京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 千日回峰行「堂入り」 

2015年10月15日 | 日々の暮らしの中で
  
                                        10.15 夕刊

「回峰行は満行した日数によって、身につけられるものが変わって来る。素足に草履ばきという姿から、三百日以降は足袋を許され、また、それまで手に持っていた未敷蓮華(みふれんげ)の笠もこの日から被ることが許される。
 護法の杖の携帯を許されるのは五百日満行してからだ。一度、杖を持つともう離せなくなり、なくてはならないものになるという。長さ二メートル、最大直径四センチの単なる棒ではなく、まさに行を共にする相棒となる。」
                   『ただ自然に 比叡山・千日回峰行 酒井雄哉 画賛集』より

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  一乗寺界隈を    / 「堂... | トップ |  秋明のころ »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
千日回峰行 (ryo)
2015-10-15 21:02:30
すごいことだと思います。
最後の苦行、9日間のおこもり~
出てこられたときには、もはや生き仏さま
でしょうか..。思わず手を合わせてしまうでしょう。
21日で満願達成なのですね。
無事にこの苦行を終えられますように、
苦行、ryoさん (kei)
2015-10-15 21:30:18
2011年からとありますので5年過ぎたのでしょうか。
3年目までは年に100日間、4年目、5年目は書く200日間。
ちょうど700日間を終えられたところで「堂入り」のようです。
堂入りは9日間で、21日に満行なのですね。
私も詳しいことはきちんと理解してませんで、画賛集を開きながら確かめている次第です。

こんな難行、信じられませんね。本当にすごいことですね。
信者さんの唱える真言が力になることだろうと想像しますが、すごいですね。
後2年については、6年目に100日、7年目で200日の行があるようです。

コメントを投稿

日々の暮らしの中で」カテゴリの最新記事