「京都府産前産後訪問支援員養成講座」
北部会場は2019/1/14成人の日の1日目に引き続き
2019/1/19(土)に2日目が開催されましたので報告いたします。
尚、掲載している写真については参加者の皆さまに同意を得ています。
北部会場からは舞鶴の海が一望できます。
午前中は日本海の冬らしく今にも冷たい雨が降り出しそうな雲に覆われていましたが、午後からは明るく穏やかな日和となりました。
午前中は、
【講座5】
『子供の発育・発達、育てにくさへの対応などを学ぶ~赤ちゃんの視点から子育てを考える~』
国家公務員共済組合連合会 舞鶴共済病院 臨床検査科部長、
小児科医の増田淳司先生より、お話しいただきました。
赤ちゃんの成長と共に変化するお母さんの心配事に応える形で分かりやすく教えていただきました。
長年赤ちゃんとお母さんに寄り添って来られた先生ならではの心温まる内容と雰囲気に包まれ、度々笑顔が溢れます。
【講座6】
『妊娠・出産・産褥の生理的な心と体の変化を知る
~女性の一生に寄り添う助産師の視点から~』
出張専門ひとみ助産院(舞鶴市)の永木ひとみさんによるお話でした。
妊産婦さんの心と体をサポートするための知識や方法を教えていただけました。
エコーの映像や赤ちゃんのお人形を使用したり、お母さんと一緒にできる体操も体験し、リラックスしながらも沢山のことを学ぶことができました。
午後からも講座が続きます。
【講座7】
『妊娠期からの母乳育児支援を学ぶ』
国際ラクテーション・コンサルタント
出張専門つぐみ助産院 越山茂代さんからのお話でした。
越山さんは自宅分娩のお手伝いをされる助産師であり、母乳育児の専門家でもあります。
普段あまり耳にすることのない母乳育児の専門的な知識を、具体的に分かりやすく教えて下さいました。
見たことのない写真や映像、赤ちゃんの胃袋の大きさ模型、風船をおっぱいに見立てた体験は目から鱗、楽しく学ぶことができました。
~参加者の皆様からのアンケートより~
・ 産前産後のフォローが大事なことがよくわかった。産後うつのことが気になります。増田先生が虐待の原因は事故と言われたのが印象的でした。報道では母をすごく責めることばかりですが・・・。本当の苦しみとかわかってあげられなかったのかなと思いを深められました。
・支援員としての心構え、授乳時のポジショニング、教えていただけてありがたかったです。
・最近のお母さんはストレスや疲労が多くて、育児や母乳にも大きな影響があることが分かった。自殺が多いのはショックでした。何か力になりたいと思いました。
・1人目の妊娠中に聞きたかったと思う、目からうろこのお話がたくさんあった。今まで悩んだことや疑問だったことがストンと腑に落ちた。増田先生の細かい説明はわかりやすかったし、医学的に大丈夫と言われて安心したこともあった(薬や寝返りやハイハイなど)。母乳の話の「完母」という言葉はなかったという話が衝撃的でした(笑)。永木さんの声が素敵過ぎて、支援員のスキルに話し方も大事やなーと思いました!
次回の「京都府産前産後訪問支援員養成講座」北部会場は2019/02/02です。
栄養やメンタルヘルス、ハイリスク妊娠・出産、コミュニケーション・スキルなどを学びます。お楽しみに。
文責:丹後支部 八十田