常照皇寺(右京区)の方丈を爽やかな風が吹き抜け、ロウソクの炎は心もとなく揺らぐ。鴨居の上に、ご本尊の釈迦如来像がお立ちです。
自分がどれだけ世の中の役に立っているかより
自分が無限に世に支えられていることが
朝の微風の中でわかってくる と、現代念仏詩人の榎本栄一さん。
人のために、などと声高な言上げが見苦しく思える。
「光は智慧を表す。
智慧とは暗闇を照らす光です。
智慧の光は外から得るものではありません。誰もが自分の内に持っているものなのです。
それに火を灯す。
自分の内にある智慧に気づくことが即ち火を灯すこと…。」 (『花のように生きる。』平井正修)
誰も参拝者のいない縁の端っこに腰をおろして、“作文”のまとめ方に思いを巡らしていた。皇室ゆかりの禅寺は哀しいほどに荒れている。
自分がどれだけ世の中の役に立っているかより
自分が無限に世に支えられていることが
朝の微風の中でわかってくる と、現代念仏詩人の榎本栄一さん。
人のために、などと声高な言上げが見苦しく思える。
「光は智慧を表す。
智慧とは暗闇を照らす光です。
智慧の光は外から得るものではありません。誰もが自分の内に持っているものなのです。
それに火を灯す。
自分の内にある智慧に気づくことが即ち火を灯すこと…。」 (『花のように生きる。』平井正修)
誰も参拝者のいない縁の端っこに腰をおろして、“作文”のまとめ方に思いを巡らしていた。皇室ゆかりの禅寺は哀しいほどに荒れている。