変人バンザイ!!

不思議が好きで、立体写真を作ったり、星占いをアレンジしちゃったりする変人。

千の風

2007-12-28 12:23:39 | 時事ネタ
今年のヒット曲といえば「千の風になって」でしょう。
年末になってまた、テレビで何度も流れてくるようになりました。
墓参りの風習がある日本でヒットしたことは、時代が変化したってことでしょうか?

死者の魂が墓の中にあるか?千の風になっているか?は、私にとってどちらでもいいことです。
私の心の中に・・・、人々の心の中に死者の魂が意識されていればいいんです。

死者の魂そのものは、いつまでも、ここに留まってはいませんし、留まっていてはいけないんです。
墓の中にも、風になるのもです。

魂は完全燃焼されるべきです。
分解に分解を重ねて、原子番号1の水素まで戻るべきです。
水素から改めて次の必要な魂を組み合わせるべきです。
こちらの話はまた、別の機会にして、心の中の意識のほうだけにスポットを当てましょう。

人間にとって、心の中を意識すると良い効果があることは、太古の昔から口伝えや物語、経典などにして伝えられてきました。
鎌倉仏教において、それを知っていた一部上層階級だけでなく、一般にも普及しようと考えられました。
でも、その日暮しで字も読めない人がほとんどの人たちにどう伝えるか?が大問題でした。
墓参りや神社仏閣参り、経典を簡素化した短いフレーズの念仏、座禅という形から入る瞑想など、いろいろな宗派が誕生しました。
それが脈々と現代まで続いているんです。

今、ほとんどの人は字が読めるようになりました。
秘伝だった経典も、求めれば手に入るようになりました。
でも、逆に心の中を意識する人は減っているようにみえます。

その揺り返しが「千の風になって」のヒットに繋がったのではないでしょうか?
深読みかもしれません。
そう思いたいというのが本音でしょう。
コメント
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