白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

living song

2006-06-18 | 音について、思うこと
仕事の内容は違えど、カフカのような境遇にある。 朝から電話がひっきりなしにかかる。 架空請求、訪問販売や契約のクーリングオフ、 多重債務といったことがらに関する相談件数が ここ2週間ほど急増してきている。 認知症患者によるリフォーム契約締結にはクーリングオフと 民法に基づく裁判所による被後見人認定を推奨し、 皮膚炎患者による高額健康食品購入にはクーリングオフを 推奨し、 家庭教 . . . 本文を読む

日記を書いてみる

2006-06-11 | 日常、思うこと
霧の青山高原、視界40m、白色の冷たく湿る風、 分け入っても先の見えぬ峠道を、掻き分けるように ハンドルを切りながら走って、 車中に流れるエヴァン・パーカー、バール・フィリップス、 ポール・ブレイの完全即興の音の風を聴きながら、 僕を襲う身体と聴覚の齟齬を楽しみながら 日曜の午後を過ごしてきました。 沈められるように疲れているのか、 今日はピアノを前にしても、一音も出せません。 無 . . . 本文を読む

麦秋心象手風琴

2006-06-07 | 日常、思うこと
五月晴れなる爽快な空を幾日も見ることなく六月。 すでに風は湿気て、梅雨の近いことを知らせてくれる。 ここ数年、季節の転換が舞台の書割を並べ替えるごとく たった一日で起こるようになって、 地球温暖化の影響をはっきりと個体レベルでも 感じられるようになった。 移ろい行く季節を感じる間もなくなって、 今日も大陸から、汚染物質が偏西風に乗って日本に舞い降りる。 ただでさえ木の芽時、木々の若葉萌え . . . 本文を読む