白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

Lithium Birthday

2008-10-08 | 日常、思うこと
Fill my eyes
O Lithium sunset
And take this lonesome burden
Of worry from my mind
Take this heartache
Of obsidian darkness
And fold my darkness
Into your yellow light



I've been scattered I've been shattered
I've been knocked out of the race
But I'll get better
I feel your light upon my face



Heal my soul
O Lithium sunset
And I'll ride the turning world
Into another night



See mercury falling...





ああ、リチウムという夕陽よ
この瞳をいっぱいに満たしてくれ
そして このこころから
不安という、孤独な重荷を取り去ってくれ
この黒曜石のように暗い、こころの痛みを取り去ってくれ
そしてその黄色い光で、僕の闇を包んでくれ



僕は粉々に砕かれて ぶちまけられてしまった
争いにも疲れ果ててしまった
けれど、きっと元の通りに治るはずだ
僕は きみの光をこの顔に感じる



ああ、リチウムという夕陽よ、
この僕の魂を癒してくれ
そうすれば僕は 
また明日の夜へと回っていく世界に乗れるだろう



ほら 温度が下がってゆく・・・

             (STING 「Lithium Sunset」意訳)





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僕の飲んでいるリチウムはスティングのほかにニルヴァーナも
歌っているそうだ。





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誕生日の今日は、神戸・西神中央へ視察のため出張して、
関西の景色を見たくないので京都からずっと目を瞑って
三宮にも降りないという、新幹線と地下鉄と企業のみで
過ごして終わった。
数日前、会いたいと思ったひとに連絡をとってみたら
メールアドレスが変わったのか、MAILER-DAEMONからの
メールが返ってきた。
電話をしてみたが応答はなく、そのうちに電波が届かない、
という音声回答が返ってきた。





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帰りに、名古屋高島屋で、仕事上の付き合いもあるからと
グラマシーニューヨークのケーキを購い、
次いで成城石井に向かい、ソーテルヌとチーズを購い、
そのまま医者に行って、リチウムとデパスの処方を受けて
帰ってきた。




若かりし頃に、自身が同性愛者であるということに対する
自覚からくる苦しみと、選良意識がもたらした挫折感に
さいなまれて、フーコーは混乱と失意のうちに精神を病んで
何度も自殺未遂を企てたそうだ。
アルチュセールは医務室をフーコーの個室として手配したり
さまざまの措置をとるとともに、
フーコーに、自身の病を、精神分析ではなく仕事によって
乗り越えるように助言したという。





いまは、回し者として働くことだけしか出来ない。
実体のないものを売らされていた頃もあったから
どちらがましか。
少なくとも、厳寒の大阪の12月に、サンタの扮装をして
ティッシュを配るようなことは、今はしなくてもいいから
今のほうがましなのだろう。





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酒にのまれた頭が日付を超えようとして自転する。
STINGもずいぶんと、弱弱しくてなよなよとして
何とも情けない歌をつくったものだ。
まるでいまの自分のようで嫌なのだが、
僕に光がさしている様子はなく暗闇の中に眼を開いて
何も見えないままだから、ことによるともっとひどい。
仕方ないので、どうせ眠れないけれど、不貞寝する。
そして今日と同じ日をもう一度繰り返す。





つながっていたかったひとからの新たな途絶があった。








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