レイクのリターンズ日記

毒にも薬にもならない初代スタホの真実

尾花栗毛(出現する素質)

2013年12月26日 | 尾花栗毛
先日の日曜日からすぐですから特に話題もないところですが、珍しく早い更新をしたいと思います。
年内は休みなしの進行ですのでゆったり過ごすというわけにもいかないのですが、週末には夜ぐらいスタホできそうです。
それでは余興シリーズの続きです。

最近は特にこだわって尾花を狙うということもしていませんが、一時期はかなりこだわってやってました。
尾花栗毛は『出生時に極めて高い潜在能力を持っている事』が出現条件になっており、いわゆる素質を必要とします。
具体的には弥生・スプリングデビューでペイ90なら3.7~3.8あたりがボーダーラインになっている感じです。
あくまでも出生時のパラメーターのうち素質のみが問題となり、賞金獲得能力を必要としません。よって全然走らない尾花がうまれたりもします。

ちょっと前のことになりますが、ふとした弾みでスタホ動画を撮影してみようという気持ちになった時期があります。
当時、動画を見た中で尾花を複数頭同時出走させたものが画質は良くなかったのですが、自分の記憶に印象深く残っていました。
いつかあんな動画を撮ってみたいなぁ~ぐらいな感じで始めたんです。
最初の動画投稿はニコニコでした。何でニコニコなのか?というとコメントに匿名性があって気軽にできるからです。
YouTubeではコメントにアカウントが掲載されますので、レスつけにくい部分はあると思います。
良くも悪くもみんなの直接的な意見が見られるニコニコにしようと思ったわけです。
ところがです。最初のいくつかの動画は酷かったですね(汗)元動画はそれなりに画質も悪くないんですが、投稿するとあれですからね。
一般会員だとペナルティというかハンデを背負わされるということですね。
動画を投稿するという行為だけでも随分と勉強させられました(笑)
ちょうどその時期は主戦も非常に悪い時期(設定変更のため)で素材を作るのも大変でした。そんな中、こつこつと尾花を作成してはストックをしていたわけです。
尾花というのは一度栗毛系として素質のある馬を作成してしまえば、その系統で次回も1/4の確率で尾花が狙えます。ですが、新たにまた作成しなければならないわけで・・・当時の設定は馬体外し配合でさえ平均値弥生4倍前半という酷さでした。及第点の素質を得るだけでも倍の苦労をした感がありました。
そして、もう一つは毛色自体です。毛色の中でも鹿毛系はやっかいで一度でも配合してしまったり、偶然鹿毛系になってしまうと栗毛系に戻すのが大変でした。3~4回栗毛を配合してようやく栗毛系に戻るぐらいが普通で、8頭の素材集めには半年の期間が必要になったんです。
そして、発走にこぎつけたのが以下の動画です。
リターンズ尾花の祭典.mp4

その他、説明は次回にしたいと思います。

尾花栗毛(栗毛系の比率)

2013年12月22日 | 尾花栗毛

昨日は公開を楽しみにしていた『永遠の0』を見てきました。いや~とっても感動しました!私にとってはちょっと前に見た『風立ちぬ』と双璧です。
実は、夏前にはこの映画や原作のことを知りませんでした。宮崎駿監督が秋頃にゼロ戦を神格化した映画とかって、批判的なコメントをしていたらしく、その記事を目にしたことが知るきっかけでした。どんな映画でどんな原作なんだろうとかえって興味津々になりました。
とりあえず原作を読んでみようといくつか図書館に回ってみたのですが・・・なんとこれが全部借りられていて全く置いてないんですわ(汗)
コンピューターで検索すると浜松市内の図書館だけでも10冊以上の『永遠の0』の蔵書が置いてあるんですが、すべて借りられてました。さすが、ベストセラーだけはあります。ブックオフなどの古本屋もよく行くのですが、当然の如く置いてあるはずもありません。仕方なく本屋で文庫本を買ったのですが、2006年初版発売なのに一番目立つところに置いてあります。凄いですね。まあ、映画公開が近いのもあるでしょうね。
当初、読む前から批判的で斜に構えた態度の私でしたが、素直に物語に感情移入できて、いつまにか涙を流している有様でした(笑)
確かにインタビューで綴られるストーリーは軍事オタク気味な私にとってはどこかで見聞きした内容のものが多く、ドキュメントタッチの作風にしてはまがい物と受け取られかねない内容ですが、構成も人間ドラマも素晴らしく一気に読んでしまえる内容でした。原作を読んでからというもの公開を楽しみに待っていたわけです。ただ、映画って原作が素晴らしいとかえってがっかりしてしまうことも多く、実際に鑑賞するまでちょっと心配もありましたね。

