白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

日記を書いてみる

2006-06-11 | 日常、思うこと
霧の青山高原、視界40m、白色の冷たく湿る風、
分け入っても先の見えぬ峠道を、掻き分けるように
ハンドルを切りながら走って、




車中に流れるエヴァン・パーカー、バール・フィリップス、
ポール・ブレイの完全即興の音の風を聴きながら、
僕を襲う身体と聴覚の齟齬を楽しみながら
日曜の午後を過ごしてきました。




沈められるように疲れているのか、
今日はピアノを前にしても、一音も出せません。
無音のピアノは、いかめしく、かさばって、
西洋の合理主義に裏打ちされた技術の権化である
威圧的なただの箱です。




そんなものに魅入られてしまって。
命取りですね。

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