11月19日日曜日、令和5年度産前・産後訪問支援員養成講座 北部会場(市民交流プラザふくちやま)が開催されました。この講座は、京都府健康福祉部こども・青少年総合対策室主催の「子育てピアサポーター養成事業」で、京都府助産師会が運営を行っています。
今年度の産前・産後訪問支援員養成講座 北部会場では、「会場対面式」と「オンデマンド配信によるビデオ視聴」を併せての受講形式となっており、今回は会場対面式での1日目の講座でした。
オリエンテーションの後、きょうと子育てピアサポートセンター桑本さんより、「産前・産後訪問支援員養成事業について」講座がありました。出生数などからみる子育ての現状と、行政のサポート体制、産前・産後支援員の支援内容や支援員養成のこれまでの実績など、概要を学びました。現在、府内15市町村で使用が開始されている親子健康手帳(京都版母子健康手帳)の見本を見ることもでき、京都府の新たな母子保健事業を知ることができました。
続いてアイスブレイクでは、参加者全員で誕生月ごと円になり、自己紹介を行いました。知識を深めたい、これから子育て支援に関わりたい、自分の子育て経験を活かしたいなど、参加した動機は皆さんそれぞれでした。参加者皆さんのお顔が笑顔になり、場の雰囲気が和みました。
お昼休憩後は、きょうと子育てピアサポートセンター桑本さんより、「協働・連携する行政施策、社会資源を知る」~必要なサービスが活用できるように~の講座がありました。母子保健事業に関する行政の仕組みやサービスについて詳しく知ることができました。
続いては「今と昔の妊娠・出産・子育て事情の違いを知る」~子育て世代の心強い支援者になるために~パート1と題して、グループワークの講座でした。テーマは、「妊娠・出産・産後間もない頃、記憶に残っている言動・経験」「最近の子育て世代の妊娠・出産・子育てに関する母親の悩み」をそれぞれ出し合ってまとめ、グループ毎に発表しました。世代や住んでいる地域、環境、仕事がちがう皆さんでグループワークを行い、それぞれちがった思いや経験を共有することができました。グループワークの途中で、ミニレクチャーを行い、知識を深めました。
講座終了後のアンケートを一部抜粋させていただきます。
・自分自身が出産したのは最近だと思っていたのですが、今と違うことが多いと感じました。様々な世代の方と語り合えて勉強になりました。
・色んな職種や色んな想いで参加されていることもしれて良かった。
・支援員がどのような繋がりで活動できるか実際の例を沢山知る機会になりました!皆さんとグループワークし自分も気持ちを思い出し、必要な支援も見えてきました。柔らかな雰囲気で分かりやすく学べました。
次回の会場対面式講座は、1月14日日曜日、会場は同じです。それまでに、オンデマンド配信プログラムを各自で受講いただきます。
※掲載している写真は参加者の了承を得ています。
文責 丹後支部 小室尚子