昨日、公開初日の15:00ちょっと前のスタートで鑑賞しましたが、席は2/3程埋まっていました。客層は驚く程年配の方が多いです。
私も人のことは言えない中年のオヤジですが、私より年配のお爺ちゃんお婆ちゃんという世代がメインでした。私自身、戦争を題材にした映画を見る機会はそんなに多くはないのですが、こんなにも年配の方が多いものなんでしょうか?おそらく原作を読まれた方が楽しみで見に来られたパターンが多いのかもしれません。
映画はかなり原作に忠実に作られていました。いや~ストーリーは原作読んでるから知ってるですけど、何か自然に涙が出てきてしまうんです。末期ガンの患者で当初話すのも辛そうだった橋爪お爺ちゃんが宮部のエピソードを語り終える頃には何か元気しゃくしゃくでとても病人には思えない演技には笑っちゃいましたけど、全編涙をこらえるのが大変な出来だったと私は感じました。
最後のシーンはうまく構成しましたね。原作で余分だったな~と感じたのが、空母に突っ込み散華したシーンとその後、彼の名誉を讃えて水葬するシーン。映画ではカットされていました。原作と同等か、構成自体はあの短い時間の中でうまくまとめたなぁと思いますのであるいは原作以上かも?
誰にでもわかりやすく、誰もが感動できる映画である点は『風立ちぬ』とは異なる部分です。息子も『風立ちぬ』は今ひとつだったけど、これは泣けたと言ってました。決して戦争賛美な映画ではないことは断言できます。宮崎監督は何を批判していたのだろうか?これだけが謎です。

さて、またしても脱線が過ぎましたが、スタホの話に戻りたいと思います。
週末毎に素材は作っています。大したトピックスは当然ないのですが、3冠リーチの馬は今週末で3頭になりました。
ですが、PJPは5000枚ちょっとなのでまたしても保留しています。せめて1万枚ぐらいあって欲しいですね。
私の最後の三冠は昨年10月ぐらいです。随分とご無沙汰です。今の自分の心境では2~3ヶ月眠らせておいても我慢できそうですので、取れない状況を逆手に取って面白いことができないか考えています。実際どうするかはもう少し考えたいと思いますので来年1月の2クレ明けが一つの目安と思っています。それではちょっと時間稼ぎの余興シリーズに行きたいと思います。

スタホの演出の中で毛色というのは皆さんも楽しみな部分があるんじゃないかと思います。
2002のHPの中にも『毛色の秘密』という項目があって、種類と配合による出生比率が掲載されています。
鹿毛系は鹿毛、黒鹿毛、青鹿毛がありますが、もっともポピュラーでしかも片親が鹿毛系だとこちらが明らかに生まれやすい毛色です。
芦毛系はレアな白毛が含まれています。オルコックアラビアンがそうですが、厩舎で見ると輝くような白色をしていて綺麗です。ただし、白毛はレアでなかなか生まれないというだけで特に他の条件はないようですね。
そして栗毛系は通常、栗毛と栃栗毛が生まれますが、見た目に派手な尾花栗毛も含まれています。尾花栗毛については生まれにくいということだけではなく、ある程度素質がないと生まれにくいという条件が付いています。
2002のHPでも 『尾花栗毛は以下2つの条件が備わった時にのみ1/50の確率で生まれます。
①栗毛である事
②出生時に極めて高い潜在能力を持っている事』とされています。

