今年は元旦早々に少し気の沈む出来事があった。いっそ気分を絵にしてみようと思い、なし崩しに描きはじめたものが先日完成した。なんとも殺風景でうすら寒い作品に仕上がった^^;。しかも50号の大きさなのでその寂寥感もひとしおである。色彩も黒や茶・アンバーやアイボリーなどの渋いというか、ほとんど生気のない配色である^^;。わずかな人の気配は、小屋の窓の弱い灯りだろうか。私としては気に入って、さっそく居間に飾ってあるのだが、家族の評判はいまひとつ。「気が滅入るから、はずしてくれ」と冷たい反応。しかし1日も経つと、すっかり壁に馴染むもの。アートはインテリアなり^^。
かつて、アラスカ上空を飛行中に、夜明けの薄明かりにほとんどひとけのない森と沼地が果てしなく広がる光景を見た。まれに、小屋らしきものが見え道が確かにあるのを確認でき、とてもほっとしたことを思い出す。
たまには、寂しい絵も良いものだ。
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