地球の危機!

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「負けること」

2008-09-26 14:23:40 | Weblog
「負けること」

『キッシンジャー』 (ウオルター・アイザックソン著、NHK出版)を読もうと思ったのですが、最初のところで give up してしまいました。

当時、キッシンジャーと国務省とは、犬猿の仲だったのですね。

1972年、米中国交回復の時、北京へ向かう飛行機の中で(中でもまだ)、ロジャーズ国務長官は、北京での予定を知らされていなかったのです。

そりゃあ、そうです。毛沢東と会ったのは、ニクソン大統領とキッシンジャーの二人だけだったのだから。

夜の晩餐会にも、ロジャーズ国務長官は、はずされていたのです。

キッシンジャーは、ニクソン大統領に、ロジャーズ国務長官に対する敵意を煽り、

ニクソン大統領は、民主党本部の盗聴を計画します…

この複雑な人間関係に、私は参ってしまいました。

とにかく、中国側との会談は進められ、台湾に関しては、

(引用始め)
毛沢東:
「本当のところ、台湾は、米中間の最重要問題ではありません。これは、むしろ、小さな議題で、我々が直面する真の重大問題の論議がそのために、なおざりにされるようなことがあってはなりません。

台湾問題の解決を急ぐ必要はありますまい。今まで20年も解決がつかなかったのですから。この先20年、いや、100年、このままにしておいても、どうということはないでしょう。」

つまり、台湾問題での大きな進展は、「台湾問題に大きな進展の必要はない」ということである。
                                (引用終わり)

米中コミュニケの最終草案には、アジアの他の地域のことは載っていたが、台湾に関してだけは、触れられていなかった。そこでロジャーズ国務長官は、ニクソン大統領に(そっと)伝えると、ニクソン大統領は激怒した。

(引用始め)
そこでキッシンジャーは、喬冠華と会った。

キッシンジャー:「どこか変更できないだろうか?」

喬:「台湾については、すでに共産党政治局で論議し尽くし、同意を取り付けた問題で、一字一句も変更できない」
                                (引用終わり)


私は、「台湾は、米中に弄(もてあそ)ばれている」という印象を受けました。

台湾の事は台湾の人が決めればよいのですが、アメリカのやり方だと、小国(アメリカ以外)は必ず、アメリカに弄ばれることになると思うからーー私も、日本人としての誇りを、アメリカによって捨てさせられたと思っているのでーーそのことはとても嫌なので、次のことを提案させていただきたいと思います。

「アメリカは負けを選ばない」ではなく、

「負けも有りだよ」にして欲しい。

アメリカ人にとってはつまらないかも知れないが、「負けも有りだよ」の方が、他のこと(→小国)にも、目を向ける余裕がわいてくるだろうと思うのだ。

アメリカがグローバル化を止めないなら、アメリカは、3分割ぐらいにされるべきじゃないかと思う…





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   アメリカよ、イラクから手を引け!!

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