電影フリークス ~映画のブログ~

電影とは、映画のこと。その映画を一緒に楽しみましょう。

龍拳に使われた曲”「ワイルド・ギース」サントラ”

2011-05-23 22:54:37 | 映画音楽

先日と言っても震災前ですが、一枚のサントラCDがイギリスから届きました。
その名はイギリス映画「ワイルド・ギース」。音楽はロイ・バッドという人らしい。(なんか映画と同じイギリスからでうれしいですね。)広大なアフリカを舞台に、囚われた大統領を奪還するミッションを遂行しようとイギリスから送り込まれたワイルドギースの面々。
香港でも大ヒットして78年夏の公開時は「スターウォーズ」を上回る興収をあげ、香港映画にも多少なりとも影響を与えたということになるのでしょうね。

香港公開時の新聞広告『野鵝敢死隊』

たまにコンバットマガジンなんて読むこともありますが、ロジャー・ムーアの赤いベレー帽とか格好良かったですね。これのオンエアverを見てると疲れなくてかなり楽ちん。(昔は字幕のビデオもあったけどDVDとか出てないのかな?)音楽もスタッフが効果的に挿入しドラマチックに映画を盛り立てていました。
そんなサントラ曲がいっぱい詰まったCDが新たに発売されたので今なら入手もしやすいと思います。
公式サイト(購入はamazon.co.ukなどで)
http://www.silvascreenmusic.com/ishop/299/Roy-Budd/330261/The-Wild-Geese.aspx

それではこれより「龍拳」について。
龍拳のサントラは小清水ミツルのドラゴンフィストのイメージがあまりにも強烈なのですが、日本で作られた曲以外について解説してみたいと思います。

1曲目の曲”OVERTURE”はいかにも軍隊のマーチって感じの曲で、どこかで聞いたなぁと思っていたらやっぱりこれは「ドラゴン特攻隊」のオープニング曲と同じじゃあーりませんか(笑)。まぁこのドラゴン特攻隊も今では懐かしくなってきましたねー。これってジミーさんの戦争モノです!
8曲目の"RESCUE OF LIMBANI"は、えーと、ジェームス・ティエンが夜、様子を見に道場をこっそり抜け出すシーンや子供が材木置き場に付いて来るシーンに使われています。元のワイルドギースではやはり似たような暗がりで敵の様子をうかがう場面などで使用されていました。ちょっとこそこそっと敵にみつからないように(笑。
11曲目”AIRPORT”の後半には「龍拳」冒頭でチュン(任世官)が会場に乗り込んでくるときのBGMが入っています。ほんと選曲うまいなぁ。
12曲目がオープニングクレジットの曲です!「拳精」でもおなじみの台北・行天宮での武術大会・・。今じゃ龍拳見るとき必ずここから始まりますが、その昔私が東映の劇場で見たときはこの武術大会はカットされていたんですよね。きっと東映の厳しい目があったんでしょう。

あと龍拳と同時期に作られた『浪子一招』でも大量にかかってマシタ。これは例えばカンニングモンキー天中拳みたいなストーリーでアンジェラ・マオとかカサノバ・ウォンなんかも出てる活劇です。実は「龍拳」と『浪子一招』の音楽を担当したのは両方ともあのフランキー・チェンなのです!彼は「ワイルド・ギース」が好きだったのかな。
CDには入ってない曲も含め結構「龍拳」と同じ曲が流れます。もちろん音楽だけじゃないですが『浪子一招』も見てみると面白いですよ!フランキー最高。

ってことで今回は映画音楽をおおくりしました。

コメント (9)
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