この記事をニュースで見たと思います。(どこで見たか、覚えていません)
ある高校で、「自分で育てた鶏を、自分で解体して、食べる」実習をしたそうです。
「自分で育てた鶏が殺されるところを目をそむけたら、鶏さんに失礼だよ」と、指導されたそうです。
泣きながら、見ていた生徒もいたそうです。
毎日餌をやったりしていると、情が移るのでしょうね。それでも、しっかり見(観)て、「もう鶏肉は食べたくない」と言うのかと思いきや、「この実習をすると、鶏肉が食べられなくなるってゆうのは、嘘だね。おいしいね。」だって。まあ、そうか。
最後の、「肉を食べることは、命をいただくことなんだね」、という一言が、心に残りました。高校生がこう言うのを聞いて、(そうなんだなあ)と、私も教えられた気がしました。
高校生が、瑞々しい感覚で、作業を見つめているところや、最後の、カレーを作って食べている映像を見て、(これが原点だよな)と、私は思わせられたのです。
’仕事’となると、機械的に解体するようになると思うんだけど、それでもやっぱり、動物さんたちの命をいただくこと、この思いを持っていられる人は、幸せ者だな、そう思いました。