変人バンザイ!!

不思議が好きで、立体写真を作ったり、星占いをアレンジしちゃったりする変人。

バブルの果て

2007-12-26 12:13:58 | 時事ネタ
バブルの真っ只中に喫茶店を営業していました。
お客さんに不動産屋さんがいて、銀行の幹部の人とよく一緒にみえられていました。
不動産を担保にお金を借りて欲しいとのこと。
また、担保の不動産の売買に密接な関係のように見えました。
細かい土地を買い、まとめた大きな土地を高く売る地上げ屋が横行していました。
売らない地権者には、裏の人も一緒に動きました。
みんな、持ちつ持たれつのの関係のようでした。
客商売ですから笑顔で応対していましたが、心の中では『絶対、こんなことが長く続くはずか無いよ!』とつぶやいていました。

テレビでは、有名な経済評論家が、「日本は狭いから、土地は絶対下がることは無い」と力説していました。
私はまた、『こんなこと、絶対続かないよ!』って叫んでいました。
今活躍している人を含めて評論家の誰一人、バブルがはじけるのを予想した人はいませんでした。
変人の私だけです。
お客さんから「銀行が、お金を貸すからマンションの部屋の権利を買わないか?と誘われている」という相談を受けました。
止めたほうがいいよって答えたら、世論とかけ離れたことを言う人だって感じで苦笑いされました。
そのあと、みえなくなったのですが、どうされたのか?

日本経済全体が「ねずみ講」になり、バブルがはじけた結果、売り抜けた上位の一部の人が大儲けした他は、ほとんどの人が被害にあいました。
経済の崩壊を防ぐために、銀行に多額の税金をつぎ込んで補填することになりました。
被害者の上前をはねるように。

今年の大問題の「消えた年金」もそうです。
団塊の世代の年金支給が始まり、お金が無いから税金で補填しろという事でしょう。
だったら、団塊の世代が40年余りコツコツ納めた保険料はどうなったのか?
湯水のようにガッポガッポ入ってきたお金はどこにあるのか?
これも、バブルがはじけた影響が少なくないと思います。
多分、バブルの時期に投資として土地を買いあさったんじゃないかな?
その上に施設を建てると付加価値がついて、ますます土地の値段が上がったんじゃないかな?
でも・・・バブルははじけました。
土地の値は暴落し、被害にあった人はお金が無くなり、とても保養どころじゃなくなりました。
あとは毎月、億単位で施設維持の経費がかかり年金を食いつぶしたのでしょう。
それをまた、消費税などで補填するなんて。
一般の被害者は何も救済されていないのに、そこからまた、むしり取れっていう事でしょ。

「オレオレ詐欺で何十万円騙された!」なんて、まだまだ可愛いものかもしれません。
コメント
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