京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 「近ふて遠き」ところ

2011年08月03日 | こんなところ訪ねて
 

計画的行動ではないから、ここを訪れる目的があったわけではない。多くの場合にそうなのだが、候補地だけはいくつか挙がっているので、今日は出られそうだとなるとバタバタと慌しく外出する。時間的なゆとりだけでない。当然、よし行こう!と一歩踏み出すエネルギーが湧くかどうかだ。この暑さなのに、気持だけは元気な朝だった。
              
               仁王門 
「近うて遠きもの」のひとつとして清少納言が挙げる「鞍馬の九十九折といふ道」、今日は鞍馬寺金堂を訪ねてみることにした。俗界から浄域への結界とされる仁王門までは駅前からすぐだが、俗界とされるここからの眺めは好きだ。
             由岐神社へ
         
        本殿前に神木杉              義経供養塔

学生時代の研究会仲間での「源氏万葉旅行」、12月に鞍馬側から奥の院へと木の根道を経て貴船神社まで歩いた思い出深い場所である。鞍馬前駅に降り立つのは、友人たちと鞍馬温泉へ行って以来だから6年、7年は経っている。

 
 
      
八丁七曲がりの九十九折参道、息が弾む。汗を滲ませ写真を取りながら、一歩一歩本堂金堂へと
向かう。   
          阿吽の「虎」

   「火祭りや鞍馬も奥の鉾の宿」    山口青瓢は鞍馬が生んだ俳人である。
本殿から奥の院へは30分、行きかけて断念… 疲れました~
次回は貴船からたどってみたいと心に期した。 

コメント (4)
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