2002当時は私も素質馬など全く作っていなかったので、尾花栗毛ができたのは一度だけしかありません。
当時の記録は断片的にしか残っていないので、この尾花の記録がどうだったか詳細は覚えていませんが、マイルCSを1勝したのみであったという記憶があります。
それにしても2002では2つの条件+1/50の確率と余りにも厳しい条件だと思います。
旧プログレスに変わってしばらくした頃、シーマさんが提唱するマルチという素材作成をやっていた時期があります。
この素材作成は今の自分の素材作成の原型になるものと言えますが、40G3の素材を軸に配合して軸は放置!と当時としては画期的な素材作成でした。この放置という行為に随分と批判があったのも事実ですが、実際に素質馬はできるしネットにも続々と殿堂馬がランキングされていましたから、実績で批判をはねのけていたと言えるかもしれません。
何しろ、80切りなので素材が集まればあまりにもお手軽に配合が進みます。私はこの素材作成の中で初代を栗毛系で極力統一することを条件に配合を進めていました。初代80切り+初代80切り→2代放置+初代80切り→3代放置+初代80切りと配合が進んでいきますが、途中から尾花栗毛が生まれてきました。マルチは軸の素質を見ないまま(レース登録なし)放置して残80で配合します。よって軸の素質がどうなのかは全く疑心暗鬼ということになってしまうのですが、尾花が生まれるとある程度は保証されているだけに安心できます。ところが2代連続とかで尾花が生まれてきたりして・・・本当に1/50の確率か???と疑念が生まれてきたのです。そこでこの素材作成をしている間、集計を取ってみると栗毛系の生まれる比率は以下のようでした。
栗毛系×栗毛系=ほぼ95%以上の確率で栗毛系、極まれに鹿毛・芦毛。
栗毛系が生まれる時、その内訳は栃栗毛:栗毛:尾花栗毛=50%:25%:25%ぐらいでした。
つまり、栗毛系は栃栗毛と栗毛が半々の確率で生まれ、栗毛が選択された時に素質があれば半分の確率で尾花栗毛が生まれるということがわかりました。
このマルチを応用した素材作成では18頭の素材で準ができたり、8頭のG3徹底馬を合わせていきなりMaxができたりとビジュアル的にとても楽しい作業でした。






着順決定システム(ペイ86での配合パターン②)

2013年12月16日 | 着順決定システム
スタホの方は等価に戻りまして早速Maxを走らせてきました。最初のつまづきがどうかと思っていたら、悪い予感は当たるもんです。
弥生3.1②
皐月2.8⑤
安田4.2⑤
スプタ3.9⑥
フェブ3.9③
マイル3.2②
スプタ2.7⑤
安田3.0③
スプタ2.4④ここまでやって諦めました。なかなかの国内グダグダ振りです。
先代が初戦のGⅠを勝ってその後グダグダとMaxとしては典型的な早晩型でしたが、今回は序盤すべてグダグダと悪い方へ遺伝は進んでいるようです。
何しろもう19代になりますが、Maxになってから一度準転落はあるものの10代以上が経ちます。一度も使い切ることなくやり直しを続けてきました。まあ、こういう晩成なのか単なる駄馬なのかわからない世代もいつかやってきますわね。しばらく辛抱が続く世代が繰り返す予感がします。やり直しは年末年始ぐらいかもしれません。
Maxは仕方なしとして最近はスタホに対するモチベがかなり上がっています。ちょっと検証してみたいことがあってデータ収集をしています。調教・飼葉の与える影響について調べていますが、今の所、セリエ氏の考えが正しいような方向性で進んでいるような感じです。かなり極端なデータ取りですが、また年明けぐらいなら公開できるぐらいになっていると思います。

それでは前回の続きからです。ペイ90では結構勝ちにこだわって素材集めしていました。その中で特に心配していたのが初戦勝ちの素材です。実は初代にも割といます。2戦目以降が微妙な馬が多いんですが、初戦のみの80切りで構わず素材にしてきました。その影響かMax付近の馬における初GⅠ勝ちの3戦目で勝率が下がっている原因にもなっているのかもしれません。いわゆる早晩型の馬もこの範疇に入ります。
半年ほど素材作成を継続した後、もう少し幅を広げて複数回入着したら良しにしようと3着→2着ぐらいでも素材にするように変更しました。
ペイ86はその流れで素材作成をしています。


勝率は見かけより高いんですが、何だかマイルドな曲線になってしまっていますね。それでも早熟気味な馬が作成できる傾向には違いありません。
これと対極をなすのが当然晩成な馬ですが、配合パターン①に多いんじゃないかと思います。
これは中~終盤にかけて素質が切れてから、あたかもパクるが如く悪オッズで勝ち出したりします。この終盤の意味不明な勝ちっぷりもリターンズでも改善できなかった項目の一つです。もうすでに根本的なゲーム性をいじれるだけの容量がなかったから致し方ないんでしょうね。

着順決定システムの本質的な話にまだ至っていないのですが、次回は息抜きでちょっと寄り道させてもらいます。

この出馬表を見てピンときた方は動画通ですね(笑)

着順決定システム(配合パターンの違うMax)

