白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

マッコイ・タイナーの思い出

2020-03-07 | 音について、思うこと
マッコイ・タイナーが逝った。 中学生のころ、家にあったジョン・コルトレーンの「A Love Supreme」のレコードを聴いて、そのピアノの熱量と、空間を果てなく拡大していくハーモニーの群れに驚いた。初めてジャズの公演を観に行ったのが大学1年の冬、それが今は無き、桜橋にあったブルーノート大阪での、フロントにチコ・フリーマンを迎えた、カルテットでの来日公演だった。 彼は当時まだ60歳くらい . . . 本文を読む