* はな わらふ *

すてきな人生のための、おぼえ書きみたいなひとりごと

芸術の秋

2010-11-07 21:51:44 | お気に入り
先日、京都文化博物館で開催中の
カポディモンテ美術館展に行ってきました。

ルネサンスからバロック時代の絵画が中心で、
工芸品も少しありました。

この時代の方の作品に触れることは少なくて、
お名前などもほとんど知らなかったのですが、
とても興味深い展覧会でした。

「貴婦人の肖像(アンテア)」がよく取り上げられているのですが、
私は「ユディトとホロフェルネス」という絵にインパクトを感じました。

ユディトという女性が、町を攻撃に来た兵隊の上官である
ホロフェルネスをさんざん酔わせ、首をかき切り(!)彼を殺し(!!)
町を救うというストーリーに基づいた絵です。

絵はちょうどユディトとその侍女がホロフェルネスの首を
ちょうど切り落とす瞬間という、かなり残酷なシーンを描いています。

この絵の作者はアルテミジア・ジェンティレスキという女性です。

彼女は先輩絵師である男性に暴行を受け、この絵を描いたといいます。

いやもう、見事に復讐しましたね!お見事!でした。

絵自体はとても残酷なシーンで、
恐がりの私はあまりじっとは見ていられないのですが、
屈辱をはね返そうとする、彼女の強い思いや意志をひしひしと感じました。

愚かな行為がなくなることを祈りつつ・・・

閑話休題

もちろんアンテアの絵はとても美しかったですし、
素描や神話やキリスト教を題材にした絵もおもしろかったです。
音声ガイドを利用したので、絵そのものだけでなく、
その歴史的背景や当時の流行などもわかって、
非常に興味深いものがありました。

とても充実した時間でした

今日のいいこと
 お友達の結婚披露宴に出席させていただきました
 幸せオーラ全開で、たくさんの幸せパワーをわけていただきました
 お二人とも、末永くお幸せに