2013年12月05日 | 着順決定システム
日曜日には例のMaxを走らせてきました。
12月は前日の30日までマルチの告知がなく、店員に聞いてもよくわからないというような返答だったのでやらないのかと思っていたら当日にいきなりの告知でした。多分にマルチ直前は客付きが悪くなってしまう実績を踏まえての店長判断かと想像します。
私も朝一で来てパチンコしながらのプレイでしたのでしばらくはマルチの意識がなくMaxを普通に走らせていました。
弥生2.9倍 3着
皐月2.8倍 5着
安田4.2倍 5着
スプタ3.9倍 6着
フェブ3.9倍 3着
マイル3.2倍 2着で放牧中です。
いきなりの3連続着外にいつもだと引退がチラつきますが、もう後がありませんのでとりあえずそのまま。
また、マルチが明けましたら走らせてきます。
ここの所、着順決定のことをつらつらと考えていたら、いろんな妄想が頭を駆け巡って何かスタホするモチベが上がってきてしまいました(笑)
月曜日なんかは夜中の10時過ぎから無理矢理スタホしちゃいました・・・でも、体に響くんですよね、無理すると。
昨日と今日は仕事帰りが11時過ぎでしたので流石にやめときました。やっぱり週末まで我慢ですね。
では、続きに行きたいと思います。

初代馬について、皆さんはどのような印象をお持ちでしょうか?
おしなべて大した馬はいませんけど、たまにびっくりするほど稼ぐ馬もいますよね。
成長型的には早熟で三歳からバンバン稼げるというよりはやはり後半からの稼ぎが多いというのが私の印象です。
素材作成に関してリターンズ序盤は馬体外し、G3徹底がほとんどで、初代から全消化でP馬配合というのが当時のスタイルでした。
以前に日記(新馬作成と性別の問題・リターンズでの悩み)にもありますように気分転換も兼ねて配合パターンを変更した時期がありました。
現在はその変更した配合パターンを引き続き継続している状態です。
変更した趣旨についてはその日記を参照して頂ければと思いますが、その配合パターンが違うMax馬の戦績を分析してみようという話です。
配合パターン1
デブでも徹底でもいいんですが、とにかく初代からP馬配合に徹する。CPU配合はしないでMaxまで作り上げる。
配合パターン2
序盤で結果が出た馬のみP馬配合してMaxを作り上げる。結果が出ない馬はCPU配合でやり直し。P馬配合しだしたらCPU配合はしない。
この二つの違いで作ったMax付近の馬の勝率を分析してみました。

とりあえずペイ90時代のデータです。ローテは弥生→桜花・皐月→NHK・オークスみたいなパターンがほとんどです。
初戦が弥生orスプリングというところは共通ですが、他はG2が入ったり、古馬戦やWBCも入ったりしてますので一定はしていません。
特に区別せずに順番に戦った戦績を掲載しただけです。アバウトですが、おおよその傾向は読み取れると思います。
見かけ上の勝率は単勝ペイ87%÷オッズで変動幅を標準偏差として±値で表記してあります。オッズも標準偏差を表記してあります。
実際の勝率は勝数÷例数×100で表してあります。上記のものをグラフ化したものが以下のものです。

配合パターン1の低空飛翔ぶりが見て取れます。あくまでも平均値ですから当然序盤から走る馬もいますが、希少な状況には違いありません。
一言で表現すると『国内グダグダ』ですね(笑)
配合パターン2は3戦目に落ち込みがあるものの、それ以外は順調な滑り出しです。早熟な傾向が読み取れます。
あくまでも私の素材作成が優れているということを説明しているわけではありません。どんな配合でも一長一短はあるものです。実際に殿堂馬になるような稼げる馬を作成するのは大変な作業です。
一つだけ言えるのは、素材作成のコンセプトとして早熟なMaxの作成には成功していると思います。
データはあまり多いとは言えないところですが、素材の成長型がMax馬にまで影響を与えている一例と言えます。
そして、オッズは最初は一緒ですが、結果に引きずられて配合パターン2では徐々に良化幅がアップしていきます。
そうなのです。オッズは結果に引きずられる金魚の糞に過ぎないわけです。SEGAのオッズシステムは結果に追随して馬券ゲームに矛盾しないよう作られたものであると考えられます。でも、序盤と終盤は修正できなかったんでしょう。

ぶっちゃけ言いましょう。糞オッズで勝てても、次回オッズ良化して負ければ釣り合いが取れているだろう!というのがSEGAのオッズシステムです。その逆もしかり。随分と乱暴な物言いでしたね(汗)ちょっと言いすぎました・・・
次回は同じ配合パターンに固執したペイ86データを作成してみます。

