順序が逆になってしまうが、孟飛主演「方世玉」のパート2に当たる歐陽俊監督「旋風方世玉」(又名:傳奇方世玉)と関連作品についてのメモを忘れないうちに・・・。
実際に映像をいくつか確認すると、新たに撮影した倉田さんの出演シーンは存在していない模様である。クレジット表記ではしっかりと倉田さんの名があるがこれを出演作に数えるのはどうかと思うのだが倉田さんのシーンが存在する以上は一応含めておくべきかと思う。また、香港公開版(77/3/17公開)の「旋風方世玉」とは編集が異なるverなどが存在するようだ。確認できた3本を整理してみると、
①香港公開版「旋風方世玉」
前作「方世玉」から挿入されたシーンは少なく、倉田さん演じる譚飛脚がやられるシーンなどを挿入している。香港題に併記された英語は"THE PRODIGAL BOXER ( II ) "で倉田さんのクレジットは単独での表示となっている。
現地新聞広告
②別編集Ver
①の香港公開版とは別編集となっているもの。クレジットは赤字で倉田さんのクレジットの隣には王青の名がある。前作「方世玉」から挿入されているシーンが「旋風方世玉」より多い。(苗翠花役・白虹の出演シーンなど)
③英語版
「Young Hero of Shaolin」と出るものが「旋風方世玉」英語版で、倉田さんの表記は"SHOJI KARATA SAN"である。これは香港公開版と編集が同じもので、クレジットと音声を英語にしたものであった。(よって"Young Hero of Shaolin"は英語版のタイトルだった事になる)
となる。また、台湾の資料によれば南海影業では倉田さんの出演作として3本が記録されていた。「方世玉」(72)、『方世玉打雷台』(76)と『少林絶學一傳人』(77)の3本である。(すべて台湾公開時のもの)
『少林絶學一傳人』が香港の「旋風方世玉」に当たるが、問題は76年の『方世玉打雷台』という作品である。
これは殆ど「方世玉」と同じ出演者のためおそらく「方世玉」の単なる再映か若干編集が加えられたものになるのだろうか。(まぁそれにしても台湾になるとどうしてこうも題名が変化するのだろうか?公開は香港より2ヶ月ほど早いが・・。)
他にも同じ歐陽俊監督(台湾では陽明で通っているらしい)で洲威公司の「方世玉大破梅花椿」も台湾で2ヶ月早く公開されているが、こちらは勿論倉田さんが劇中”日本人”として出演されていましたね。(余談だがこれの原著はなんと古龍だった。孟飛はこの頃から古龍と縁があったのかも。)
以上の3本は順番にすれば
「方世玉」(72)
「旋風方世玉」(77)
「方世玉大破梅花椿」(77)
こんな感じでよいと思う。(何れも香港公開年)5年も間が空いているのは長い気もするが、私は最初の「復讐のドラゴン」の若かりし頃の倉田さんが一番好きです。
今回メモ程度ではあるが、日本人・倉田保昭フィルモグラフィーの一部を整理してみた。自分なりに整理してみるのも楽しいと思います。倉田さんは今後も話題になっていくでしょうから将来忘れたらこの記事を再度読んでみたいと思う。
実際に映像をいくつか確認すると、新たに撮影した倉田さんの出演シーンは存在していない模様である。クレジット表記ではしっかりと倉田さんの名があるがこれを出演作に数えるのはどうかと思うのだが倉田さんのシーンが存在する以上は一応含めておくべきかと思う。また、香港公開版(77/3/17公開)の「旋風方世玉」とは編集が異なるverなどが存在するようだ。確認できた3本を整理してみると、
①香港公開版「旋風方世玉」
前作「方世玉」から挿入されたシーンは少なく、倉田さん演じる譚飛脚がやられるシーンなどを挿入している。香港題に併記された英語は"THE PRODIGAL BOXER ( II ) "で倉田さんのクレジットは単独での表示となっている。
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②別編集Ver
①の香港公開版とは別編集となっているもの。クレジットは赤字で倉田さんのクレジットの隣には王青の名がある。前作「方世玉」から挿入されているシーンが「旋風方世玉」より多い。(苗翠花役・白虹の出演シーンなど)
③英語版
「Young Hero of Shaolin」と出るものが「旋風方世玉」英語版で、倉田さんの表記は"SHOJI KARATA SAN"である。これは香港公開版と編集が同じもので、クレジットと音声を英語にしたものであった。(よって"Young Hero of Shaolin"は英語版のタイトルだった事になる)
となる。また、台湾の資料によれば南海影業では倉田さんの出演作として3本が記録されていた。「方世玉」(72)、『方世玉打雷台』(76)と『少林絶學一傳人』(77)の3本である。(すべて台湾公開時のもの)
『少林絶學一傳人』が香港の「旋風方世玉」に当たるが、問題は76年の『方世玉打雷台』という作品である。
これは殆ど「方世玉」と同じ出演者のためおそらく「方世玉」の単なる再映か若干編集が加えられたものになるのだろうか。(まぁそれにしても台湾になるとどうしてこうも題名が変化するのだろうか?公開は香港より2ヶ月ほど早いが・・。)
他にも同じ歐陽俊監督(台湾では陽明で通っているらしい)で洲威公司の「方世玉大破梅花椿」も台湾で2ヶ月早く公開されているが、こちらは勿論倉田さんが劇中”日本人”として出演されていましたね。(余談だがこれの原著はなんと古龍だった。孟飛はこの頃から古龍と縁があったのかも。)
以上の3本は順番にすれば
「方世玉」(72)
「旋風方世玉」(77)
「方世玉大破梅花椿」(77)
こんな感じでよいと思う。(何れも香港公開年)5年も間が空いているのは長い気もするが、私は最初の「復讐のドラゴン」の若かりし頃の倉田さんが一番好きです。
今回メモ程度ではあるが、日本人・倉田保昭フィルモグラフィーの一部を整理してみた。自分なりに整理してみるのも楽しいと思います。倉田さんは今後も話題になっていくでしょうから将来忘れたらこの記事を再度読んでみたいと思う。
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