白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

戸籍をつくった

2018-07-23 | 公開書簡
もし、自分の願いを叶える戸籍を、自分の手で作れたら、
それはどんなに、幸せなことだろう。
大切に思ってきたひととの戸籍を作れるとしたら。
そのひとが幸せになれるように、これからずっと、
チカラを尽くしていけるなら。
でも、自分の手で、そうした自分の願いを永遠に叶わなくする戸籍を、
自分の手で作らなければならないなら、
僕はどうやって、自分を保てばいいのだろう。




そう書いてからわずか3日後に、
自分の手で、そうした自分の願いを永遠に叶わなくする戸籍を、
自分の手で作った。




10年経った。




ただ、あのときと違うのは、
何を書き連ねたところで
いっさいは こちらからは見えぬところで、と書いたけれど、
いま、いっさいは、こちらから見えるところで、いま、進んでいる。

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