京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 否定形

2011年08月05日 | 日々の暮らしの中で

あのアメリカを襲った同時多発テロ・9.11事件が、まもなく10年を迎える。
追悼の集会や式典が行なわれるのだろう跡地付近で、様々な思いを言葉にしたカードが掛けられたニュース映像を見た。

「ALWAYS  REMEMBER」とあったが、なぜ「DON’T  FORGET」ではないの?という思いが一瞬よぎった。あなた(がた)のこと…、事件のこと…。

ところで、スチュワーデスの接客マニュアルには、「お客さまに否定形で答えてはならない」というのがあると以前読んだことがあった。「ございません」と言わずに、「こちらだけになっております」という具合だ。
日常でも耳にすることがある。「ないのね!?」と念を押したくなる私は別として、一般的にはマニュアルのように奥ゆかしいとされるのかも知れない。

否定形を遠ざけることができたら、しっくりとソフトムードの社会になるだろうか。忍耐強さが増しての~んびりと、気長に相手の言葉を待つかも知れない。が、相手の言葉を最後まで聞かなければ判断がつきかねて、いらちが増える可能性もありそうな~。
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 猛暑日の午後

2011年08月05日 | 日々の暮らしの中で


丈の高い植え込みの横に置かれたベンチ、日差しは遮られ極楽の風が吹いてきます。

暑さに負けない体力を、いや待てよ…あまりにも無謀かと思い直してみたりの挙句、好き好んで午後から自転車での外出となりました。
暑さもピークに達する午後2時、めったに人の姿も見かけない園内のこの場所で頭をひねり、本を読んで過ごしていました。居眠りしていたかどうかさえ記憶にありません。

振り返れば、こんなに緑豊かな一画です。炎天、草取りに精を出される姿が目に入りました。その労を心の中でねぎらいつつも、「心根に秘めた気丈さ」が魅力のゆずさんがかわいくてたまらない世界に浸っておりました。

自然の涼を求めて、数時間を過ごした四日夏の午後でした。
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