レイクのリターンズ日記

毒にも薬にもならない初代スタホの真実

勝ち継承配合における馬主ペイの影響

2014年05月25日 | スターホース
前回は、馬主ペイが変化することによってわずかな差だけど、初代馬の質が変容することを説明しました。
今回はいよいよそれぞれのペイで作った初代馬を基にした継代の様子を見て頂きます。

当時はラグーンさんのサイトの日記上でも勝ち継承配合の検証を偶然にも行っています。
これがそのまま使えれば私も楽だったのですが・・・
ところが、最初の40GⅢの配合データの中にも既に設定変更後のデータが含まれており、Controlデータとして使えませんでした。
大変でしたが、もう一度スタホノートを当たって初代馬作成と継代、勝ち素材配合の時期を確認し、ペイ変更に時期に従って集計しなおしました。

勝ち継承配合とは、40GⅢや40GⅡと言われるもので10週おき位に出走させた馬が残80週までに4走した中で勝ちを拾ったらそこから残80週まで消化して素材とし、その素材同士を配合するものを言います。4走して勝てなかった馬は残80週でCPU配合し、次世代でまた同じ事をするのです。私の場合、一世代あたりのINは500枚ぐらいでした。例えば4代の素材は配合時に系統として4代×500枚≒2000枚のINがある状況になります。
CPU配合による継代は成長型の早熟化(早め勝ち)と素材の底上げ(作成時賞金獲得能力値のお手軽UP)を狙ったものです。スタホ2・3では普遍的に行われていることだと思います。
P馬配合というのは割合に堅実な配合で親の成長型と能力値を素直に引き継ぎやすい傾向があり、駄馬×駄馬の配合は高確率で駄馬なのです。
集計の仕方はサイトの日記と同じようにそれぞれの素材の配合代数を2頭分合わせた数字で区分けし、INによって素材の底上げができている様子がわかるようになってます。
②というのは初代×初代の配合です。③は初代×CPU配合2代目の配合です。
馬券ペイはいずれもペイ90、三歳GⅡのデビューオッズです。

馬主ペイ89時の配合データ
②3.9±0.6(N=7)
③4.0±0.4(N=8)
④3.6±0.3(N=8)
⑤3.5(N=1)
⑥3.5(N=1)
⑦3.5±0.1(N=3)
⑧3.2(N=1)

初代の勝ち素材は割合と賞金獲得能力値は低く、早熟というだけの素材が多めです。そんな中でも目の覚めるような配合もあり、初代80切り同士で弥生3.2が2回もありました。その割には平均値は大した事ありませんね(笑)
これ以前は残60週まで消化していましたので、80切りのデータはあまりたくさんありません。データが少なかったのでGⅡ戦での分もいくつか含まれていますが、GⅡ戦だからといって特に変化はないように思いました。
CPU継代による底上げ感は素晴らしく、主戦の皆に大流行してしまいました(汗)

さて、その後の設定変更に伴う配合データです。
馬主ペイ80時の配合データ
②4.2±0.0(N=5)
③4.1±0.4(N=10)
④4.2±0.3(N=14)
⑤3.6±0.2(N=8)
⑥3.9±0.3(N=5)
⑦4.2(N=1)
⑧4.0±0.7(N=2)
⑨3.9(N=1)

2代~3代ぐらいの初代を配合に使った次世代は微妙に悪い程度かなというところですが、その後の底上げ感が非常に悪い感じです。
正直、いつも弥生4.0~4.2デビューぐらいが定番で、オハヘミ君と一緒に萎えていたもんです。
当時の日記の方もこれでは書く意義を失くしてしまい、更新もストップしてしまいました。尾花動画の作成していなかったらスタホ止めていた可能性すらあります。
主戦の客付きもこの時期を境にガラガラになっていきます。まさしく冬の時代でした・・・

設定変更に伴う、配合時の次世代初戦オッズの変化は設定変更後に作成した初代を使った継代にて顕在化します。だから、設定変更前後にはだいたいの方がすでに素材を持っている状況ですから、しばらくの間は気づきにくい状況が続きます。
また、素材作成において同一条件に絞った配合でないとわかりくいことも言えます。
例えば馬体外し配合でのそれぞれの方の平均値があると思います。大体がINに左右される傾向が強いと思いますけど。
そして、当時のはペイ89→80と凄い落差があったからこそ気がつけたのかもしれません。

先日の設定変更ですが、その後あまり悪い話を聞きません。
私は今週末、設定変更後に初めて初代馬1頭を作成しました。青葉賞6.0倍8着でした。さすがに体感できるはずもありません。果たして今後の振れ幅はどうなるのでしょうか?



