あかるさも静けさも白障子越し 片山由美子
洗いあげた木枠だけの建具を境内のあちこちに立て掛ける。報恩講を迎える前に、本堂奥に続く座敷の障子を、応援を得て張り替えるのだった。晩秋から初冬にかけての風物詩のように繰り返してきた。
北側と東側2面に障子が組み込まれている。本堂との続きのために庫裏を見下ろすほどに床が高い座敷。奥まって静かだ。「一番」の部屋だろうか。
廊下のカーテン越しに、さらに障子を通して差し込むほのかにも明るい光は、快適な目覚めを約束させる。人を喜ばすことの好きな婆さまは、亡き父のために必ずここに寝間を用意してくれていた。
天井の上に屋根裏、床下にも空間という日本家屋の構造は、上下に空気の層を置くことで湿気を遠ざけるのに役立つという。
障子も微妙に作用する。ただし「和紙」ならば。目が詰まったり荒くなって外気を遮断したり取り入れたりと。
人と自然との「融合」、「日本人の自然観」などについてはよく語られるところだ。
湿気の要素を取り除くと日本庭園の美も失われるという。お肌にもよいのだそうだから仲良くしなくっちゃ。
室内に柔らかな照明となって外の光を取り入れてくれる障子。
日常の場では、何かの拍子に無調法し、穴をあけてしまう私。
子供達による、さほどの被害はなかったように記憶している。
さあ、今回はどうだろう…。
3歳という年齢は、指を突っ込んで穴を開ける楽しさを発見するのだろうか。
1年の歳月は姫を大きくさせたことだろう。
だっだっぴろい開放感あふれる空間から、広くてもコマ切れの日本家屋へ、ようこそ。と…、早く迎え入れたいことだ。
洗いあげた木枠だけの建具を境内のあちこちに立て掛ける。報恩講を迎える前に、本堂奥に続く座敷の障子を、応援を得て張り替えるのだった。晩秋から初冬にかけての風物詩のように繰り返してきた。
北側と東側2面に障子が組み込まれている。本堂との続きのために庫裏を見下ろすほどに床が高い座敷。奥まって静かだ。「一番」の部屋だろうか。
廊下のカーテン越しに、さらに障子を通して差し込むほのかにも明るい光は、快適な目覚めを約束させる。人を喜ばすことの好きな婆さまは、亡き父のために必ずここに寝間を用意してくれていた。
天井の上に屋根裏、床下にも空間という日本家屋の構造は、上下に空気の層を置くことで湿気を遠ざけるのに役立つという。
障子も微妙に作用する。ただし「和紙」ならば。目が詰まったり荒くなって外気を遮断したり取り入れたりと。
人と自然との「融合」、「日本人の自然観」などについてはよく語られるところだ。
湿気の要素を取り除くと日本庭園の美も失われるという。お肌にもよいのだそうだから仲良くしなくっちゃ。
室内に柔らかな照明となって外の光を取り入れてくれる障子。
日常の場では、何かの拍子に無調法し、穴をあけてしまう私。
子供達による、さほどの被害はなかったように記憶している。
さあ、今回はどうだろう…。
3歳という年齢は、指を突っ込んで穴を開ける楽しさを発見するのだろうか。
1年の歳月は姫を大きくさせたことだろう。
だっだっぴろい開放感あふれる空間から、広くてもコマ切れの日本家屋へ、ようこそ。と…、早く迎え入れたいことだ。
やはり人間、楽しみを待つときは全てにエネルギーがみなぎるものですね。keiさんの筆致・リズムが違う。滑らかさが違う。これまで以上に明るさは何なんでしょうね。さっすが、姫の力は偉大です。
こちらは21日に49日法要を営みます。それが済むまでは、いくらがんばってみても、少しうつむき加減です。それを通り越したら、完全復活するぞーと意気込んでは見るのですが…。
いよいよ明日ですね!!
