KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

懐かしい味。

2018年05月05日 | 歳時記
ここ7年くらい
ほとんど車の運転はせず
通勤も徒歩にしている。

雨の日も、風の日も、
雪の日も、嵐の日も、
歩いて出勤している。

ところが先日、脚を捻らせて
関節を痛めてしまった。

そのうち治ると
放っておいたが
だんだん酷くなってきた。

という訳で大事をとって
ある日タクシーを使った。

乗って早々運転手さんは
「ヒマです」とぼやいた。

このご時世、客が
タクシーを拾うのでなく

タクシーの方が
客を探すのだという。

ちょっとでも
手を挙げたと見るや
反対車線でもUターン。

いやはや。なんとも。

バブルのころタクシーを
拾えず何キロも歩いたり
近距離は乗車拒否されたり。

それを思うと隔世の感がある。

痛くて歩けないので
会社のすぐ前に
車をつけてもらった。

あれ?と、運転手さん。

晋南さんですか?

そうです。会社ご存知ですか?

私の実家、
KYOKUさんちのとなりだから。

えぇ?それじゃI井さん?

そうそう。私、I井の長男。

私は KYOKUです。KENZOです。

おお!KENZOくん。

高校生の頃よく
ラーメン食べに来てたよね。
× × × ×

かつて国道沿いにあった
ラーメン名店「北の味」。

I井さんのお父さまが
経営なさっていたお店。

授業をさぼって
よく食べに行ったものだ。

あのラーメン。

とにかく最高に
美味かったんですよ。
× × × ×

ヒザを痛めなければ
タクシーにも乗らず
一生思い出すことは
なかっただろう

あの「北の味」のラーメン。

特にしょう油が好きだった。

I井さんに会えて嬉しかった。kyokukenzo
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