馬主ペイ変更による初代馬の質

2014年05月25日 | スターホース
設定変更前後における発動馬に関しては、ペイ変更の影響を受けたのかどうか微妙です。
自分的にはすでに作成した馬の賞金予定数まで減額させることはないのではと想像するものの、もしかしたらちょっと払い出しが減っている可能性は否定できません。
とにかく使っている馬自体でペイ変更を体感できるというのはちょっと難しい気がしました。
ただ、この設定変更後に作成された馬で、主戦の殿堂馬は2万以上のものが出現しなくなります。
まさしく冬の時代だったと言えるかもしれません。
殿堂馬として主戦に2万以上のものが出現したのは、2月に馬主ペイを戻した以降に作成された『2頭のファントム号』からになります。
ここらへんの分も含めて私の殿堂馬の記録は、ラグーンさんのサイトの日記に全記録を掲載してあります。
私に限って言えば、尾花素材のストックをしていた時期でもあり、その影響もあったかもしれません。
もう一つは私たちが好んで行っていた素材作成法にも遠因があるような気がしています。

設定変更によって直接的な影響を受けるのは確かに『作成する馬の獲得賞金予定枚数』だと思っています。
しかしながら、この部分は使ってみなければわからないという感じで目に見えない部分なんです。
オッズ推移のような表面的なものは、ある程度の知識と経験で解説できますから、たいした事ではありません。
私がず~っとアドバイスに限界を感じてきたのはこの部分の推測が非常に難しいからに他なりません。
ただし、それが使わなくても目に見える形で出現する瞬間があるのです。もうおわかりでしょうが、それが次世代初戦オッズなのです。
次世代初戦オッズでどう判断するのか、普通にプレイしていたのではやはりわかりくいかもしれません。
実験結果は条件を統一することにより違いが見えてきます。具体的に統一する条件は『初戦オッズは先代を写す鏡』の日記にある②と③です。
GⅢ徹底でも馬体外しでもいいですが、誰しも自分の好きな素材作成法があると思います。
これらのやり方を統一したものの結果を比較することによって判断が可能となります。

前置きが長くて申し訳ありませんが、今回は当時の初代の状況から見てみます。
馬券はペイ90のままでしたが、馬主ペイは89の時期と80の時期に分かれます。ペイ80の時期は4ヶ月間でした。
それぞれの時期で素材作成に違いがありますので、出したレースの種類に偏りが見られます。
馬体重は適正状態でのデビューオッズ比較です。レース登録残り週は119~109まで位とまちまちですが、関係なしに集計しました。
もちろん、残り週が経過している方が良いデビューオッズが出る傾向にありますが、委細かまわず、すべてのデータを集計しトリミングはしていません。週経過していてもオッズがかなり悪いときもあるし、119週で登録されていてもかなりオッズが良い時もあるからです。
±は標準偏差、Nはデータ数になります。

<GⅡ定量戦>
ペイ89 平均値8.0±0.7(N=89)
ペイ80 平均値8.2±0.6(N=9)

<GⅢハンデ戦>両金杯、シルクロード、中京記念、ダービー卿、中日新聞
ペイ89 平均値5.7±0.5(N=25)
ペイ80 平均値5.9±0.5(N=29)

<GⅢ定量戦>
ペイ89 平均値8.4±0.5(N=53)
ペイ80 平均値8.6±0.7(N=69)

三歳戦とGⅡハンデ戦はデータがあまりにも少ない(5例以下)ので集計をしていません。
それぞれのレースにおいて馬主ペイの違いがオッズにして0.2の差として出ていますが、現実的に体感できる程ではない感じですね。

