ブルース・リャンの主演作が74年のブームのとき劇場公開されました。『生龍活虎小英雄』という原題の「必殺ドラゴン鉄の爪」です。過去、ブログ記事でも確か書いたことがありました。(何を書いたのかまったく記憶なしですが(汗)。
ブルース・リャンをはじめてみたのはいつだったのかなぁ?最近は70年代のさまざまな映画の香港での出来事ばかり研究していたので日本国内での劇場公開作については少し遠のいていました。
『生龍活虎小英雄』オープニング
ストーリーのお浚いはこちらで。
出演したスターはブルース・リャンをはじめ、「クレイジー・パートナー」のウォン・ユンサン、ジェームス・ナムなど。女性は少ないのですがフー・チンさんも出演。
では名場面集をどうぞ。
彭老大ことブルース・リャン登場!
テレビではここから始まった(!?)
探偵(黄一清)のウォン・ユンサン(左)
”鉄の爪”木野中佐、ジェームス・ナム
敬礼!(左から孟海、王元泰、韓国材、呉明才)
フーチンとリャン
若き日のチャン・ウーロン
せまい道をゆくハン・コーツァイ
そういえば先日、知り合いの大先輩からこの「必殺ドラゴン」に関するお話を教えていただきました。「必殺ドラゴン」を当時劇場でも鑑賞されていたそうで(これだけでもかなり貴重な体験談と思います)、少しあとになってテレビで放送されたときは大幅にカットされていて番組解説の後、チェン・ラウの変装を見破った後のリャンのアクションシーンあたりから始まったそうです(少し編集かな?)。日本軍も某民族連合と呼び名を変えられてたんだそうです。当時はまだ70年代前半でしたから今とは世の中も随分違っていたかと思うのですが日本の置かれた立場はいまとさほど変わっていないようにも思えます。
先日挙げました倉田氏の数々の出演作もブームに乗っていくつかの作品は日本の劇場でもかかっていました。私は「復讐のドラゴン/武道大連合」ぐらいしか知らなかったのですが、倉田さんの出演した香港や台湾の映画でも結局のところ日本人が大いに関係ありますし私のように古い作品が大好きなファンだって日本には大勢いるのですからね。日本のこと、日本の将来、そんな話はここでは置いといて、いつでもそんな昔の映画をみていたい。敵が日本人であろうとなかろうと戦う(もちろん、スクリーン上で。)映画を見る理由なんて不要で、気軽に映画を楽しむ。私はそんな楽しみ方をしています。
またいつか74年頃のようなブームが何かをきっかけに起きて欲しいなぁと思います。新作もいいけど旧作の上映。どれか一本だけでいいのですが(でもやっぱりコレ。「必殺ドラゴン鉄の爪」!!!)劇場で上映したのならファンは絶対足を運ぶはずです。いまの映画館の宣伝マンは軍服を着ているじゃないですか、・・ってあっちは鷹の爪だったか(爆。
でもチョビヒゲと言い、マントといい、このオッサンてば総統に似すぎだなぁ(笑)