レイクのリターンズ日記

毒にも薬にもならない初代スタホの真実

賞金獲得能力と成長型

2013年11月11日 | スターホース
これから書くことはこれまでに自分自身が得た知識と経験から導き出した結論であり、あくまでも事実であるかどうかは開発者ではないのでわかりません。でも、この内面の部分を追及することが私にとってスタホの中で一番面白い部分でありました。ただ、ある程度わかってしまうと逆にその興味を急速に失ってしまうという諸刃の部分が自分自身の中にあります。その点、ご了解頂き、お読み下さい。

スタホ上の馬は新馬作成時に能力値が決められますが、具体的には獲得できる賞金の枚数として能力値が設定されます。つまりは作成した時点で既に賞金は払い出されたものとして扱われ、それを実際に賞金として引き出すかどうかはプレイヤーのレースの選択次第となります。例えば、万枚馬として生まれてきた馬であってもG3徹底をやればそれだけの賞金しか稼げないだけの話です。使い方が上手いとか調教・飼葉のやり方が上手ということが問題なのではなく、万枚を吐き出させることが可能なローテ(例:G1→WBC)をしたかどうかが問題となるだけです。そこには運の問題は大きく介在することは少なく、ある程度の既定路線でもって馬が走ります。オッズはその馬の素質と着順を基にしたある程度規則的な推移を辿りますが、賞金はそれらとは必ずしも同じ相関を持って設定されているわけではありません。よって一見運が良すぎるようなとんでもないオッズで連勝ということも十分ありえます。運の問題を言及するならばそのレースに勝てたことを運が良いと考えるのではなく、そのレースを勝てるだけの馬が生産できたことを運が良いと考えるべきなのです。育成ではなく、あくまでも生産に鍵があります。糞オッズの初代馬であっても中身が当たってさえいればG1を何勝もすることが可能な理屈がここにあります。
馬主ペイアウト上の設定はこの獲得賞金の枚数設定にかかわっており、ペイが低ければ獲得賞金の低い馬が生産される傾向となり、ペイが高ければ獲得賞金の多い馬が生産されやすいという単純な図式となります。私は、このペイの設定で初代馬の質が大きく変わることを自分自身で経験をしております。これも今となっては良い思い出ぐらいな感じですが、当時は実にシンドい思いをしたものです。

そして、この獲得賞金能力には大きく二つの能力値に分別されます。一つは国内レースの賞金であり、これはもう少し細分化された状態で規定されている可能性があります。もう一方はWBCの賞金獲得能力です。これらはそれぞれの馬に固有な形で賞金設定されていると考えています。興味深いのは国内が勝てないのにWBCで稼ぐ馬です。このタイプの馬はスターホース2002の頃には既に存在していましたが、象徴的な事として特殊飼葉とは無関係に特別招待されやすいことが挙げられます。特別招待はこのタイプの馬のために救済措置として使われることも想定されていると考えられます。

上記の写真の馬は昨年の冬、普通にCPU配合して作成された知り合いの馬です。
こいつはWBC3勝しました。でも、獲得賞金は10010枚!途中でWBC2着もありますから・・・履歴でわかるG2での1勝が唯一の国内勝利でした。
どうあがいても国内G1は勝てなかったようです。私もこれに近い経験は2002の頃の使い倒し期に経験しています。WBCだけを特別に稼げる馬というのは確実に存在します。Max馬としてはペイ90時代のレイクホーネット号がWBC走る馬でした。
WBC5.0①
WBC3.3①
WBC2.2①
WBC1.7①
WBC1.8①
WBC1.9②
WBC2.9②
WBC12.8①
WBC6.0①
WBC4.0③
WBC8.0③
WBC12.0⑥
WBC12.4⑩
WBC14.4②
WBC13.1①
WBC11.2①
WBC4.8③
WBC17.4⑩
以上は、ホーネット号のWBCの全履歴です。WBCは計9勝しましたが、国内は9勝しかできませんでした。後半、中だるみはあるもののありえないほどの勝利率です。

三歳のクラシックレースで稼げるのか、古馬になってから稼ぎ出すのかという部分が早熟とか晩成を表す成長型になります。作成時に設定された獲得賞金はその馬の生涯120週のうち、どの残り週になった時点で払い出しOKになるかが振り分けされます。作成した時点(残り120週)である程度の払い出し能力が設定されている馬は早熟もしくは超早熟といっても良いでしょうが、その区別は難しいと言えます。逆に古馬になってから稼ぎ出す馬、所謂晩成ですが、序盤から中盤にかけてのオッズ推移が甘い印象があります。初代に多い成長型でもあります。最近はほとんど行われていない手法だと思うのですが、プログレス当時はG3ロードというやり方が一時期流行ってました。残り40週ぐらいまではG3徹底と同じなのですが、そこからG1格上げして3戦~4戦の間に勝てるか勝負みたいな手法でした。当時、この手法のG1勝てる裏付けはG3徹底による素質の積み上げで終盤のG1戦を良いオッズ(400G1で6~7倍位)で勝負できることみたいに言われていたものです。確かにG1勝って素材にできた馬はかなり強力な素材として使えたというイメージのある手法だったと思います。しかしながら、この終盤でG1勝てなかった馬は素材にならずやり直ししなければならないという大きな欠点も抱えていたのです。実はこの手法を使わなくとも終盤にG1勝てる初代は割といたことは2002の頃より私は知っていました。ただし、G1戦のオッズが10倍前後であることと、例えこのような馬を配合しても次世代の初戦オッズがあまり芳しくないことも知っていたわけですけども。私の感覚としては、良いオッズであるから勝てるというわけではなく、そういう成長型と能力があるからこそ勝てるということは明白だったんです。次世代初戦オッズに関してはまたいずれの日記で言及したいと思っていますが、それらのことを考慮して改良されたのがG3徹底なんですね。