「『検証、日米の原発対応』」
(5/15、朝日新聞、〔〕内は私が思ったことです)
3/11に、東日本大震災、福島原発事故が起きて、放水(3/17)の数日前(つまり、3/11から2~3日経って)、米国首脳(=オバマ大統領のこと)が、「日本政府がこのまま原発事故の対応をとらずにいるなら、米国人を強制退去させる可能性がある。」との発言があり、日本政府は動揺したという。
3/17に、ヘリで放水して、菅首相は、「今ヘリが放水しました。」とオバマ大統領に談話で話した。「警察、自衛隊を含め、全組織を動員して全力で対応しています」と。
菅首相は、ヘリ放水の冷却効果は「ほとんどない」事は分かっていたそうだ。それでも踏み切ったのは、オバマ大統領との電話会談までに「日本は本気だ」と示す必要があったから」だという。
(引用終わり)
〔事故直後の初動態勢が、東京電力はちょっとモタモタしたから(社長不在だったり)、米国が自国民を強制退去させるというのは、分かる、それは尤もだと思う。
菅首相は、というより、日本は、アメリカに対して、「我々(日本人)が対処します」とは言えないのだ。〕
(被災地の救援では、米国は「トモダチ作戦」を展開してくれていた)
(引用始め)〕
原子炉格納容器への窒素注入や格納容器に水をためて圧力容器の内部の燃料棒ごと冷やす「冠水」も、米側が当初から主張。東電側の返答は当初の「検討しています」から「やります」に変わっていった。
(引用終わり)
〔今思えば(5/、17現在〕、東電は、炉心溶融をこの時点で分かっていたのかも知れない。けれど、アメリカに合わせて、燃料棒は溶融していないものとして対処を進めなければいけなかったのかも知れない。〕
(引用始め)
3/22に「福島第一原発事故の対応に関する日米協議」が発足。仕切り役の細野首相補佐官は「この会議が日米協力の最高意思決定機関だ」と宣言。「この場ですべての情報を出し共有させて欲しい。過去は問わない。明日から出た情報からお願いする。」
防衛省幹部は、「ここから先は、ミリ(軍)、ミリでやります」と言って情報開示を拒否する場面もあった」
(引用終わり)
〔東電が日本政府に従って「すべての情報を出し」たら、日本の原発の、少なくとも、東電の情報はすべてアメリカにはツツ抜けになるわけだ。そんなこと、あり得るか?
「ミリ、ミリでやります」とは、「米軍、日本軍(自衛隊)でやります」と言う事でしょう。東電は蚊帳の外に置かれるって事? 責任の所在はどこにあるの?
日本にある原子力発電所で事故が起きて、設計したのは日本人で、(許可をしたのは日本政府)、建設工事をしたのは日本人で、運営しているのも日本人なのに、事故が起きたら、彼らは蚊帳の外に置かれて、「ミリ、ミリ」が主役になるの?
事故対応の発表は東電がしているのに、主導権は、東電にはないの?〕
(引用始め)
日米の外相会談(3/17)で、クリントン氏は「米国企業も日本の復興に協力したい」と表明し、日米が日本の復興に向けて協力する「官民パートナーシップ」で合意した。」
(引用終わり)
〔日本復興のためには、一番は、被災地の企業が営業再開できることだと思う。「米国企業も日本の復興に協力したい」とは、全く矛盾していませんか? アメリカという国は、企業が儲かることが最優先なんだと思えてしまう。アメリカを悪く言う気はないのだが。援助をしてやろうという気持ちはありがたいのだが。
アメリカよ、事故が起きたら、というか、「その国の事は、その国に任せる」、というのは、無理ですか? 絶対に、絶対に無理ですか?〕
(5/15、朝日新聞、〔〕内は私が思ったことです)
3/11に、東日本大震災、福島原発事故が起きて、放水(3/17)の数日前(つまり、3/11から2~3日経って)、米国首脳(=オバマ大統領のこと)が、「日本政府がこのまま原発事故の対応をとらずにいるなら、米国人を強制退去させる可能性がある。」との発言があり、日本政府は動揺したという。
3/17に、ヘリで放水して、菅首相は、「今ヘリが放水しました。」とオバマ大統領に談話で話した。「警察、自衛隊を含め、全組織を動員して全力で対応しています」と。
菅首相は、ヘリ放水の冷却効果は「ほとんどない」事は分かっていたそうだ。それでも踏み切ったのは、オバマ大統領との電話会談までに「日本は本気だ」と示す必要があったから」だという。
(引用終わり)
〔事故直後の初動態勢が、東京電力はちょっとモタモタしたから(社長不在だったり)、米国が自国民を強制退去させるというのは、分かる、それは尤もだと思う。
菅首相は、というより、日本は、アメリカに対して、「我々(日本人)が対処します」とは言えないのだ。〕
(被災地の救援では、米国は「トモダチ作戦」を展開してくれていた)
(引用始め)〕
原子炉格納容器への窒素注入や格納容器に水をためて圧力容器の内部の燃料棒ごと冷やす「冠水」も、米側が当初から主張。東電側の返答は当初の「検討しています」から「やります」に変わっていった。
(引用終わり)
〔今思えば(5/、17現在〕、東電は、炉心溶融をこの時点で分かっていたのかも知れない。けれど、アメリカに合わせて、燃料棒は溶融していないものとして対処を進めなければいけなかったのかも知れない。〕
(引用始め)
3/22に「福島第一原発事故の対応に関する日米協議」が発足。仕切り役の細野首相補佐官は「この会議が日米協力の最高意思決定機関だ」と宣言。「この場ですべての情報を出し共有させて欲しい。過去は問わない。明日から出た情報からお願いする。」
防衛省幹部は、「ここから先は、ミリ(軍)、ミリでやります」と言って情報開示を拒否する場面もあった」
(引用終わり)
〔東電が日本政府に従って「すべての情報を出し」たら、日本の原発の、少なくとも、東電の情報はすべてアメリカにはツツ抜けになるわけだ。そんなこと、あり得るか?
「ミリ、ミリでやります」とは、「米軍、日本軍(自衛隊)でやります」と言う事でしょう。東電は蚊帳の外に置かれるって事? 責任の所在はどこにあるの?
日本にある原子力発電所で事故が起きて、設計したのは日本人で、(許可をしたのは日本政府)、建設工事をしたのは日本人で、運営しているのも日本人なのに、事故が起きたら、彼らは蚊帳の外に置かれて、「ミリ、ミリ」が主役になるの?
事故対応の発表は東電がしているのに、主導権は、東電にはないの?〕
(引用始め)
日米の外相会談(3/17)で、クリントン氏は「米国企業も日本の復興に協力したい」と表明し、日米が日本の復興に向けて協力する「官民パートナーシップ」で合意した。」
(引用終わり)
〔日本復興のためには、一番は、被災地の企業が営業再開できることだと思う。「米国企業も日本の復興に協力したい」とは、全く矛盾していませんか? アメリカという国は、企業が儲かることが最優先なんだと思えてしまう。アメリカを悪く言う気はないのだが。援助をしてやろうという気持ちはありがたいのだが。
アメリカよ、事故が起きたら、というか、「その国の事は、その国に任せる」、というのは、無理ですか? 絶対に、絶対に無理ですか?〕