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レッツゴー!花輪ジロー!

日々の生活を写真とともに。グルメ、ダンス、マラソン、マリーンズ、旅行、本、英語、スペイン語、カラオケ、飲み会の話満載。

新小岩パラダイス~又井健太

2011-12-02 | Book

又井健太の「新小岩パラダイス」読んだ。総武線沿線の新小岩にあるゲストハウス枝豆ハウスを舞台にした青春小説。電車の吊り広告で知って、図書館予約したら、短期間で届いた。

枝豆ハウスの住人、長瀬正志が主人公。25才の正志は何をやっても長続きせず、転職を繰り返し、やっとコールセンターの仕事に慣れたと思ったら倒産して無職に。あげくの果てに同棲相手に財産を持ち逃げされ、どん底と状態なり、枝豆ハウスに住むことに。昔の友達に誘われ、詐欺に手を染めて、闇の世界に入り込む。

枝豆ハウスとは、家賃25,000円で借りれるシェアハウス。リビングを共同で使い、事あることに宴会を開き、明日の心配しなければ、パラダイス。住人は外国人から売れないミュージシャン、オカマのDJと多彩。それぞれの住人がそれぞれの夢を持ち、生きる道を探る。世の中、たいていのモノはカネがあれば手に入るけどカネで手に入らないモノもあるということ。

前回読んだ小杉健司の「父からの手紙」も東京の下町が舞台。こっちは硬派な小説だが、新小岩パラダイスは軽めでやや軟派。詐欺を働く拠点となる事務所は新宿歌舞伎町だけど・・・。

著者は32歳、慶応大学出の新進作家みたいだけど、ホストからバーテンダーまで20以上の仕事の経験があり、40カ国以上を旅した経験があるとのこと。人生は何事も経験です!!!


表紙はコミックぽい

タンゴの先生とケンジリリさんがアルゼンチンに行って、早や10日。ケンジさんのブログによると、ブエノス・アイレスはインフレが凄く、物価が上がっているみたい。ホットドックが数年で1ペソから4ペソに。4倍の値段に高騰か・・。治安もお世辞にも良いとは言えないようだ。いつかは行きたいけど、ちょっと気が引けるなあ。