京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

解体、ちょっと修正

2021年01月12日 | 日々の暮らしの中で
薄暗い、火の気のない早朝の本堂は、身がちぢみあがるほどの冷気に包まれている。
ロウソクを灯し線香をくゆらせた。お仏飯からゆげが立ち上がる。
だれ!? 秋だったら軽やかな虫の音があるのだけれど…。目? なんの気配?
幾代と続いた朝のお勤めだ。

薄化粧の朝だった。午後2時を回って歩きに出た。いつもこのくらいの時間に出ることが多い。電光表示は5℃、寒くはなく軽く汗ばむ歩きやすさだった。


昨年末21日には十月桜がきれいに咲いていたが、さすがに幾度かの雪をまとって花はない。それでもこうして薄明るく色を成しているではないか。遠く、東山の連峰も一帯に雲がかかり霞んで見えない。

文章仲間との例会は中止が続く。2月もきっと活動は中止だろう。11月に体調悪く欠席しているので、都合4か月の無沙汰が続くことになる。
一作書き上げたいとメモを採り、構成、展開も練った。順序が違うと書くことがまとまらない。どう書き出そうか、最後の一文は?? 頭の中で思い巡らせ、いつでも書き出せる時間の多さについつい先延ばし。
この甘ちょろさを解体。そして午前中の2時間を有効に使おうと、自分の生活のペースを考えあわせて気持ちに強く修正を加えた。

明日には大阪、兵庫、京都にも緊急事態宣言が発出される見通しだと報道されている。何ごともないような暮らしでも内面では常に細かな修正を加えながら暮らしている。近隣への外出も制限されそうな日々に、メリハリつけて乗り切らなくっちゃなあ…。

コメント (4)
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