話がそれちゃって申し訳ありませんが、初代でいろいろなデビュー戦の勝率を調べてみました。
これらは馬主ペイを考慮せず、それぞれの馬券ペイにおける単勝ペイのみを考慮してオッズから計算した見かけ上の勝率と実際の勝率を比較したものです。
これら初代における初戦オッズでの実際の勝率はある程度オッズの勝率に収束するよう対応しています。
これだけを見ると、『オッズの出し方までは内部的な獲得賞金予定枚数によって決めるが、最終的な着順は完全確率という考え方』が有力な仮説に見えます(笑)

<GⅢ定量戦>
オッズ平均:8.3(勝率10.0%)221戦25勝(勝率11.3%)
<GⅢハンデ戦>
オッズ平均:5.7(勝率14.5%)90戦10勝(勝率11.1%)
<GⅡ定量戦>
オッズ平均:8.0(勝率10.4%)306戦36勝(勝率11.8%)
<GⅡハンデ戦>日経新春杯、目黒記念、ア共和杯
オッズ平均:6.2(勝率13.4%)61戦12勝(勝率19.7%)
<三歳GⅡ戦>
オッズ平均:6.2(勝率14.4%)59戦11勝(勝率18.6%)

上記のデータに疑問を感じる所がいくつかあることと思います。
まず、馬券ペイ90のデータだけでなく、馬券ペイ86のデータが相当数含まれています。ペイが下がればオッズは良化します。
GⅡハンデと三歳GⅡでデビュー戦の平均オッズは一緒なのに勝率が違うのはそれぞれの時代においてデビュー戦数の比率が異なるからです。
同じ登録費なのにハンデ戦の勝率は高いですよね。デビューをこれらにするとお得なのかも・・・
でも、期待値(勝率)はイニシャルコスト(作成費+登録費)よりも明らかに低いので、どちらにしても損する状況には変わりありません(笑)
まず一つ目の結論として、実際の勝率をオッズに反映させるシステムがある以上、馬主ペイが初代馬の質を変容させている可能性は高いと思います。

設定変更前後の現役殿堂馬

2014年05月21日 | スターホース
馬主ペイにおいて制御を受ける部分は以前にも書きましたが、作成する馬の獲得賞金予定枚数と考えています。
これまでに初戦オッズと獲得賞金予定枚数が何によって影響を受けやすいのか説明しました。
今回は設定変更があった当時における現役馬の動向をまず見てみます。
設定変更前後に殿堂クラスの現役馬はレイクフィリーズ号とレイクレリーフ号でした。


上記の写真は設定変更当日の出馬表です。レリーフ号は開店後すぐの2回目のWBCにて出走、フィリーズ号の出走は当日夜でした。
<レイクフィリーズ号>
スプリ3.0②
桜花2.8③(P2.7)
皐月2.5③
オークス2.1②
秋華1.6①
高松宮1.5①
WBC4.3①
WBC2.9③
JC1.5②
JC1.5①
WBC3.5①
WBC2.5④
JC1.5①
WBC3.4①
WBC1.8③
JC1.5①
WBC3.2①
WBC1.8②
JC1.5①
WBC2.7②
JC3.5⑨(P3.9、5.6)
JC2.9①(P2.2)
WBC3.9①
WBC2.8①
WBC2.2①
WBC1.6①
WBC1.7⑥ここが写真の状況です。
この後、フィリーズ号はグダグダになっていきますが、写真の時点で27戦目ですので切れて落ち目になっていくのも仕方ないように感じます。
最終的な獲得賞金は34000枚強です。

<レイクレリーフ号>
弥生3.0①
桜花2.7①
皐月2.2③
オークス1.9①
秋華1.5①
WBC4.0①
WBC2.7①
WBC1.8①
WBC1.5①ここが写真の状況です。
WBC1.5①
WBC1.5④
JC1.5①
WBC1.9③
JC1.5④
有馬1.5①
WBC4.3①(P2.6)
WBC2.9③
JC1.5①
WBC3.4④
レリーフ号は設定が変更になる前あたりから疲労コメが出ていました。設定変更後にWBC5勝を追加して34000枚馬になっています。

設定変更前にレイクホーネット号という馬もいましたが、これも35000枚馬でレリーフ号と似たような成長型でした。
この時期はMaxやり直し即継承×準80切りという配合でこの手の馬が量産されていた時期です。
この2頭の馬からは馬主ペイの変更など夢にも思わない状況だったと思います。


