五十嵐貴久の「1985年の軌跡」、台湾旅行前から機内で読んだ。感想が薄れる前に記録しておこう。
舞台は東京都三鷹市にある都立高校。1985年の都立小金井高校の弱小野球部に剛腕左腕投手の沢渡俊一が転校してきて入部。これまで練習もろくにせず1回戦負けが常だった野球部が沢渡の活躍で変貌。主人公は沢渡ではなく、小金井高校の野球部キャプテンの岡村浩司。個性豊かな野球部員、マドンナである女子マネージャーの金沢真美、野球部の廃止をたくらむ中川校長らとエピソードを交えた青春痛快小説。当時の人気アイドルグループである、おニャン子クラブがサイドストーリとして織り込まれる。
高校卒業後、社会人になり。30代の大人になった部員たち、それぞれの人生も描かれている。1970年代にヒットしたアメリカ映画「アメリカングラフティ風」のエンディングに似ている。
多少、現実から離れてはいるが、野球好きなこともあり、楽しく読めた。この作家は硬派なサスペンス調の作品から大衆受けする青春ストーリーまで守備範囲が広さには感心する。
自分にとっての1985年は2~3月に2回目のアメリカ旅行をした年なので良く覚えている。その年の夏は就活の年で何回か上京していた。暑い夏だった。その反面、おニャン子くらぶは、観てなかったのであまり記憶にないなあ。かつてのメンバーで今は演歌歌手の城之内早苗は知っている。たまにBS歌番組で見かけるけど良い女の色気だしてるよ。

ドラマ、映画化はされていないようだけど、連ドラ化したら面白そう。
野球小説について書いたのでマリーンズについても少し書いておこう。昨日、ソフトバンクと練習試合して2対0で勝利。先発の石川が好投は当たり前というか当然だが、新外国人のブラントンが好投。先発候補に名乗りをあげた。ベイスターズに在籍経験があり、メジャーに定着できず、日本プロ野球界に再挑戦。苦労人だけに一旗揚げて欲しい。
昨日は仕事後、飲み会の予定だったけど延期。タンゴに行くことも考えたけど、真冬並みの寒さ、本降りだったので止め。寝不足だし、真っ直ぐ帰宅は正解だったかな。2月はあっという間に終わった。去年の2月より睡眠時間、短かった。反省。
今日から3月。今月は勤めている会社が株式上場する。良い月になりますように。