奥田英郎の「どちらとも言えません」を読んだ。好きな小説家の一人で東京物語、マドンナ、家族日和、空中ブランコ、ガール、ララピポ、最悪、邪魔、野球の国etcなど結構読んでるなあ。「どちらとも言えません」はスポーツネタを中心にしたエッセイ。スポーツ・グラフィック誌ナンバーに掲載されたものを単行本化。
プロ野球、サッカーJリーグなどのプロスポーツから、アマチュアスポーツの祭典オリンピックまで独自の切口で疑問を呈し、自論、解決策を提案していく。
スポーツ以外のネタも満載。1970年代、日本で初めて行われたイギリスのロックバンドのクイーンの名古屋でのコンサートの話、中学時代の剣道部の話、笑えるねえ。某金満球団の現監督が大学時代「THE」を「テヘ」と発音したエピソードetc、プロ野球選手の暴露話も多数あり。テヘは、あくまでも都市伝説で真相は闇だけど。
筆者は岐阜出身で三十年以上の熱烈な中日ドラゴンズファン。懐かしい名前がいっぱい出てくるね。日本シリーズはその昔、国民的行事だった話。激しくく同意。阪急VSヤクルトの上田監督の猛講義、近鉄VS広島の江夏の21球。あの頃は娯楽が少なく、男は皆視てた。気が付いたら大衆ファンはプロ野球をテレビで視なくなり、いつしか地上波の放送は風前の灯火。
スポーツに興味のない人は興味のないテーマは流し読みしてもOK。エッセイなんで話がつながらないよ~ってことはない。
表紙はアメリカかどっかの裁判官
ちなみに奥田さんは神宮外苑界隈に住み、マラソンが趣味であの辺りをよく走っているらしい。青山まで走った時はそれらしき人を見つけたら、声掛けてみよう。「あのう~、マリーンズファンなんですけど、プロ野球を観る会の飲み会に来ませんか?去年の日本シリーズ語りましょう」と。
その他、マラソン、旅好き、岐阜の隣の三重県出身です!って言えば、暇あったら来てくれそう。そう思わへん?正ちゃん(野球の国を紹介してくれた観戦友達)!
でも良く考えたら、この人の顔見た事ない。おそらく非公開。
昨夜はタンゴレッスン。先生2人含め6人レッスン。これくらいの規模でやるのが一番身に付く。久しぶりのレッスンでどうかと思ったけど、まずまず。やっぱりタンゴは溜めとスリ足がカギ。アルゼンチンパワー貰ったので、また頑張る~。