生産馬の能力値決定

2014年05月15日 | スターホース
今回のシリーズでは馬主ペイの設定変更がどのような形で体感できるのか、その機構について順を追って説明したいと考えています。

前回、初戦オッズの成り立ちを説明しました。これは配合のやり直しにおいても同じIN枚数と同じ出走履歴(素質カット)であれば、最終着順等が抽選でどう変化しようが、同じオッズが出るはずだろうという思惑があります。
これは初戦オッズが先代の配合状態を表す数字であり、その馬の能力値がどれだけあるかを表す数値ではないと考えているからです。
Maxオッズにこだわるのは、ある一定レベル以上の配合ができたことの証としてこだわるのであり、実際にその馬がどれだけ稼げるのかは別問題であり使ってみなければわかりません。
そこで、別問題であるもう一つ検討しなければいけない項目は次世代における①の作成時獲得賞金予定枚数が何によって決められるかです。
馬主ペイはメダルのIN/OUTを制御する設定ですから、すべからくメダルの枚数が問題となるはずです。演出的な事はどうでもいいわけですね。
ここら辺の話になると客観的なもので説明するのは難しいですが、先代の馬における以下の数字が関係すると思われます。

A:作成時獲得賞金予定枚数
 この数字が最も参照されるパラメーターではないかとの感触を持っています。
 Maxに初代をかけても、Maxが維持されそこそこの賞金枚数が見込まれる場合があります。
 これは初代がしょぼくても、Max馬側の元々の予定枚数が大きかったことが関係していると想定しています。
 この部分は重量物を積載させたトラックの走行速度を例にして想像できます。
 『スタートからの加速は非常に悪いくせに一度速度が上がったらなかなか止まれない』初代から万枚馬への過程を世代を追って見た感覚です。

B:馬を走らせることによって得た賞金枚数 
 今度は素質カットとは意味合いが違います。出走しても賞金が出なければ出走していないのと変わりありません。
 どれだけのINがあり、どれだけのOUTがあったのか、その枚数だけが参照される。それがアーケードの基本です。
 稼いだ賞金はマイナス要因になります。

 C:馬主IN枚数(調教・飼葉・登録費) 
 初戦オッズとは異なり、次世代への影響力について言えば、弱いパラメーターということになります。
 2002⇒旧プログレ⇒リターンズとバージョンアップを重ねる毎に弱くなったように感じる要素ですね。
 しかしながら、長いスパンで見たときに使い切った馬の獲得賞金平均値を上げるのはこの要素に他なりません。
 次世代という短いスパンではAの低い馬にいくら多額のINを入れたところで簡単に万枚馬を作れる確率は上がりません。
 1頭あたりにつぎ込める枚数は、とにかく数打てるだけの試行回数を重ねた時にものを言う数字と解釈してもらえばいいです。

INとOUTの関係については、以前の『スタホで生産した馬について』の日記でも開発者自らの記述を書きました。
馬体外しについてはOUTを非常に制限できる状況の中でINを増やせる素材作成法なのですが、同じだけのOUTであるならば別に馬体外しをしなくても高額飼葉を入れて同一のINにすることで次世代の能力値決定を同じ抽選状態にすることが可能だと言えます。
素材作成について私が区分けするのは、素材の吟味・取捨選択をするかどうかという部分だけです。
もし、取捨選択をせず、作った初代をただ掛け合わせるだけならば、別に『未出走漬け』でもかまわないということになります。
特に私の場合は♀の素材の少なさに悩むこともしばしばですから、こいつは中身なんかはどうでもいいから関係なしに配合!という時は『未出走40プール~漬け』です。
素材作成をするために走らせるのは、素材を吟味して掛け合わせる相手を選ぶためだと私は考えます。
走らせることによって、初戦オッズから先代の配合状態を把握し、着順によってその馬の能力値の一端を垣間見るのです。

