あのアメリカを襲った同時多発テロ・9.11事件が、まもなく10年を迎える。
追悼の集会や式典が行なわれるのだろう跡地付近で、様々な思いを言葉にしたカードが掛けられたニュース映像を見た。
「ALWAYS REMEMBER」とあったが、なぜ「DON’T FORGET」ではないの?という思いが一瞬よぎった。あなた(がた)のこと…、事件のこと…。
ところで、スチュワーデスの接客マニュアルには、「お客さまに否定形で答えてはならない」というのがあると以前読んだことがあった。「ございません」と言わずに、「こちらだけになっております」という具合だ。
日常でも耳にすることがある。「ないのね!?」と念を押したくなる私は別として、一般的にはマニュアルのように奥ゆかしいとされるのかも知れない。
否定形を遠ざけることができたら、しっくりとソフトムードの社会になるだろうか。忍耐強さが増しての~んびりと、気長に相手の言葉を待つかも知れない。が、相手の言葉を最後まで聞かなければ判断がつきかねて、いらちが増える可能性もありそうな~。