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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

待てば出会いが

2021年01月15日 | 今日も生かされて

3月下旬並みと気温が上がって、久しぶりに鴨川上流へと向かってウォーキングに出てみた。あてにしていた運動公園の駐車場が開いていたので利用することにした。もうここまで歩いてくる勇気はないので大助かりだ。


ランニングしている数人とすれ違うだけ。目に入る限り花のひとつもないが、日差しがまぶしい。いつもよりぐっと静かなせせらぎの音。水量はずいぶんと少なかったが、こんな鴨を見かけた。初めて見る種類だった。

「普通に人々が、この景色は佳いだのあの景色は悪いだのと云ふ、そんなことは殆ど意味もないことだ。人々の心の奥底を動かすものは、却て人が毎日いやといふ程見てゐるもの、おそらくは人々称(よ)んで退屈となす所のものの中にあるのだ」
佐伯一麦氏はこの中原中也の言葉を引き、「私が自然の風物に寄せる気持ちもそれに近い」と記されている。

「向こうから自ずとやってくるものをじっと待ちうけて」いたら、私も今日、このキンクロハジロとの出会いがあった。
(※キンクロハジロではなくマガンの雑種だろうとご指摘いただきました。訂正いたします)

寒見舞いをだした。

コメント (8)
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