最終的に次世代の賞金獲得予定枚数はそれぞれの馬主ペイによって割引されて設定される流れがわかりやすいのかなと思っています。

初戦オッズは先代を写す鏡

2014年05月11日 | スターホース
先週のWBC馬の出走履歴が無くなった件に関して、オハヘミ君から追加情報をもらいました。
2クレ明けの木曜日に設定変更があったものと想定されますが、オハヘミ君はたまたまその日の夜にスタホする機会があったようです。
WBC馬の方はすでに履歴がいくつか埋まっていたようでしたが、国内レースの方で変化を見つけていました。
どのYearかは確認し忘れましたが、京都記念において古馬スタートのC馬が履歴のいくつか消えているものがあったとのことでその時の写真も確認させてもらいました。
履歴が消えていた馬はマーベラスサンデー、ダンスパートナー、サンデーブランチでした。確かに古馬限定戦で履歴のまったくない馬というのは盲点でしたので、そんな見方もあるんだと勉強になりました。
残念なことに私は翌金曜日の夜9時頃に主戦に到着。すでに10Year分(約25時間ぐらいか)を過ぎてしまったようで確認できませんでした。
オハヘミ君に設定変更を教えてもらわなかったら、そのことに気づきもせずプレイするところでしたので、オハヘミ君に感謝です。

今回の設定変更がどのようなものか、果たして体感できる程の影響なら相当なもの(最低設定)であると考えます。
ついこの間までの設定に関しては『馬券86・馬主ペイ90に戻した』と当時、お店の方から言われているものの、そうとは到底思えないこれまでの感触があります。
これまでの主戦における設定の流れを振り返ると・・・
馬券ペイ90・馬主ペイ89⇒馬券ペイ90・馬主ペイ80⇒馬券ペイ86・馬主ペイ86?ぐらいかな。中途半端な設定だと思えます。
今回馬券ペイ86・馬主ペイ??はどれくらいの落としどころでしょうか。この何年か前の設定変更の際に起きた出来事を交えながら馬主ペイが与える影響を振り返ってみたいと思います。

今回はまず初戦オッズに影響を与える要素から説明したいと思います。
あらかじめお断りしておきますが、以下の説明は私の頭の中で構築した考えであって公式HPとかに掲載されているわけではありません。
先代における素材作成段階で以下のものが関係すると考えています。

①作成時獲得賞金予定枚数
スタホの馬は作成時に賞金をどれだけ稼げるのか限界値としての枚数設定がなされます。
これに対する着順決定システムについてはまだ議論があるところだと思いますが、今回は触れません。
これは大きければ大きいほど次世代への素質恩恵にかかわってきます。

②馬主IN枚数(調教・飼葉・登録費)
調教や飼葉でINさせたメダルは次世代の初戦オッズを良化します。
特に素質の低かった馬であればあるほど、①の枚数設定の平均値が低いので多大な影響を与えます。
でも、Max付近になると①の設定平均が高くなる、あるいは初戦オッズに見合うだけのINの必要数が極大となるため影響力が格段に落ちます。

③レースにおける素質カット枚数
レースの格とオッズに見合うだけのサイド枚数が、そのマイナス要因と考えるのがわかりやすい理屈です。
馬体外しはカットの少ない素材作成として多くの方が愛用されていると思います。
その中でもGⅢが最もカットが少ないレースですので、GⅢ徹底という手法も使われる場合があります。
ただし、登録費もINの要素ですので、高額飼葉を与えられない私のようなチキンベッターには必ずしも登録費が安いGⅢで馬体外しが最適であるとは言い難い部分もあります。
適正体重でのGⅡ・GⅠ出走はオッズが出てしまうのでカットが大きくなります。①の大き目の馬なら通用しますが、そうでもない初代などで行うと酷い目に会うこともしばしばです。
WBCの出走は特殊です。最終レースをWBCのまま(例:WBC徹底とか)にすると次世代初戦オッズへの悪影響があまり出ません。
問題はWBC後に出す国内レースにあると思います。多くの場合はオッズが良化し過ぎるのでカットが大きくなります。

以上が私が考える初戦オッズに影響を与える要因です。これらの総合評価で次世代初戦オッズは決定されると想定しています。
着恩恵という言葉が継承の場面でも使われることがありますが、①の中身の一端を見ただけでありカットはありこそすれ、継承への恩恵は何もないと考えています。
あくまでも1着継承という考え方を否定するものではありません。①のことを想定すれば、着を取れる馬は良い素材である可能性が高いという考え方に間違いはないと思います。