのちゅうぐう)
に 母である六条御息所が一緒についていくとう筋で
野宮の 晩秋の風景が美しく描写されています。

斎宮行列。
見物人はかなりの人数。
衣装も立派。
仮装大会とはちがう。(あたりまえか)

秋好中宮。
源氏物語にはあまり華々しい描写はないけれど
個人的には 好きな人物です。
美しく聡明な姫君だったそうですが
それでも母の六条御息所と比べると どうしても影は薄くなりますよね。
↑上は 岡田嘉夫氏の挿絵。(「春の目覚めは紫の上」田辺聖子著)
自分の部屋に引き籠り
六条の邸で繰り広げられる出来事を
面白おかしく記事にして
雑誌「週刊六条」を発行して
六条邸に仕える女達に配布して好評を得る・・という筋書き。
面白すぎる。

あ、そろそろ斎宮の御輿が近づいてきた、、。

日本人形みたい、美しやーー、。

ここ野宮は
源氏との別れを決意して娘とともに都を離れてきた
六条御息所と
彼女との最後の別れを言いに追いかけてきた
源氏との最後の一夜の場所、となっています。

六条御息所と源氏の仲が何故うまくいかなかったのか、、と
思い巡らす時に いつも思い浮かぶのが、、
チューリップ(昔のフォークグループ)財津和夫の
歌
“わ~がままは 男の罪、そーれーを許さーないのが 女の罪~♪”
というワンフレーズであります。
そうそう、
頭ではわかっていても感情は思うようになかなかコントロールできないものだから
いつの時代になっても男女の愛憎劇が繰り返されるのですよね、
もうひとつ、御息所の恋心を想像すると
思い浮かぶのが
辛島美登里の 「サイレント・イヴ」。
「本当は 誰もが 天使になりたい
それでも 人は天使には なれないから~♪」という歌詞。
物語では
御息所の生き霊が夕顔や葵の上を呪い殺した、
となってますが
生き霊とは本人の意思とは無関係なもので(と私は思う)
源氏の前では平静を装っていても心の中では
煩悶としていた御息所。
御息所の苦しい胸の内のあれやこれやが
心の奥底に積もり積もって
行き場がなくなって
生き霊となって現れたのでしょうねぇ。
「天使になれない」どころか、
恐ろしい怪になっっちゃった・・。
御息所って源氏より年上だったけど
それでも当時は20代だったのだから
それじゃあ、まだまだ“恋心”に振り回させても仕方ない年だわね、、
まだまだ未熟だわね、と
中年オバンの私は 言いたい放題言えるのであります。
(独り言で、、(^^ゞ)
:::
今回の源氏紀行は
とてもいい旅でした。
古都の歴史、まだまだ知らないことが
山ほどあって 知れば知るほど旅も面白くなる。
平安時代の歴史に魅了されるきっかけとなった旅でした。
thank you berry much!
::::::
ネットショップ始めました。
是非 お立ち寄りくださいませ ♪

旅行中にちょうど 嵯峨野の野宮神社で
「斎宮(さいぐう)行列」が行われるというので 行ってみました。
斎宮行列とは・・
新しい天皇が即位する度に
未婚の親王(王女)が選ばれて伊勢神宮に数年
仕える習わしがあり
伊勢に行く前に、身を清めた宮殿、これが
野宮であったそうです。

源氏物語の「賢木(さかき)」の帖では
斎宮に選ばれた秋好中宮(あきこのむのちゅうぐう)
に 母である六条御息所が一緒についていくとう筋で
野宮の 晩秋の風景が美しく描写されています。

斎宮行列。
見物人はかなりの人数。
衣装も立派。
仮装大会とはちがう。(あたりまえか)

秋好中宮。
源氏物語にはあまり華々しい描写はないけれど
個人的には 好きな人物です。
美しく聡明な姫君だったそうですが
それでも母の六条御息所と比べると どうしても影は薄くなりますよね。
↑上は 岡田嘉夫氏の挿絵。(「春の目覚めは紫の上」田辺聖子著)
自分の部屋に引き籠り
六条の邸で繰り広げられる出来事を
面白おかしく記事にして
雑誌「週刊六条」を発行して
六条邸に仕える女達に配布して好評を得る・・という筋書き。
面白すぎる。

あ、そろそろ斎宮の御輿が近づいてきた、、。

日本人形みたい、美しやーー、。

ここ野宮は
源氏との別れを決意して娘とともに都を離れてきた
六条御息所と
彼女との最後の別れを言いに追いかけてきた
源氏との最後の一夜の場所、となっています。

六条御息所と源氏の仲が何故うまくいかなかったのか、、と
思い巡らす時に いつも思い浮かぶのが、、
チューリップ(昔のフォークグループ)財津和夫の
歌
“わ~がままは 男の罪、そーれーを許さーないのが 女の罪~♪”
というワンフレーズであります。
そうそう、
頭ではわかっていても感情は思うようになかなかコントロールできないものだから
いつの時代になっても男女の愛憎劇が繰り返されるのですよね、
もうひとつ、御息所の恋心を想像すると
思い浮かぶのが
辛島美登里の 「サイレント・イヴ」。
「本当は 誰もが 天使になりたい
それでも 人は天使には なれないから~♪」という歌詞。
物語では
御息所の生き霊が夕顔や葵の上を呪い殺した、
となってますが
生き霊とは本人の意思とは無関係なもので(と私は思う)
源氏の前では平静を装っていても心の中では
煩悶としていた御息所。
御息所の苦しい胸の内のあれやこれやが
心の奥底に積もり積もって
行き場がなくなって
生き霊となって現れたのでしょうねぇ。
「天使になれない」どころか、
恐ろしい怪になっっちゃった・・。
御息所って源氏より年上だったけど
それでも当時は20代だったのだから
それじゃあ、まだまだ“恋心”に振り回させても仕方ない年だわね、、
まだまだ未熟だわね、と
中年オバンの私は 言いたい放題言えるのであります。
(独り言で、、(^^ゞ)
:::
今回の源氏紀行は
とてもいい旅でした。
古都の歴史、まだまだ知らないことが
山ほどあって 知れば知るほど旅も面白くなる。
平安時代の歴史に魅了されるきっかけとなった旅でした。
thank you berry much!
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