姫ちゃん、どんな反応を示すでしょう。私も楽しみです。
障子のある家は少なくなりましたね。
お寺さんなればこそ思う存分障子の素敵さを満喫できるってことですね。
「周りを見回し、指先をちょっと舐めて、ピンと張りつめた白い紙にそっと触れてみる、」
姫ちゃんの初体験なるでしょうかしら?
何かそわそわしてきます。
迎えに出る緊張感なのか、会えることへの胸の膨らみなのか…
そりゃ~~
姿を見つけた時、お互いの顔に笑顔が浮かぶ一瞬、想像するだけで何とも言えない気持ちになります。
四十九日はいつになるのかな?先日ふと指を折ったりしてしまいました。すぐおそばで見ていて下さるのでしょうね。
私みたいな適当な人間が言うことですが、
まあ、そんなに頑張らんでも…
“完全復活するぞー”とそんなに力まんと…
うつむき加減でもいいじゃないですか…
自然体で、そのうち、でいいじゃないですか…
人ごと?いいえ~
いつもいつも元気バリバリではやっていけないよなあ~って思ってしまいます。(私とは違うか…)
大切な法要、ご準備にも追われ大変ですよね。
一区切りをつけられて、それからまたぼちぼちと…
笑わせて下さいませませね。
ただただ無心に動いてる時とは違って、それなりの興味を持つようになっているだろうことがまた楽しみです。
何を考えてるのだろうか、どう感じるだろうか、日本語でどのくらいのおしゃべりをするのか…
3歳、子供たちのころを思い返すしかありませんが、「興味」も尽きません。
ちょっと早めに出て待っているのが好きなのです。
反対方向に行かぬよう…京都始発でいけるのでした! 転ばぬように歩いて行きたいと思います。
あ~~、ホントに何かそわそわ。
行くまでにしておかねばならないこともあるしですが、ちょっと気もそぞろです。
うふふ…やはり早くあの顔に出会いたい!
姫からの最高のプレゼント、もみじのような可愛いお手てと感激のキッス、受けられましたか。
言葉は要りませんね。
お嬢さんへのお魚料理も、朝からてんてこ舞いだったのではないですか。
しばらくは、ブログ本文はがまんしますから、コメントだけはお忘れなく。めいっぱいお楽しみあれ~~!
Keiさんのくらしに、寺社は切っても切れない関りがおありですね、私にはない世界です。
いつも失礼ながら「物珍しく」拝見しています。
子どもの頃の暮れの行事のひとこまでした。
障子の張り替え。
庭先に立てかけた障子に、如雨露で水をかけてました。
貼るときは、母の器用な手つきにみとれてましたが..。
下の段から貼って行くのよ。埃がたまらないように..
なんて、母は言ってました。
子どもはぼこぼこと穴をあけて、貼りかえるまえに
やらせてもらってましたが.。
さて、姫ちゃんはぼこぼこって穴をあけるかしら?
にこっと笑った娘の顔とまず対面。
隣に、小さなキャリーバッグを引いて姫が笑っています!大人びた表情も浮かべています。
目線を合わせ感動の対面でした。
よーくしゃべります。女の子、やはりおしゃべりなのでしょうか。めっちゃくちゃ、かわいいですよ~。
そのうち小さな子がいる生活のペースが出てくるのでしょうね。
今日は南座で“顔見世”を楽しんできてしまいました。
私は在家から寺に嫁ぎましたから、生活の違いも少しはわかる思いです。
「寺も在家もそんなに変わらない」結婚前、それが何を聞いてもの答えでした。
友達からは、それを真に受けているような私を、「ばかだな~」って笑われたりしましたが。
「物珍しい」のでしょうか…
かわいいおしゃべりが楽しいです。
けらけらと笑います…
穴をあけるのにはなんの苦労もいりませんが。
一日がかりで大変です。
まあ、最初はふとしたはずみで…
まあどうなろーと、かまいませんが。
笑って見逃せば、次もあるでしょうね。
たくさんの日本語を覚えることだろうと話しています。すぐに真似しますから気をつけねば。
「それは汚い言葉」、父親から怒られてはかわいそう。(ちょっとわかるのです)