田崎健太の「真説・長州力」読んだ。昭和を代表するプロレスラー長州力の生い立ちからアマレスでミュンヘン・オリオンピック出場、新日本プロレス入り、海外修行時代、藤波辰爾へのライバル心、ジャパンプロレス設立、WJの崩壊etc、赤裸々に描かれているノンフィクション。
15章からなる487ページの超大作。何と原稿用紙7,000枚!著者はいくつもノンフィクション作品を出しているが一番の大作とのこと。プロレス・ファンは必読書。
プロレスファンなら誰もが知っているレスラーだが、ミュンヘンオリンピックには韓国代表として出場している。韓国名は郭光雄、日本名、吉田光雄。在日二世。リングの姿からは寡黙で怖いイメージがあるが、インタビューからは真面目で照れ屋の人という感じ。筆者のことを先生と呼んでいるのが印象的だ。
マサ斎藤とは師弟関係にあったことは知っていたが、ある出来事がきっかけで今は絶縁状態とのこと。それは知らなかった。
新日本プロレス創世記にアントニオ猪木に次ぐNo2レスラーだった坂口征二が(←坂口憲二の親父)が90年代、新日本プロレスの社長やっていた頃は随分、儲かっていたようで株式上場間近だったが、創設者アントニオ猪木が反対して実現しなかったらしい。
プロレス人気が下火になったのは総合格闘技に出て行ってまったく勝てなかったことが大きい。長州力は総合格闘技への参戦を反対していたとのこと。株式上場が実現、総合格闘技に出て行かなければ、プロレス界の冬の時代もなかったかもなあ。プロレスは筋書きがあるスポーツ・エンターテインメント。たまにセメント・マッチ(本気)もあるけど。
長州力といえば黒のトランクス、白のリングシューズと長髪がトレードマークだが、若手の頃は見た目は地味だった。
入門時の写真が表紙。当時は短髪。
昨日は一日中、在宅勤務。耐えられないぐらいの睡魔に襲われ、15分昼寝したらスッキリ。仕事を終えた後、今年9回目のジム通い。マシンラン&筋トレ1時間のエクササイズ。ジムの往復ランも含め12キロ。今年の走行距離は392キロ。