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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

野の風情も…

2018年09月10日 | 今日も生かされて
切り取ったぺんぺん草、エノコログサなど、乾燥しても堤に生えていた時の風情を失わない。長く差し向かいで過ごすことの苦にならない私の部屋の飾り花だ ――と読んだので、そんなに素敵なものなのかと真似をしていた。
花瓶に投げ入れておくといつしか乾燥花に。たしかに。けれど、種なのか細かなものがいっぱいこぼれ始めて、たまらず捨てることにした。

ここ数日続いた雨はようやく午後に上がり日差しも出た。孫娘から「今日は学校お休み」だとメールが入った。とすれば弟のほうもだろう。昨夜遅くから大雨警報が出ているのに気づいたが、昼になっても継続中とかだった。こちらではさほどではなかった。
雲の流れや風向きから勘や経験、理性を働かせ、明日のお天気を予想する高齢者が身の回りにはいたものだ。けれど彼らの予想も、自分たちの暮らしにかかわる地域に限られ、しかも雨量まで予測はしきれなかった。

秋の虫の声が高く澄むようになってきた。彼らはこの一週間というもの雨風に耐えてどこに身を潜めていたのだろう。
寒くて、開けていた窓を閉めた。と、虫の声も遠く低くなった。

コメント (2)
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