小池真理子の「無花果(イチジク)の森」読んだ。この人の作品は何冊か読んだことあるけど、前にいつ読んだか忘れたぐらい久しぶり。
映画監督の夫の暴力から逃れるため、失踪する泉と、薬物不法所持の濡衣を着せられ逃亡中の鉄治。この2人が潜伏した岐阜の大崖という錆びれた街で再会。
お互い偽名だが、過去と現在が一本の線でつながるサスペンス・ラブストリー。鉄治が逃亡中に働くBARのおかまのマスターサクラがええ味出してます。こんな人情味にあるオカマさんがやってるBARなら行っても楽しいかも。泉は老画家宅で家政婦として住み込みで働くが、老画家・八重子の強烈キャラ。口は悪いが憎めない婆さんがキーパーソン。しかしDVは許せない。ストレスのはけ口を女性に向けるのは男のクズ。
小説といえ、偶然の出会いが人の人生を変えて、縁は巡りめぐって・・・・。誰しも多かれ少なかれ縁というものは持ってるので縁は大切にしないとね。
この作品は昨年末まで日経新聞の夕刊に連載されていたこともあり、結構人気があるようだ。
新聞の連載小説って読んだ記憶ないけど、この作品なら日経の夕刊が待ち遠しかっただろうね。
昨日、台風だったので、今週は通勤ランできず。今月は月間走行距離は200キロ超え確実と思ったけど、難しくなった。来年1月22日の千葉マリンマラソンのエントリー完了。