着順決定システム(SEGA独自の方式)

2013年12月01日 | 着順決定システム

またまたご無沙汰しておりました。夏から準備を進めていた仕事上の大きなイベントも先週末にクリアして今週はホッと一息しています。
今まで忙しさにかまけて通勤途上の風景も目に入ってなかったのですが、ふと街路樹を見るとソメイヨシノが咲いていました。
何で咲いてんだろ?と思ってネットで調べてみたら『戻り咲き』とか『返り咲き』などという現象みたいですね。
夏に台風による風害や塩害、または病虫害で葉を落としてしまうと秋に蕾が開いてしまうらしいです。この寒い中、よく咲くなあと感心しました。
さて、スタホの方ですが、先週から今週にかけて頑張って素材作りしMaxやり直しの配合にこぎつけました。
先回のWBC勝てたけど国内グダグダMaxと準の配合です。

持てる素材をすべて注ぎ込んで配合しましたので自厩舎はお遊び系統1頭とこの本線Max、他は初代が少々というこれまでにないスリムな状態です。正直、準かけて準落ちも覚悟しての配合でしたので、こちらもホッと一息です(笑)
走る、走らないは配合の引きがすべてですからこれは仕様がないと諦められますが、準落ちでスタートラインにも立てないでは落ち込みますもんね。
今日は弥生2.9 3着→皐月2.8 5着で終了でした。また、明日走らせてみます。それでは、いつも通りの連載に行きます。

生産時の馬の能力値設定として素質と賞金獲得能力の二つを考えました。素質に関しては初戦オッズの決定とオッズの維持力を決めます。賞金獲得能力は馬のトータルでの獲得賞金設定があり、成長型を決めるため残り週ごとに賞金振り分けがされます。オッズは着順ごとに推移幅がある程度の法則を持って決められていますが、賞金振り分けの多寡が推移幅を修飾していると考えられます。また、オッズの維持力も生産時の賞金設定にいくばくかの影響を受けていると想定されます。早熟の顕著な例は弥生・スプリング着順毎の桜花・皐月推移です。素質のない馬ほど推移の修飾を受けやすく、目を見張るような推移を見せることがあります。中身のない馬でも、ないなりの成長型があり早熟であれば良い推移を見せる場面はあるものの現実的には着が付いてこないという悲惨な結果が待っています。逆に晩成は、G3徹底などをやるといくら調教してもオッズが良化しない残り週の期間のある馬が存在することでわかります。これもある一定の残り週を過ぎると急に推移幅が変わることでピークが近づいたことに気付くわけです。
これら素質と賞金獲得能力をどのように着順に連動させるかについては私も数多くの経験から辻褄の合う理屈をいろいろと考えていますが、なかなか難しいところです。着順決定方式についてはSEGAも『SEGA独自の方式』であるというような表現を使って説明しているのみです。巷間よく言われている考えはオッズによる完全抽選というものがあります。果たしてこれが独自の方式と言えるのかどうかは皆さんのご想像にお任せしますが、この完全抽選という考えには一定の裏付けがあります。プレイヤー馬のオッズから出した勝率(=単勝ペイ÷オッズ)を総平均すると、実際の勝率がオッズから導き出した勝率にあたかも収束してしまうように見えるからです。

初代馬を例にとってデータを提示してみます。
G3徹底等のデータ:見かけ上の勝率15.7%、実際の勝率14.3%(385例)
馬体外しのデータ:見かけ上の勝率7.11%、実際の勝率8.2%(340例)
わざとオッズを悪化させたデータと調教・飼葉によって頑張って良化させたデータでは勝率に開きがあり、あたかもオッズで完全抽選していなくもないような感じがします。
馬体外しではなんらかのペナルティがあるのか、オッズが悪いのがそのまま出ているのかよくわかりませんが、G3徹底では実際には若干勝率が悪く、馬体外しでは若干勝率が良いのが意味深です。もしかしたら、ただの気のせいかもしれません(笑)
それぞれの馬にセッティングされた能力は固有のものであるはずなのですが、トータルしてしまうと当たり前の如くそれぞれの馬の個性が埋没してしまっています。それは最初に書いたオッズのシステムに鍵があります。それと初戦オッズが先代の能力値の平均化されたものから出されているからと考えています。ここら辺の自分の考えをうまく表現する方法が今まで見出しにくく感じていましたが、次回では素質の権化、Max付近の馬の戦績からオッズと着順の関係を解析することで自分の考えを説明したいと思います。